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【MLB2020】プロ経験皆無でジャイアンツのベンチコーチになったカイ・コレアを早く見たい!女性コーチにつづき斬新な抜擢

プロ経験無しでMLBの現場の中心へ

 本日はニュース記事という訳ではなく、少し前に決まっていたことにあらためてフォーカスする記事です。2020年からゲーブ・キャプラー監督による新体制になったサンフランシスコ・ジャイアンツの現場。

 色々とイノベーションを考えていて、そのうちの目玉となるのがアリッサ・ナッケン氏によるメジャーリーグ・レベルでの初の女性コーチ就任でした。監督付のアシスタント・コーチで、ご本人の大学での専攻なども考えると実質的にフィジカル・コーチに近い仕事になるかと思います。

 それだけでもかなり刺激的で、とても新しいことを試みようとしているジャイアンツです。その点から言っても、今回の新型コロナウィルスの感染拡大予防によるシーズンの延期は痛いところですね。

ベンチ・コーチも斬新

 斬新なのは女性コーチ就任だけではありません。ジャイアンツは実はすごい人材を抜擢していたのです。それが今回記事にしたカイ・コレア氏です。

カイ・コレアはプロ経験皆無

 YOUTUBEで内野手のインフィールド・ドリルをご覧になったことのある方はカイ・コレア(Kai Correa)という名前はご存じかもしれません。ただ、彼の名前を知ったのはおそらくそれが最初だったのではないか?と思います。私もそうです。それもそのはずで、彼はメジャーリーグのプレー経験どころか、マイナーでのプレー経験もなく、さらに独立リーグでプレーした経験もありません。つまり、プロ経験が皆無なのです。

カイ・コレアの略歴

 カイ・コレア氏は、ハワイ州オアフ島出身。ホノルルのある島ですね。1989年生まれの31才(2020シーズン)。非常に若いですね。フルネームはカイノア・T・コレア(Kainoa T. Correa)。ポルトガル系の方だそうです。身長は小さく見えますが、5フィート9インチで175cmはあるようです。

大学では大成せず

 高校はハワイ島にある公立のワイアケア・ハイ・スクールに進学。ここでは2塁手として活躍したようです。高校卒業後はワシントン州タコマのピュージェット・サウンド大学(University of Puget Sound)に進学。2007年と2008年のスタッツが残っていますが、主にバックアップロールだったようで、2年間で3打数1安打、打点1という成績が残っています。選手としては大成しませんでした。

 USヒストリーの学士です。

大学コーチですぐに手腕を発揮

 興味深いのは4年間の現役でのプレーの後、すぐに母校のコーチに就任したことです。もっとも1年めの2011年はアシスタントで、実質的に主務のような仕事をやっていたようです。スカウティング、インフィールド・コーチ、サードベースコーチ、勉学のアドバイザーなど。

 2012年から本格的にコーチに。就任後いきなりフィールディング・パーセンテージが前年に比べ、19%も向上。早速、手腕を発揮しました。

 2013年にはさらに前年から2%も向上させ、結果としての.955は1999年以来、ベストなリマークを記録しました。

 ピュージェット・サウンド大学では、守備、ランナーコーチだけでなく、チーム強化やコンディショニングなど今の基礎となる幅広い経験を積んでいます。こちらには2014年まで在籍。その後手腕を買われ、別の大学に。

コロラドの大学

 コーチで身を立てるのは本当に稀有なケースだと思うのですが、カイ・コレアはその後ノーザン・コロラド大学(University of Northern Colorado)に2015年から2017年までコーチとして就任。

 なお、2015年の就任当初はボランティアでの勤務だったため、本人がツテを頼りいに売り込みに行ったのかもしれませんね。ただ、すぐにフルタイムで、お給料の出るコーチに登録されました。

UNC時代のプロフィール

 ここでも2017年にフィールディング・パーセンテージを改善。.971にし、リーグでの活躍に貢献。

ついにプロの世界に

 そしてカイ・コレアは2018年にクリーブランド・インディアンスのマイナーのインフィールド・コーチに就任。アリゾナのリーグのマイナーでインフィールド・コーディネーターに。

 2019年にはなんとインディアンスの全体の守備を見るディフェンシブ・コーディネーターに!

 そして評判が評判を呼び、今回、ゲーブ・キャプラーが声をかけ、晴れてメジャーリーグ・レベルのしかもベンチコーチという最重要ポジションを任せられるようになったのでした。

 なんともすごいサクセスストーリーですね。

 インディアンス時代の動画です。

 内野手のインフィールド・ドリルに関しては後日に記事を書こうと思います。今回書くと論点がぼやけるので。

 こんな人生もあるんですね!驚きです。ジャイアンツはスモール・ベースボールをやってきたクラブですので、ゲーブ・キャプラーの体制になっても彼の役割は重要なものとなるでしょう。

 早くシーズンが始まってベンチでのカイ・コレアやアリッサ・ナッケンを見てみたいものです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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