「さらば」E・ロッド、デトロイトでも良い投球を
現地2021年11月15日、大きなディールが決まったようです。
レッドソックスからFAとなり、クオリファイング・オファーを提示されていた左腕のエドゥアルド・ロドリゲスがタイガースとサインしました。
E・ロッドは出ないと踏んでいた筆者ですが、これは外れました。どうやらタイガースのマルチ・イヤー・ディールがレッドソックスを上回った模様です。
契約情報
現地2021年11月15日時点の情報では、タイガースはE・ロッドに5年/$77Mのディールでサインに持ち込んだ模様。金額は、ジェフ・パッサン氏の情報では$77M-$80Mというレンジでしたが、どうやら$77Mで決した見込みです。
こちらオフィシャルになればここにリライトします。その他、現時点でわかっている情報としては・・・
- ノートレード条項あり
- $3Mのインセンティブあり(よって、$77M、Maxで$80Mかと)
- 2023年終了後にオプトアウトあり
レッドソックスのオファーは3年か?
こちらも正式な数字でないことはお断りしておきたいのですが、レッドソックスがE・ロッドにすでにマルチ・イヤー・ディールを提示していたのは先の記事でも書かせていただいたとおりです。
レッドソックスの提示はおそらく、2022年のQO $18.4M+2年の計3年。金額はわかりません。
タイガースの$77Mの提示をAAVにすると$15.4Mなので、2022年だけで言えばQOより低くなります。
4月7日が誕生日のE・ロッドは2022年の開幕時は28才ですが、実質29才のシーズン。もしレッドソックスが3年の提示なら31才まで。一方、5年のタイガースなら満年齢で33才までということに。
+2年のパファーマンスの判断
レッドソックスの提示年数は現状の環境で行けば、おそらく考え抜いたべスト。ただ、E・ロッドのピッチング・スタイルから言って、寿命は長いと思います。
現在はMid-90mphをベースにチェンジアップで打ち取るスタイルですが、3年後はおそらくLow-90mphからhigh-80mphをベースにしたそれということに。何か変化球を加える必要が出てくる可能性も。
3年後に4-5回で3失点というスタイルを覚悟し、それでもローテーションを回す1員として評価するなら、+2年もあったとは思いますが、E・ロッドにとってタイガースの提示に魅力を感じたのなら致し方ありませんね。
TOR、LAAも関心
E・ロッドにとりわけ熱心だったのは、タイガースのほかにブルージェイズ、エンゼルスであったとも言われています。ALイーストのブルージェイズはなんとか避けられました。
タイガースのローテ
まだ記事にしたためていませんが、タイガースが非常に良いんですよね。
まず投手力ですが、今季はまだ助走のような状態でしたが、来季以降は疾走が見込まれる素晴らしい投手陣が控えています。
- エドゥアルド・ロドリゲス(13勝8敗/ ERA 4.74)
- ケイシー・マイズ(7-9/3,71)
- タリク・スクーバル(8-12/ 4.34)
- マット・マニング(4-7/ 5.80)
- スペンサー・ターンブル(4-2/2.88) 2021年はノーヒッター。
- マシュー・ボイド(3-8/ 3.89)
- マシュー・ボイドはトミー・ジョン手術で2022年は全休予定。今オフ、ノンテンダーの可能性もあります。
タイガース、SSもFAで獲得する見込み
すでに今オフ、レッズの正捕手のタッカー・バーンハートをトレードで獲得したタイガース。元捕手のA,J.ヒンチ監督らしい、扇の要から固めました。
アグレッシブなタイガースはこのオフ、SS市場に参戦の見込みで、カルロス・コレア、コーリー・シーガーに関心を寄せています。今オフ、SSはいい選手がFAとなっていますが、ハビアー・バイエスや、トレバー・ストーリーなども含めて、タイガースは注目されているFAのSSの誰かを獲得することになりそうです。
E・ロッドのトランザクション
エドゥアルド・ロドリゲスは、ベネズエラの出身で、もともとは2010年1月にアマチュアFAとしてオリオールズとサイン。当時、17才です。
2014年のトレードデッドラインで、レッドソックスに移籍。レッドソックスからはアンドリュー・ミラーがオリオールズに移籍しました。
2015年、22才でメジャーデビュー。2019年には203.1イニングで19勝6敗、ERA 3.81をマーク。
2020年はCOVID-19の後遺症でシーズンをオプトアウト。今季、後半に元のE・ロッドの姿を見せてくれるようになっていました。
タイガースでも良い投球を見せてもらいたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント