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【MLBトレード2021】レイズがツインズからネルソン・クルーズをトレードで獲得!ポストシーズンにロックオン!

MLB移籍/FA情報

ネルソン・クルーズがトレードでレイズへ

 また、タンパベイ・レイズがやってくれましたね。現地2021年7月22日、トレードデッドラインを間近に控え、タンパベイ・レイズが右の大砲をゲット。ツインズからトレードでネルソン・クルーズ( Nelson Cruz)を獲得しました。

その詳細を見てみます。

トレード概要

 このトレードでは4人が動くことに。2対2のトレードとなりました。

レイズGet

  • ネルソン・クルーズ(Nelson Cruz/ 41)DH/ 右投げ右打ち
  • カルビン・フォウシェー(Calvin Faucher /25)RHP

ツインズGet

  • ドリュー・ストロットマン( Drew Strotman/ 24)RHP
  • ジョー・ライアンJoe Ryan /25)RHP

 ネルソン・クルーズ以外の選手は、全て右利きの投手が動くこととなりました。レイズですが、ドリュー・ストロットマンが40manロスターだったため、ネルソン・クルーズ獲得によりスペースを空けることはありませんでした。投手枠にそのままネルソン・クルーズを入れるようです。

レイズが補強に動いた3つのポイント

【1】念願の獲得

 もともとレイズはネルソン・クルーズ獲得に非常に熱心でした。現地2018年12月27日、ツインズはマリナーズからFAとなっていたネルソン・クルーズを獲得したわけですが、このとき非常に熱心に獲得に動いたのはレイズ。

 もっとも、この頃、レイズはエドウィン・エンカーナシオン獲得にも動いていたわけですが、ネルソン・クルーズのバットが本命でもありました。

 2019年のツインズとの契約は1年$14Mで、$12Mのクラブオプション(2020年)、バイアウトは$0.3M という内容で、ツインズは連覇を目指すべく、早々にオプションを行使。

 そして2020年終了後、FAとなったネルソン・クルーズ。NLがDHを導入するかどうか、見極めていたわけですが、結局導入はないということで、ツインズと$13M(2021)でサインしていました。オプションはついていません。 

 ここ数年のネルソン・クルーズの経緯を記してきましたが、何を言いたいかというと、レイズはとんでもないいい条件でクルーズを獲得したということです。

【2】支払残はたったのM!

 一流選手が動く場合、元の所属先のクラブが給与を一部、あるいは全額を肩代わりするケースがありますが、今回、ツインズはレイズに対して肩代わりはしません。

 コストを気にするレイズにとっては痛い出費かと思いきや、これが相当にお買い得なのです(あまりいい表現ではありませんが、ご容赦を)。ネルソン・クルーズの$13Mのサラリーを所属期間によって割ると、レイズが負担する残額はざっと$5M。ネルソン・クルーズがたったの$5Mです!

 エリック・二ーアンダーGMは絶妙のタイミングでゲットしたことになります。

【3】レフティーに弱い打線に追い風

 レイズは2021シーズン、現地2021年7月22日時点で対左投手に対して(先発もリリーバーも含む)、打率は.226、OBPは.303、SLGは .380。これは打率で言えば、MLB30クラブ中26位の成績。左投手に弱いのです。ちなみに、MLB NO.1はどこかというと、ナショナルズで打率.274を打っています。

 しかし、ネルソン・クルーズは左投手に強く、105打数38安打、6HR。キャリアでは打率 .300、OBP .387、SLG .575。

BOSTON対策でもある  

 レフティーと言えば、レッドソックスのエース、クリス・セールがあと数試合のマイナー・リハビリを終えてビッグリーグに帰ってきます。

 レイズは現地2021年7月22日時点でレッドソックスと13試合を残しており、ここでクリス・セールがぶつけられる可能性ももちろんあり、その時の対策の1つにもなり得ます。

 ちなみに、VSクリス・セールの対戦成績は、29-9で打率.310。

 もっともレッドソックスとばかり対戦するわけでもなく、クリス・セール1人と対戦するわけではありませんので、あくまで1つの要素に過ぎませんが、首位争いをしているレッドソックスにとってはやはり厄介な存在ですね。ゲーム後半のジョシュ・テイラー、ダーウィンゾン・ヘルナンデスもレフティーです。

 オリオールズのジョン・ミーンズ、ヤンキースのジョーダン・モンゴメリー、アロルディス・チャップマンなど東地区上位のライバルとの対戦にも有効。

選手プロフィール

 簡単に選手のプロフィールを。

【レイズ】ネルソン・クルーズ=衰え知らず!

 ネルソン・クルーズは7月1日に41才になったばかりですが、衰え知らずなのはご承知のとおりです。

 2021年もオールスターに選ばれました。シーズン成績は現地2021年7月22日時点で、85試合で296-97、打率.294、OBP .370、SLG .537、HR 19、RBI 50、二塁打13。ついでに盗塁も3つあります。

 上記の記事にも書いていますが、2014年、33才を超えてからさらに凄みが増しているという素晴らしいプロフェッショナル。シルバースラッガー賞4度受賞も2014年以降のことで、2019年から2年連続受賞中。

【レイズ】カルビン・フォウシェー

 レイズがGetした右腕のカルビン・フォウシェーは、まず表記が微妙です。Faucherなので、ファウチャーかもしれませんが、フランス由来のお名前のようなので、だとしたらフォウシェーという発音かと思い、そのように記載しています。

 こちらは1995年9月22日生まれの25才。UC(University of California)アーバインの出身で2017ドラフトのツインズの10巡目指名の投手。リリーバーです。

 未デビューで、2021年はダブルAスタート。リリーバーゆえ、マイナーでもイニングはそれほど投げておらず、今季は19試合で30.2IP、SO9は高く、12.3。しかしBB9が7.0。コントロールが課題のようです。レイズはこういう投手を修正させるのが上手ですから、ひょっとしたら、早めに上げてくるかもしれませんね。ちょっと肘を畳むのが怪我をしないか心配ではあります。

【ツインズ】ドリュー・ストロットマン

 ドリュー・ストロットマンは1996年9月3日生まれの24才。まもなく25才になります。ドラフトは2017年レイズの4巡目指名。

 今季、レイズの40manロスターに入っていましたが、未デビュー。スターターで2021年はレイズのトリプルA、ダーラム・ブルズに所属し、12試合に先発。58.1 イニングを投げ、7勝2敗。ERAは3.86。SO9は9.6、BB9は5.1。

 なかなかいい雰囲気をもった投手です。

【ツインズ】ジョー・ライアン

 ツインズがGetしたジョー・ライアンは1996年6月5日生まれの25才。ドリュー・ストロットマンと同じ年です。高卒時にジャイアンツから39巡目で指名されるもカリフォルニア州立大学スタニスロース校に進学。2018年のドラフトでレイズから7巡目指名を受け、プロ入り。

 未デビューで、2021年はトリプルAダーラムに所属。12スタートで57.0イニングを投げ、4勝3敗、ERA 3.95。SO9は11.8、BB9は1.6。

 今回動く計3名の右腕の中ではもっとも完成度が高いです。これはツインズは喜ぶでしょうね。

 レイズはまもなくデビューの2人を放出。レイズにとってはこれから回収しようかという二人のプロスペクトの放出でしたが、今ドラフトでは21名を獲得できたので、プロスペクトが枯渇するような状況ではありません。

 この辺はさすがですね。

 ネルソン・クルーズは現地23日(金)のインディアンス戦から出場予定です。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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