現地2018年3月8日は移籍市場に動きがありました。
注目されていた2人の大物の移籍先が決まりました。
ムスターカスは結局KCRに
まずはロイヤルズからFAのマイク・ムスターカス(Mike Moustakas)。2007年アマチュア・ドラフト1巡めで入団して以来ロイヤルズ1筋で、今回のFAでさすがに動くと思われていたのですが、結局、ロイヤルズに再加入となりました。
37HR/85 RBI
2017シーズン、38HRを放った左の大砲で、85打点、打率.272でバランスのいい打撃をするバッターですので、ロイヤルズにすれば残る形となって一安心ですね。
QOより低い
1年650万ドル、ボーナスで最高227万ドルとなります。2年めはmutual(ミューチュアル=双方)で選手側・球団側双方の合意に基づき延長されます。
2017年12月に出されたクオリファイング・オファーが1,740万ドルでしたから、このまま受けていれば・・・とも考えたくなりますが、ムスターカスの成績なら高く売れると思うでしょうね。今年のFA市場はなかなか厳しいです。
3Bは25才のチェスラー・カスバート(Cheslor Cuthbert )が見込まれていましたが、ムスターカスに決まりました!ロイヤルズ、今季の布陣をみるとやはり投手が弱いので、打ちまくるしかありません!
カーゴも残留へ
さて、ロッキーズからFAとなり、動向が注目されていたカーゴことカルロス・ゴンザレス(Carlos Gonzalez)も残留という形になりました。まだオフィシャルではないものの、決まりと見ていいと思います。1年契約のようです。
GG3度、SS2度
オールスター3度、ゴールドグラブ賞3度、シルバースラッガー賞2度受賞の非常に優秀な外野手のカルロス・ゴンザレスも動くと見られていたのですが、意外にも飛びつかれるようなオファーはなかったようです。
2017年の年俸が2,000万ドルの高額だったことが災いしたかもしれません。あとはコロラド割と言いますか、クアーズ・フィールドが高地ゆえボールが飛びますので、その辺の事情も考慮して実際の実績より少し割り引いた数字で考慮されたかもわかりません。
2015年に40HR
今季32才になるカルロス・ゴンザレスは2015年に40HR、2010年には.336の打率を誇った好打者ですが、やや下降気味なところがあります。前年は.262、14HR、57RBIにとどまりました。
実はロッキーズは外野が固まっています。カーゴ抜きで、LFがイアン・デズモンド、CFがチャーリー・ブロックモン、RFがジェラルド・バーラの布陣をひけます。前年はRFがメインだったカーゴ、一応外野はすべて守れますが、今季はなかなか厳しい立場になりそうな感じです。
しかし、ロッキーズ全体で見れば、カーゴの存在というのはやはり大きいと思います。また輝いて欲しいです!
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