スポンサーリンク

【MLBポストシーズン2020】パドレスが9人のリレーでシャットアウト勝利!2006年以来のNLDS進出決定!

D・スタメンからローゼンタールへ計9人

 現地2020年10月2日、ナ・リーグのワイルドカード・シリーズで唯一、Game3まで進んだカージナルス@パドレス戦が行われ、パドレスが中盤に均衡を破って先制。追加点を上げ、そのまま逃げ切って見事にNLDS進出を決めました。

 パドレスがNLDSに進出するのは2006年に地区優勝をして以来、実に13年ぶり。5度目のNLDSとなります。

2006年のパドレス

 横道にそれますが、2006年に地区優勝した時のパドレスはブルース・ボーチーが指揮を執った最後の年。クローザーにトレバー・ホフマンがおり、ジェイク・ピービーがスターターの中心。そして打者ではエイドリアン・ゴンザレスがチームを引張り、マイク・ピアッツァがマスクをかぶっていました!懐かしいところではCFにマイク・キャメロンがいましたよ!

2006年はWBCで大塚投手がペトコで胴上げ

 横道ついでにもう一つ。2006年でパドレスの地元、ペトコ・パークと言えば、我が侍ジャパンが第1回WBCでキューバとの決勝を制し、優勝した年でもありました。クローザーを務めた大塚投手が最後にガッツポーズしたのがこのペトコ・パーク。死闘を演じたあの大会と同じ年に、パドレスが地区優勝を果たしていたのでした。

ジャック・フラハーティに対してオープナー

 Game3の先発はNO Planだと言うほど、ジェイス・ティングラー監督は、Game2にかなりのエネルギーを注ぎ込みました。先発がいない中、ジェイス・ティングラー監督が選択した手段はやはりオープナー。もうこれしかありませんからね。

 カージナルスはもはやエース級のジャック・フラハーティを起用。ストロングスタイルVS知恵の対決というところでしょうか。

タティス・ジュニアがからむ

 こちらはこの日のパドレスのスタートの面々。

 この打線の流れですが、なかなかすごいです。タティス・ジュニアは言うに及ばず、マチャード、ホズマーを凌いだとしてもトミー・ファムが当たっており、一息つきたいところにさらに当たっているミッチ・モアランド、ウィル・マイヤーズがいます。ようやくキャッチャーのオースティン・ノラで一息はつけるものの、BB 3と油断はなりません。やっと9番かと思ったら、ジェイク・クロネンワースが当たっているという、そのような流れです。非常に厄介な打線。要は、序盤・中盤・終盤とスキがないねというところです(将棋界のあの迷言か!?)。

  ジャック・フラハーティは2回裏に満塁のピンチをしのぎきったものの、4回裏にもランナーを二人背負う展開で、ちょっと厳しい内容が続いていました。

 中盤の5回裏、ついに均衡が破られます。きっかけはやはりフェルナンド・タティス・ジュニア。タティス・ジュニアは1アウトからLF線に二塁打。つづくマチャードが2Bポップフライでチャンスを潰したものの、4番のエリック・ホズマーがCFへタイムリー二塁打。パドレスが1点を先制。

またしてもタティス・ジュニアがからむ

 7回裏、カージナルスはアレックス・レイエスがマウンドに。レイエスはヒットとフィルダース・チョイス(2Bの悪送球)でノーアウト2・3塁の大ピンチを迎えます。ここでバッターはフェルナンド・タティス・ジュニア。ゲームを決めかねない場面でカージナルスベンチの選択は、タティス・ジュニアの敬遠。ノーアウト満塁に。

 バッターはマニー・マチャード。マチャードの当たりは3Bのトミー・エドマンがジャンプして掴むほどの大きくバウンドした打球。高いバウンドが幸いして3Bランナーのジェイク・クロネンワースが本塁へ突入。エドマンが懸命にスローイングするも、ジャンプで降りたタイミングと腕のスイングが合わず、ワンバウンド送球となり、クロネンワースがセーフ。パドレスが2点目を奪いました。

 つづくエリック・ホズマーは四球を選び、押出しで3点目。

クロネンワースがHR

 終盤8回裏、2アウトからジェイク・クロネンワースがCFへHRを放ち、パドレスは4点目をゲット。盤石な流れに。

 4−0としたパドレスがこのまま逃げ切り、NLDS進出を決めました。

パドレスの9人のリレー

 シャットアウト・リレーを完成させたパドレスの投手陣です。

  1. ドリュー・スタメン:1.2イニング、被安打1、BB 0、SO 0
  2. トレバー・ヒル(L):1.0イニング、パーフェクト、SO 1
  3. ピアース・ジョンソン:0.1イニング、被安打1、BB1、SO 1
  4. エイドリアン・モレホン(L):1.2イニング、被安打1、BB 0、SO 2
  5. オースティン・アダムス:0.1イニング、SO 1
  6. ルイス・パティーノ: 1.0 イニング、被安打1、BB 1、SO 0
  7. エミリオ・パガン: 1.0イニング、パーフェクト、SO 0
  8. ドリュー・ポメランツ(L):1.0イニング、パーフェクト、SO 0
  9. トレバー・ローゼンタール:1.0イニング、パーフェクト、SO 3

 なお9人の投手で9イニングをシャットアウト勝利したのは1901年以来、初めてのことです。

復調したパガンとポメランツ

 ディネルソン・ラメットとマイク・クレビンジャーを怪我で欠き、ローテーションが苦しいパドレスですが、開幕直後は調子を崩していたエミリオ・パガンとドリュー・ポメランツがここに来て復調。彼らが戻ってきたことは大きいですね。

 NLDSでパドレスはドジャースと対戦。今のパドレスの実力が見られる対戦になりそうです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2024】タナー・ハウクがシャットアウト勝利!試合時間はたったの1時間49 分!
【MLB2024】ムーキー・ベッツが5-5! 過去のキャリアハイの打率.346、安打数 214を超えるシーズンになるか!
【MLB2024】マイケル・ローレンツェンのレンジャーズ・デビューはスコアレス投球!
【MLB2024】カブスの鈴木誠也選手が10 Day ILへ(右腹斜筋)
【MLB2024】カブス・今永投手が2勝目!ERA は未だ0.00 !鈴木誠也選手が勝ち越し援護弾!
【MLB2024】アスレチックス、投手陣が改善!P・ブラックバーンは19.1 IPスコアレス、メイソン・ミラーは104mphを記録
【MLB2024】ホワイトソックスは試練が続く!3Bのヨアン・モンカダが少なくとも3ヶ月の離脱へ(右内転筋)
【MLB2024】レッドソックスのトレバー・ストーリーが左肩手術で今季終了!ニック・ピベッタも肘痛を発症
【MLB2024】レッドソックス、セダン・ラファエラと8年/50Mドルで延長契約
【MLB2024】日食(Solar eclipse)
【MLB2024】スティーブン・ストラスバーグの引退が正式に決まる!
【MLB2024】UCL損傷の投手が続出!シェーン・ビーバー、スペンサー・ストライダー、エウリー・ペレス、J・ロアイシガら(追記あり2)
【MLB2024】山本由伸投手、2度の満塁のピンチを乗り越え、メジャー初勝利!5.0 IP、8 K!
【MLB2024】カブス、ドジャースに打ち勝つ!鈴木選手は3 RBI、大谷選手は今季2号
【MLB2024】「出ました!」大谷選手、爆音とともに今季第1号HR!
【MLB2024】「お待たせ!」と言わんばかりにブライス・ハーパーがグランドスラムを含む3HR
【MLB2024】早くもノーヒット・ノーランが成立!アストロズのロネル・ブランコがキャリア8戦目の先発で偉業を達成
【MLB2024】パイレーツがルーキー・ジャレッド・ジョーンズの好投もあり開幕4連勝
【MLB2024】山本由伸投手がホーム・デビュー!途中からの降雨にもかかわらずスコアレス投球で好投
【MLB2024】ブレーブスが連勝スタート!フィリーズは先発のノラがラフ・スタートで大敗
【MLB開幕2024】”球際に強すぎ”!ブルワーズのジャクソン・チューリオがデビュー戦で輝く
【MLB2024開幕】レッドソックス、タイラー・オニールの5シーズン連続開幕HRなどで勝利
【MLB】2024シーズンが開幕!オープニング投手一覧!CWSはギャレット・クロシェを起用
【MLB2024FA】最後の有力FA、ジョーダン・モンゴメリーはDバックスに決定!1年/25Mドル保証+オプションで合意
【MLB2024】トラウトの400HR、翔平の200 HRなど、2024シーズンに到達しそうなマイルストーン一覧!
【MLB2024】ロッキーズが22才のSS、エジキエル・トーバーと7年の契約延長
【MLB】賭博などの不正行為を規定したMLBルール21とは?
【MLBプロスペクト2024】オリオールズがジャクソン・ホリデー、ヘストン・キャースタッドの開幕マイナーを決定
【MLB2024】壮絶な打撃戦となった海外開幕2戦目はパドレスが勝利!山本投手はデビュー戦で苦戦
【MLB2024FA】レンジャーズがマイケル・ローレンツェンと1年契約で合意
タイトルとURLをコピーしました