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【MLB2022】NEW CBAのスムーズな更新が求められる

1月再開のキーエコノミクス

 新年明けましておめでとうございます。本年も拙ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、MLBはオーナーと選手会(MLBPA)が新しいCBA(労使協定)を巡り、オーナーがMLBPAを締め出している状態(=ロックアウト中)です。

 「早く交渉をまとめてくれ」ということは誰もが思うところですね。オフシーズンの動きがストップしてしまうとは斯くも面白くないものかと改めて思うところでもあります。

 争点となっているキーエコノミクスは2020年1月から交渉が再開されるとのことですが、これが1ヶ月程度でまとまらなければ、またファンから愛想を尽かされかねないところなので、なんとか早くまとめ上げてもらいたいものです。

FA未決及び調停資格選手の契約更新

 それに、クリス・ブライアントやカルロス・コレア、カルロス・ロドン、カイル・シュワーバーらの大物FAの次の所属先もまだ決まっていませんし、何より、ラファエル・デバースをはじめ、調停資格選手のサラリーの更新もまだなので、限られた期間で一気にまとめ上げられることになります。もっとも、このロックアウト期間中にそれなりに準備はしているとは思います。

 ロックアウトが長引き、開幕に影響が出ないことを祈るばかりです。

MLBの魅力

 フィールド内での野球の魅力は今後も変わらないとは思います。MLBには色々な魅力がありますが、その中の一つで筆者が好きなのは、シンデレラ・ボーイ的な存在が出てくること。

 2021年、Dバックスのタイラー・ギルバートは2020年のマイナーキャンセルの期間、壁当てで調整していて当時はまったく光明を感じなかったことでしょう。ところが、現地2021年8月14日にノーヒットノーランを達成。こんなこともあるんですね。

 タイガースのスペンサー・ターンブルは初CGで初NO-NOを達成。これも驚いたトピックでした。

 仕組みがどう変わろうと選手はやるべきことをしっかりやって準備をしてくると思います。

 今回のCBAがその野球の魅力をどこまで制度的に保証できるか、注目しています。

争点

 そのキーエコノミクスの争点ですが、以下の点がどう変わるのか?注目しています。

CB TAX

 いわゆる贅沢税(Competitive Balance Tax)の制度。過去、基準額は下記のように規定されてました。旧CBAでの設定ですね。

  • 2014-2016:$189M 
  • 2017: $195M
  • 2018: $197M
  • 2019: $206M
  • 2020: $208M
  • 2021: $210M

 当初、これを$180Mにしてそれ以上を課税の対象としてレベニュー・シェアリングさせたいとしていましたが、ここはやや変調した模様。2026年までに徐々に$220Mに上げたいMLB側と、MLBPA側はすぐにでも$240Mまで上げたいという意向。払うのはオーナーなので、組合の方が基準額をアップさせたいとしているのは構造的にちょっと複雑ではありますが、CB TAXに関してはここが争点でもあります。

 ドジャースの状況などを見るともうそれくらいまでアップさせないとどうしようもないような状況になっています。

サービスタイム操作

 デビューイヤーを1年満たさないことでFAイヤーを1年遅らせるというMLS操作に関しても今回はメスが入りそうです。

Pre-調停(MLS0-3年)

 現在のMLBはサラリーの安い調停資格未満の選手がかなり活躍しています。レイズなどは特にそうですね。彼らが報われるかどうかの制度的な仕組みができるかどうか。

調停(MLS6年未満)

 さらに調停資格の選手がクラブの顔だったりします。彼らも報われる体制が作られるかどうかも注目です。

 調停資格の選手はすでにプールからサラリーを設定する案がMLB側から提案されています。これがどう決まるか。

FAイヤーの設定

 問題は29.5才でFAとする案。おそらくMLS6年と29.5才のどちらが早いかで決まるのではないかと思いますが、ここはMLBPAがオーナー側を押し切れるかどうか。

拡大プレーオフ

 現状は10クラブがポストシーズンへ進出。MLB側は14クラブを提案。ユニオンは12クラブ案を提案。ちなみに2020年は16チームが参加。

 正直、ワイルドカードは1試合のみでいいと筆者は思います。

ユニバーサルDH 

 ナ・リーグがDHを今後も継続するかどうか。筆者は投手の打撃が見たい派ですが、アメリカでは投手の打席を嫌う方が結構います。ほとんどの投手は打席では期待できないケースが多いこと、それに試合状況によって投手の交代にも影響があります。

 さらに言えば、2021年のERAのトップ6はDHのないナ・リーグ。DHありのア・リーグはロビー・レイの7位が最高。

1.コービン・バーンズ • MIL2.43
2.マックス・シャーザー• WSH-LAD2.46
3.ウォーカー・ビューラー • LAD2.47
4.ブランドン・ウッドラフ • MIL2.56
5.ザック・ウィーラー • PHI2.78
6.ケビン・ゴーズマン • SFG2.81
7.ロビー・レイ• TOR2.84
2021 ERA

この辺も議論のテーブルに上がりそうです。

ボール

 ボールに関しては2つのポイントがあります。1つは飛距離の問題。もう1つは滑り止めの問題。

 2021年から強粘着剤のチェックが義務化され、実施されていますが、そもそも2019年に改造ボールを使用してHRを出しすぎたことが原因との見方もあります。それに対抗するために投手側も細工をした結果であると。もっとも、強粘着剤は一部投手は以前から使用していたとの見方もあり、かなりナイーブな問題でもあります。

 距離の細工を明確にすること、そして五輪でSSKのボールが絶賛されたようになめし方が変われば粘着剤の問題もクリアーになるかもしれません。

 MLBはローリングスを子会社化していますので、SSKのボールの採用は難しいですが、MLBPAはしっかりとした基準を求めていくことでしょう。

 MLBをよりよくするためのCBA。とにかく早くまとめ上げることが肝要かと。一部持ち越しの文言もいておいていいと思います。

 1月に中に終わらせてもらいたいものですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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