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【MLB2023】大谷選手がAL MVPに輝く!2021年に次ぎ2度目!しかも2度とも満票での受賞!

中継ではサプライズも

 現地2023年11月16日、2023シーズンのMVPが発表され、ア・リーグはエンゼルスの大谷翔平選手に決まりました!おめでとうございます!

 中継ではまさかのサプライズがありましたね。

ファイナリスト

 ファイナリストにはレンジャーズのコーリー・シーガー、マーカス・セミエンの二遊間コンビがエントリー。

 コーリー・シーガーは幾度も怪我に見舞われる中、119試合の出場を果たし、打率.327、OPS1.013をマーク。2年連続で33HRを放ち、42 ダブルはAL最多。SLG .623はALで大谷選手に次いで2位でした。一時は吉田選手が首位打者争いに名を連ねていた中、怪我で出遅れたコーリー・シーガーが9月1日に規定打席に到達。AVG.345で颯爽とトップに躍り出たのでした。最終的には上述の通り.327に落ち着きました。ポストシーズンに向けて見事に調整してきましたね。

 マーカス・セミエンはキャリア3度目となる162試合出場を果たし、PAは753を数えました。これはMLB 1位。安打数は右打者でありながら185安打を放ち、なんと言っても122Run/100RBIをマークしたのが光りました。

 レンジャーズの強烈なコンビが名を連ねる中、大谷選手は満票でのMVP獲得となりました。

MVP 投票方法

 MVPの投票はBBWAA(全米野球記者協会)に所属する30人の記者が1位から10位まで記載。ちなみにROY、MOYが3位まで、サイ・ヤング賞は5位までの記載です。

 ポイントは1位には14ポイント、2位には9ポイント、3位には8ポイントが与えられ、以下4位から10位までは7、6、5、4、3、2、1というふうに割り振られます。

AL MVP 投票結果

Name1st2nd3rd4th5th678910Points
大谷翔平
Shohei Ohtani (LAA)
30420
コーリー・シーガー
Corey Seager (TEX)
246264
マーカス・セミエン
Marcus Semien (TEX)
581133216
フリオ・ロドリゲス
Julio Rodríguez (SEA)
810633197
カイル・タッカー
Kyle Tucker (HOU)
145982178
ヤンディー・ディアス
Yandy Díaz(TB)
413114122137
ボビー・ウィット・Jr.
Bobby Witt Jr. (KCR)
141383583
ガナー・ヘンダーソン
Gunnar Henderson (BAL)
42472277
アドレー・ラッチマン
Adley Rutschman (BAL)
11443450
ホセ・ラミレス
José Ramírez(CLE)
445240
ゲリット・コール
Gerrit Cole(NYY)
11212230
ルイス・ロバート・Jr.
Luis Robert Jr(CWS)
124221
ヨルダン・アルバレス
Yordan Alvarez (HOU)
21316
アドリス・ガルシア
Adolis García(TEX)
111114
アーロン・ジャッジ
Aaron Judge (NYY)
127
ボー・ビシェット
Bo Bichette(TOR)
215
J.P.クロフォード
J.P. Crawford(SEA)
135
カル・ラレー
Cal Raleigh(SEA)
12
ラファエル・デバース
Rafael Devers (BOS)
12
アイザック・パレデス
Isaac Paredes(TB)
12
ソニー・グレイ
Sonny Gray (MIN)
22
A・ブレグマン
Alex Bregman(HOU)
11
ジョシュ・ネイラー
Josh Naylor (CLE)
11

 投票結果の特筆としては上位5名がALウエストですね。

大谷選手の2023スタッツ

【YOUTUBE】Shohei Ohtani’s AMAZING year earns him his SECOND MVP! | 2023 AL MVP Highlights

打撃

 今季の打撃スタッツです。OPSがMLB NO.1。SLGもブレーブスのマット・オルソンを上回りNO.1。盗塁までちゃんとランクに入っているという信じられない数字です。

HittingHRBAOBPSLGOPSRBIRUNSB
Stats44.304.412.6541.0669510220
AL1411114420
MLB19211311343

投球:4月が無双だった!

 そしてピッチングです。

PitchingWLGIPHRERERABBSOWHIP
Stats10523132.08550463.14551671.061

 4月の無双状態がまだ記憶に新しい方々も多いと思います。力が抜けてボールも走り、前年に威力を発揮した2シームよりもスウィーバーがキレキレ。

 3月と4月は6登板で34.0 IPでSO 46、BB 17、ERA 1.85。3月30日にはA’sに1-2で競り負けたため1敗していますが、この時も被安打がたったの2でした。あまりに安定感がすごすぎでサイ・ヤング賞を穫るのではないか?と思われたほど。

 その後はチーム状態の影響もあり、奮闘以上に数字がついてきませんでしたが、その中でも二桁を上げているのはやはりすごいですね。エンゼルスもオフのFAが気になっていたので大谷選手登板日には何がなんでも勝つ姿勢は見せてはいましたが、チーム自体は厳しい結果になりました。

タイガースとのダブルヘッダー

 これがMVPに寄与したかどうかはまた別の話ですが、人々の記憶に残るプレーとして現地2023年7月27日のタイガースとのダブルヘッダーはもはや伝説。Gm1で先発投手として登板した大谷選手はシャットアウト勝利を達成。この時点でMLBのHRリーダーがシャットアウト勝利を上げたわけです!。さらに、これだけでも信じられないことですが、これに加えてGm2にはDHで先発出場。しかも2HRを放つという信じられない日がありました。

 もっとも、この後ちょっと腰を抑えるシーンもあり、さすがにこのハードワークぶりはかなりきつかったのではないかと思います。

MVP満票2度は大谷選手が初

 AL MVP受賞者が満票(満場一致)で選ばれるのは12度目で、2021年にも満票でMVPに選ばれた大谷選手は今回で2度目。過去にMVPを満票で2回以上受賞した選手は大谷選手が初めてとります。

MVPのマルチ受賞

 またMVPのマルチ受賞はALでは16人目。主要なところでは3度受賞がマイク・トラウト (2014, 2016, 2019) 、ジョー・ディマジオ (1939, 1941, 1947)ら6名。2度受賞はテッド・ウィリアムス(1946, 1949)、ミゲル・カブレラ(2012-13)ら大谷選手を含めて10名です。

 日本人プレーヤーとしては2001年のイチロー選手、2021年の大谷選手本人に次ぎ3度目の受賞。エンゼルスとしては、ドン・ベイラー(Don Baylor : 1979)、ヴラディミール・ゲレロ(Vladimir Guerrero /2004)、マイク・トラウト (Mike Trout /2014, 2016 &2019)、2021年の大谷選手本人に次いで7度目の受賞となりました。

まさかのワンちゃん登場!

 これはファンにとって嬉しいサプライズでしたが、中継ではまさかのワンちゃんの登場。反則級の可愛いサプライズでしたね。

 お子さんへのグラブ寄贈(全国の小学校、同年代の子どもたちが通う施設に左投げも含めた3個のグラブを2万箇所に、計6万個を無料配布)、そして次はワンちゃんの登場です。ますます惹きつけられますね。

 1年間の大奮戦が形となって報われて本当によかったと思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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