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【ML2024】レッドソックス、打線が息を吹き返し、ツインズの連勝を12で止める!

ようやく一矢報いたレッドソックス

 現地2024年5月5日、ボストン・レッドソックスはターゲット・フィールドで行われていたミネソタ・ツインズとの3ゲームシリーズのGm3でようやくツインズ投手陣を捕まえ、9-2のスコアで勝利。終わってみれば大量リードとなったのですが、中盤までは2点のリードで推移し、ツインズ先発のジョー・ライアンには手こずりました。

ツインズの連勝は12でストップ

 Gm1、Gm2ともにツインズ投手陣に手こずり、味方投手陣を見殺しにしてきた打線がようやく終盤に奮起。なんとかスウィープを免れ、好調ツインズの連勝を12で止めることが出来ました。

 ツインズの連勝は4月22日からのホワイトソックスとの4ゲームシリーズから始まり、エンゼルス、そしてもう一度ホワイトソックスをスウィープ。さらにレッドソックスとのGm1、2にも連勝し、このままスウィープしそうな勢いがありました。

 ア・リーグ中地区はガーディアンズを筆頭に、タイガース、ロイヤルズと良い戦いを見せているクラブが台頭。オフに大きな補強をしてこなかったツインズがこのまま低空飛行でシーズンを終えるのか?という滑り出しでしたが、いいタイミングで今季苦戦しているホワイトソックスとエンゼルスに当たるターンとなり、浮上のきっかけを掴みました。

 ツインズはこれからシアトルとの4連戦、@トロント、ヤンキース、@ガーディアンズ、@ナショナルズとそれぞれ3ゲームシリーズを行い、これらは好調ですからどのような戦いぶりを見せるかが見ものです。実力が問われるところとなります。

BOS:クーパー・クリスウェルがまた好投

 ツインズとのGm3を作ったのは間違いなくレッドソックス先発のクーパー・クリスウェル(Cooper Criswell)。3回裏、2アウトからライアン・ジェファーズに先制のソロHRを打たれはしたものの、1回表は無難に切り抜ける立ち上がりを見せました。2回裏にはマックス・ケプラー、カルロス・コレア、そしてトレバー・ラーナックに三者連続シングルを浴びて崩れそうになりましたが、ウィリー・カストロ、カルロス・サンタナから連続三振を奪い、ホセ・ミランダをピッチャー・ゴロに仕留め、大きな山場を切り抜けました。ここで失点していれば打線にかなり圧がかかったので、よく凌いだと思います。

アンドリュー・ベイリー効果

 クリスウェルは5回裏に1アウトを奪ったところで降板。4.1 IPで被安打5、失点1、BB 1、SO 5、HR 1とゲームメイクに大きく貢献しました。クリスウェルはこの登板で20.1 IPに到達。ただ、レッドソックスはすでに35ゲームを消化していますので、規定投球回数には達していません。ゆえにERA 1.74という好成績を残しながらもまだランキングには入ってきていないのが残念なところです。

 しかし、彼も新ピッチング・コーチであるアンドリュー・ベイリー効果を体現している投手の1人。2023年までは計1勝3敗だった右腕は今季はすでに2勝1敗をマーク。このままどんどん力を伸ばして行ってもらいたいものです!

打線も奮起

 打線の方はツインズ先発のジョー・ライアンに3回までパーフェクトに抑えられ、「またか!」という状況でしたが、2巡目となった4回表にジャレン・デュランとロブ・レフスナイダーの2本の2塁打で1点をゲット。早い段階でクリスウェルが奪われた失点を取り戻しました。

 5回表は、この日マスクをかぶったリース・マグワイヤーが1アウトからヒットで出塁し、牽制悪送球や盗塁で1アウト3塁のチャンスを作ったレッドソックスは打撃で苦戦しているセダン・ラファエラが左中間に2ランHRを放ち、3-1と勝ち越し。レッドソックスは2点のリードを保ったまま終盤へ。

デバースが2ランHR

 8回表、レッドソックスは1アウト後に出たデバースのシングルを皮切りに、タイラー・オニールとボーン・グリッソムのタイムリーダブルなどで追加点。さらに、ドミニク・スミスにもタイムリーが出てこのイニングで一挙に4得点。9回表にはデバースにとどめの2ランHRが出て、9ー2のスコアでツインズを破りました。

MLB Gameday: Red Sox 9, Twins 2 Final Score (05/05/2024)
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ブルペンが機能

 レッドソックスのブルペンは2番手のブレナン・バーナディーノ、3番手のザック・ケリーが要所を抑え、これが8回の猛攻につながっております。ベテラン左腕のキャム・ブーザーも良い仕事をし、ジョシュ・ウィンコウスキー、ケンリー・ジャンセンとつないで全員でツインズ打線を2失点に抑え込みました。ブルペンはまた良い仕事をしましたね。

失点はALイースト最少

 2023年までは得点を奪いはするものの、それを上回るペースで失点を重ねていたレッドソックス投手陣ですが、今季は上述のアンドリュー・ベイリー効果で全く違います。

 レッドソックスの順位は現地2024年5月5日時点で3位で、首位オリオールズ、2位ヤンキースとは勝率において少し開きがあり。しかし、失点数121はALイースト最少。ALでレッドソックスより失点が少ないのは、117のロイヤルズと111のマリナーズのみ。なお、NLにこの3クラブより少ない失点数のクラブはなく、この3クラブがMLBの失点数の少なさを争っている状況。

 なかなか信じ難い光景ではあります。

 あとは打線が機能してくれればというところです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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