【インディアンス2020】コーリー・クルーバーとのトレードで獲得した、豪腕のエマニュエル・クラセが80試合の出場停止へ

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ゲーム後半のプランに大打撃

 インディアンスのゲーム後半のリリーバーとして期待されていたハードスロー・ライティー、エマニュエル・クラセ(Emmanuel Clase)ですが、PEDs(ペッズ:Performance Enhancing Drugs)使用の検査で陽性が出たことが判明。現地2020年5月1日、MLBから正式にペナルティが決定。80試合のサスペンション(出場停止)となりました。

80試合はシーズン開始からカウント

 痛すぎるのはこの時期における80試合出場停止の意味。ご存じの通り、現地2020年5月1日時点でMLBは2020シーズンを開催できておりません。今回の80試合のサスペンションはあくまでレギュラーシーズンから削ぎ落とさないといけない数字。レギュラーシーズンがスタートしない限り、処分がスタートしないのです。

2021シーズンへ持ち越しの可能性もなきにしも

 レギュラー・シーズンの通常のゲーム数は162試合ですが、仮に2020シーズンが開幕したとして、多く見積もって110試合から100試合。これならクラセは後半の20試合に出ることは出来ます。

現地2020年4月28日、アリゾナ、テキサス、フロリダで10クラブ3地区制で6月後半開始のプランが出てきました。

 しかし、仮に2020シーズンが80試合の設定となれば、エマニュエル・クラセは出場不可。2021シーズンまで待たなければなりません。

 また、もしも2020シーズンが開催されない事態となり、この冬に例の流行り病の第二波が来て拡散し、2021シーズンもスタートが遅れるという事態になった場合は、さらに復帰が遅れることに。

 割とゾッとしますね。

コーリー・クルーバーとのトレードで獲得

 痛すぎるのは本人だけではありません。獲得した当のインディアンスもそうです。

 というのも、エマニュエル・クラセは現地2019年12月15日に、エースのコーリー・クルーバー(Corey Kluber )とのトレードでレンジャーズから獲得した投手だったからです。

コーリー・クルーバーはトレードでレンジャースへ!CLEは剛速球右腕のクラセとNO.1韋駄天デシールズを獲得

 このトレードでは以下の選手が動きました。

レンジャースGet

  • コーリー・クルーバー:サイヤング賞2度
  • キャッシュ:$50K(サイニング・ボーナスの半分)

インディアンスGet

CLEにとってよいトレードだったのだが・・・

上のリンクにある記事では、このトレードはインディアンスにとってかなりよいトレードであると書きました。

 リビルドに重きを置いているインディアンスにとっては、エース放出という決断をしてでもサラリーを抑えたかった。

 しかし、2019シーズンも一瞬ではありましたがツインズを脅かしたほどの実力を持ち、いわばリビルドしながら勝つという理想的なことを実現していたインディアンス。それを2020シーズンも実現するには若いクローザー候補を獲得したことは編成的には万々歳となるディールでした。

 しかし、それが機能しなくなるのは話が別。エマニュエル・クラセのPedsによるサスペンションはインディアンスの編成にとって、天国から地獄へ落ちるほどの頭の痛い事態となったのでした。

 しかし、インディアンスの2019シーズンは、エドウィン・エンカーナシオンなどの主砲を放出した上での優勝争い(一瞬でしたが)だったので、非常に価値のある戦い方をしたと思います。ちなみに2016年から2018年まで3年連続でポストシーズンに進出していました。

補強よりも内部昇格か

 例の流行り病が拡散して、現時点での状況となって以来、MLBではトレードの話はありません。

 いまだFAのリリーバーは何名もおります。例えば、ブルワーズでクローザー・ロールも任されたことのあるマット・アルバース(Matt Albers )などがそうです。

 そういった未契約FAで補強するのが通例ですが、未曾有の出来事によってクラブ側は新しい選手と契約を結ぶことはしません。現地2020年5月1日時点では従業員や関係者をレイオフせずになんとか雇用を維持するのが精一杯という状況になってきました。

 よって、仮に2020シーズンが始まればなんらかのディールが決まるかもしれませんが、現時点では内部昇格でセットアップ、あるいはクローザーを探すということになりそうです。

CLはブラッド・ハンドで

 現時点ではクローザーは左腕のブラッド・ハンド。本来ならセットアップでエマニュエル・クラセを使いたいところでしたが、ニック・ウィットグレンか、アダム・シンバーというところがそこを補いそうです。

カリンチャックはマイナー

 なお、クローザーを任せても良さそうな豪腕、ジェームズ・カリンチャックは契約の関係でマイナーに落としています。これはクリス・ブライアントがカブスからMLS調整でマイナーに落とされたのと同じ意図があると思われます。彼も早く見てみたいですね。

現地2019年9月13日、インディアンスがすごい奪三振率をほこるジェームズ・カリンチャックをコールアップしました。

 クラセは100マイル右腕

 最後になってしまいましたが、エマニュエル・クラセは一番上の埋め込みの動画でおわかりの通り、豪腕です。ドミニカ共和国出身で22才になったばかり。デビューは2019年8月4日。

 2019年は21試合に登板、23.1イニングで2勝3敗、ERA 2.31、BB9は2.3、SO9は8.1。

 2019年の投球は79%がファストボール、21%がスライダー。ファストボールのMaxは102.7mph(165.27kmh)を計測しています。

 お読みいただき、ありがとうございました。

  

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