【MLB2019】ブレーブス、2年連続ナ・リーグ東地区制覇!

フリーマン、ドナルドソンが若手を牽引

現地2019年9月20日、アトランタ・ブレーブスは地元サントラスト・パークでサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦。

先発のマイク・フォルティネビッツ(Mike Foltynewicz)がジャイアンツ打線を8回を3ヒッター、シャットアウト、7奪三振の投球を見せ、さらにロナルド・アクーニャ・ジュニア(Ronald Acuña Jr.)の今季41号HRなどで6点を奪い、6-0で勝利。

2年連続でナ・リーグ東地区を制覇しました。

おめでとうございます!

地味だった補強

2019年のブレーブスですが、FA市場で派手に動いたフィリーズ、メッツをよそに補強は非常に地味でした。

唯一目立ったところは、ジョシュ・ドナルドソンの獲得に早めに動いた点のみです。ひたすら静観するようなFA市場での動きでした。

不安しかなかった投手陣

そして何よりシーズンインを憂鬱にさせたのは投手陣のけが人の多さでした。

エース的な役割を期待されたマイク・フォルティネビッツは2月に肘痛を発症、結局開幕に間に合わず、4月後半の復帰となりました。

さらにクローザーとして期待していたA.J.ミンターはスプリングトレーニング中に左肩痛を発症。4月4日に復帰するも、その後マイナーでの調整となっています。

ブルペンの中心としても期待されたダレン・オデイも右前腕部痛で開幕アウト。オデイはようやく9月に復帰となりました。

2019年の投手の開幕ロスターです。

STARTING PITCHERS
フリオ・テヘラン Julio Teheran
ブライス・ウィルソン Bryse Wilson
カイル・ライト Kyle Wright
ショーン・ニューカム Sean Newcomb
マックス・フリード Max Fried

RELIEF PITCHERS
アロルディス・ビスカイーノ Arodys Vizcaino
ジョニー・ベンターズ Jonny Venters
ジェシー・ビドル Jesse Biddle
チャド・ソボトカ Chad Sobotka
シェーン・カール Shane Carle
ウェス・パーソンズ Wes Parsons
ジョシュ・トムリン Josh Tomlin
ルーク・ジャクソン Luke Jackson

ずいぶんメンバーが変わっていますね。

補強がことごとく機能

そんなブレーブスでしたが、補強した選手が大活躍。

まず、ジョシュ・ドナルドソン(Josh Donaldson)は現地2019年9月20日時点で36HR。しかも非常に勝負強いバッティングで、分水嶺となった6月のフィリーズ戦3連戦では6HRを放ち、首位奪取に大きく貢献しました。

現地2019年6月14日からおこなれたフィリーズとブレーブスの首位攻防はブレーブスが2勝1敗で勝ち越し、単独首位に。

またカムバックとなったブライアン・マッキャン(Brian McCann)も82試合に出場し(2019年9月20日時点)、投手陣を支えたのみならず、打率.252と十分に活躍しました。

現地2019年6月21日にシーズンデビューとなったダラス・カイケル(Dallas Keuchel )は、不足しがちであったローテーションを埋める17スタートで貢献しただけでなく、8勝6敗と数字でも貢献(現地2019年9月20日時点)。

ブルペン補強も成功

大きかったのはブルペン補強の成功です。

地味ながらこの2人の活躍は忘れてはいけません。ジョシュ・トムリンとアンソニー・スウォーザックです。

ジョシュ・トムリン(Josh Tomlin) はもともとインディアンスのローテーション投手。2018年は2勝5敗、ERA 6.14と成績が落ちましたが、そのままFAに。2月にブルワーズと契約するも3月にリリース。3月21日にブレーブスがマイナー契約したのでした。今季はリリーバーとして48試合に登板。ERA 3.87(2019年9月20日時点の数字)でブルペンに貢献しました。役割を見つけ、そして結果を出しました。

アンソニー・スウォーザック(Anthony Swarzak)は開幕時はマリナーズに在籍。5月20日にアロルディス・ビスカイーノとジェシー・ビドルとのトレードでブレーブスに加入。ビスカイーノは開幕時クローザー候補だった投手で、このトレードはさすがにバランスに欠いていると思ったのですが、しかしこれが当たりました。

2019年マリナーズでの成績は15試合ERA 7.24。ところがブレーブス移籍後は40試合でERA 3.96と大幅改善。要所々々での彼の存在は他のブルペンの疲弊を防ぐ上でも大きかったです。

トレード・デッドラインでのいい補強

さらに、トレード・デッドラインではタイガースのクローザー、シェーン・グリーン(Shane Greene)を、ジャイアンツからマーク・マランソン(Mark Melancon)も獲得。盤石となりました。また、トレード・デッドライン前に獲得したクリス・マーティン(Chris Martin)の存在も大きかったです。

これにより8月以降はさらに打撃力をいかした戦い方が出来るようになりました。

M・フリードが投手陣を牽引

その不安だった投手陣ですが、いざ蓋を開けてみると、3年目のマックス・フリード(Max Fried )が16勝を上げる活躍(2019年9月20日時点)。

ルーキーのマイク・ソロカ(Soroka, M)は13勝4敗(2019年9月20日時点)、フリオ・テヘランは10勝、マイク・フォルティネビッツ、ルーク・ジャクソン、ダラス・カイケルが8勝、ショーン・ニューカムが6勝とかなりいい陣容に変化しました。

ブレーブスのマックス・フリードが好投。2019年9月5日から始まった4ゲームシリーズの初戦を取りました。

ロナルド・アクーニャ・ジュニアの活躍

そしてなんと言ってもロナルド・アクーニャ・Jr.の活躍は言わずもがなですね。

40/40行くでしょうか!?

現地2019年8月23日、アクーニャがサヨナラヒットを放ってマーリンズに勝利。40−40射程圏内です。

強烈な打撃陣を支えたのはベテランのこの2人だと思います。

F・フリーマンとJ・ドナルドソンが若手を支える

ジョシュ・ドナルドソンに関しては上述の通りです。

そしてなんと言ってもやはりフレディー・フリーマンの存在は大きかったですね。

2018年は162試合に出場。今季もその勢いです。

153試合、打率.299、OBP.395、SLG .561、HR 38、RBI 119(現地2019年9月20日時点)。文句なしですね。

ブレーブス強かったです。

NLDSではナ・リーグ中地区首位と対戦

すでに地区優勝を決めているドジャースは99勝。ブレーブスは95勝(現地2019年9月20日時点)。ドジャースがこれから全敗することも考えにくく、おそらくナ・リーグ勝率1位でフィニッシュを迎えるでしょう。

そうなると1位のドジャースの相手はナ・リーグワイルドカード勝ち上がりチームとの対戦になります。

おそらく勝率2位フィニッシュになるであろうブレーブスの対戦相手は、勝率3位が見込まれるナ・リーグ中地区の優勝チームとの対戦。

カージナルス、ブルワーズ、カブスのどこになるのか?シーズの対戦ではカージナルスとは4勝2敗で勝ち越し。ブルワーズとは3勝3敗のタイ。カブスとは5勝2敗と勝ち越し。割と相性は良さそうです。どうなるのか、注目ですね。

おめでとうございます!

お読みいただき、ありがとうございました。

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コメント

  1. 匿名 より:

    今年のブレーブスは素晴らしいチームでしたね、特に1年限りの傭兵達がよく働いてくれたなという印象が強いです。
    ドナルドソン(150試合 fWAR 4.6)を筆頭に、カイケル(17先発 rWAR 2.1)、ジョイス(122試合 fWAR 1.3)、マッキャン(82試合 fWAR 1.0)、他にもトレードで獲得した中継ぎ達が頑張ってくれました。(元日ハムのマーティンも18試合 ERA 4.41ですがFIP 1.87、xFIP 2.41と素晴らしい内容。)この辺りはフロントの慧眼ですね。
    開幕時点ではブレーブスは先発が弱いなという印象がありましたが、ソロカ、フリードら若手先発陣が予想以上の活躍を見せてくれました。
    レギュラーシーズンすら終わっていない現時点では先走り過ぎの観がありますが、来シーズンのブレーブスの展望もかなり明るいなと思いました。
    ブレーブスの2019シーズンにおけるペイロールは約138Mで地区4位、リーグ9位、全体14位となっており、これはリーグ平均を約1M上回るだけで、コンテンダーチームとしてはかなりリーズナブルと言えます。更に2020シーズンの年俸調停を抜きにした確定済みペイロールも約83Mで地区4位、リーグ11位、全体17位と非常に安くなっています。この数字もクラブオプションもちであるテヘラン、フラワーズ、マーケイキスら3人(総計24M)の取り扱い次第で更に低くなる可能性がある上、ブレーブスは若手中心のチームですので調停権もちの選手もあまり多くありません。
    また、なにか裏があるんじゃないのかと勘ぐりたくなるほど格安のアクーニャJrとアルビーズの長期契約が確定しているのが補強資金とペイロールの塩梅を決める上でかなり楽なのかなと思います。
    上記の理由から資金にかなり余裕が生まれそうなので、2018オフシーズンではほとんど不動であったブレーブスがどんな補強をするのか楽しみです、尤も今年で契約が終わる選手達との再契約等々も気になるところですが。
    更に、野手では75試合18HRのライリー、今年は不本意なシーズンとなってしまったカマルゴ、AAで優秀な成績をおさめ、既にAAAも経験しているパチェ、投手では、期待に沿う活躍ができなかったライトを始め、ミンター、トゥーサン、アンダーソン、ウィルソン等々、若い選手達の成長も楽しみにしたいところですね。
    長々と色々書いてしまいましたが、ブレーブスがプレイオフでどんな試合を見せてくる楽しみです。駄文失礼しました。

    • hirotee より:

      匿名様
      ブレーブスの2019年と2020年への展望、そしてペイロールのことまで丁寧にまとめて教えていただき、ありがとうございました。とてもわかりやすいです。読者の方も匿名様のこのコメントで一発で概要を掴んでいただけると思います。
      アクーニャの契約延長のことはすっかり忘れておりました。
      https://www.mlb4journal.com/braves-extended-ronald-acuna-10y-100mdollars/
      2019年は1Mなんですね。
      カイル・スチュアートの件で考えてもFA前に年間サラリー1Mももらえるのは破格という意味づけで契約したのかもしれませんね。それにしても安いですね。
      またご訪問なさってください。ご丁寧なコメント、誠にありがとうございました。