「おかえり、ベースボール。」MLBも2020シーズン開幕決定!知っておきたい14の枠組み

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開幕決定!

 こんばんは。

 現地2020年6月23日、MLBの2020シーズン開幕が正式に決定しましたね!

 交渉の結果は双方決裂ですので手放しには喜べませんが、それでもベースボール無しの期間が3ヶ月、そのうち、ストレスフルな言葉の殴り合いが1ヶ月。様々な苦難を乗り超え、それでもMLBを待っていた皆さんにはとにもかくにもこの一言をおかけしたい氣分です。

 ”Congratulations!”

 まるで暗闇から明るみに出たような、日本神話の天の岩戸開きとはひょっとしてこのような精神状態のことを言うのか!などと感激した次第です。

MLBPAが返信

 リーグ(=MLB)による60試合の強行設定に際し、MLB側からMLBPA(以下選手会)に求められていた以下の2つの事項に関し、選手会は遵守するとの返信を行いました。

  1. スプリングトレーニング2.0開始7日以内、具体的には現地7月1日までにどの選手が参加するかレポートすること。
  2. レギュラーシーズンとポストシーズンを行なうにあたり、ヘルス&セイフティー・プロトコル(健康と安全に関する基準)に合意すること

 これにより2020シーズン開幕が正式に決定しました。以下の事項もMLBからアナウンスされています。

2020シーズンの枠組み

 ではその枠組を見てみたいと思います。2020シーズン特有のものになります。

(1)開幕は7/23か7/24スタート

 開幕日がセットされました。と言ってもまだ2日の候補日がありますが、現地2020年7月23日(木)か24日(金)のどちらかです。

 いみじくも東京オリンピックの当初の開幕(2020年7月24日開会式予定だった)と重なっていますね。

(2)ST2.0は7月1日スタート 

 スプリングトレーニング(S.T.)2.0は7月1日スタートに。

(3)ST2.0はホームパークで行なう

 6月第3週に新型コロナウィルスがアウトブレイクとなったことでフロリダ州とアリゾナ州のスプリングトレーニング施設が急遽閉鎖になりましたが、30クラブはホームスタジアムでスプリングトレーニング2.0を開催することになりました。

(4)参加リストのレポート

 そして、スプリングトレーニング2.0開始に当たり、「ピッチャー・キャッチャー・レポート」を最初に、「ポジション・プレーヤーのレポート」を次にMLB側に送ることに。期限は7月1日。

 またメジャー・キャンプには60名が参加できることになりました。スプリングトレーニング中止期間では1チーム50名の施設利用という制限がありましたが、今回は60名です。

 このリストは現地2020年6月28日(日)午後が提出期限。ロスター40名と通常のスプリングトレーニングでNRI(Non Roster Invitee)と呼ばれる、メジャー契約ではないけれど、メジャー・キャンプに参加する選手が20名です。もうこの時点でピッチャー・キャッチャー・レポートとポジション・プレーヤー・レポートが出来ているようなものですね。

(5)ユニバーサルDH採用!

 2020シーズンはユニバーサルDHを採用。ナ・リーグも史上初めてDHを採用することとなりました。これは2020年の特例。今後も続くかは一旦は保留です。筆者は今季限定であって欲しい派です。

 これはヘルス・アンド・セイフティー・プロトコルの一貫でもあります。

(6)アクティブ・ロスターは30→28→26へ

 そして2019年までは25名と定められ、新型コロナ・パンデミックの前は26名に増えていたアクティブ・ロスターは30名からスタート。開幕後2週間で28名に、4週間で26名に減ることになります。4週間かけて通常の数字に戻すプランです。

(7)トレード・デッドラインは8/31

 ショート・シーズンとなりましたが、トレード・デッドラインは8月31日に設定となりました。

2019年のトレードデッドラインがこれまでとどう変わったのか

(8)ポストシーズン参加資格 

 ポストシーズンに参加する選手は9月15日までにMLBロスターに入っておかなければならないこととなりました。これはトレード・デッドラインが2019年から7月31日に集約されたことに関する2020シーズンの代替措置でもあります。

 ある選手をポストシーズンのロスターに入れるなら、トレードは8月31日の期限までに決めておき、9月15日までに自軍のロスターに入れないといけない・・・そういうことになるかと思います。

(9)タクシー・スクワッドはロードゲームで3名可能

 またチームはタクシー・スクワッドをロードゲームで3名まで補充可能。タクシー・スクワッドとはアクティブ・ロスター外からの補充で、30名、28名、26名と段階的に減っていくアクティブ・ロスター以外の選手を補充すること。1人はキャッチャーであるべきと定められています。

 この3名はNPBの外国人枠のような考え方で、最大3名まで入れ替え可能です。シーズンの累計で3名という意味ではありません。よって、40man+20名で最大60名がシーズンを戦えるとも言えます。

(10)延長はタイブレーク

 今季に限り、延長10回からセカンドベースにランナーをつけることになりました。9回の攻撃で最終打者となった選手が2塁走者となり、ピンチランナーはバッテリー(2020年は投手は打席には立ちませんが)がそうであった場合のみ起用可能。

(11)IL期間

 ILは投手、打者ともに10日。60日ILは45日に変更へ。

(12)COVID-19 IL

 これはILの名称でありませんが、新型コロナウィルスのテストに陽性反応が出た場合、あるいはその兆候があった場合は、ILに期間は設けないことになっています。

(13)26日からトレード解禁

 トランザクション、いわゆるトレードは東部時間6月26日(金)正午から解禁となります。

(14)安全対策

 新型コロナウィルスの安全対策としては、テストは隔日で行なうことに。その他、以下が定められています。

  • チームの担当とその日ゲームに出る可能性が低い選手は、スタンドまたは指定された別エリアで観戦。たとえば翌日のスターター投手などです。
  • 彼らは6フィート以上離れて着席。
  • ゲームに出ていない選手はベンチ、またはブルペンでマスク着用。
  • 噛みタバコなどはなし(ガムは許可)
  • セレブレーションはなし(ハイファイブ、グータッチ、抱擁などの接触をともなうもの)

 ひまわりの種とツバ吐きは5月のプロトコルでは禁止されていましたので、おそらくその2点も禁止かと思われます。いずれも唾液を飛ばすことになりますから。

現地2020年6月20日、アウトブレイクでフロリダとアリゾナの施設が一時閉鎖!MLBが出しているプロトコルをあらためて記載しました。
試合数、ドラフトなど・・・MLBが再開に向けて取り組まないといけない7つの事項について書いています。

 なお、選手のサラリーはフルプロレーティッド(日割り100%)で、本来のサラリーの37%になります。1Mのサラリーの人で$0.37Mです。

問題は引き続き協議

 安全対策は更新があるかもしれませんので、引き続き追っておきます。

 とりあえず開催となりましたが、抱える問題は引き続き協議ということになりました。現CBA(COLLECTIVE BARGAINING AGREEMENT:労使協定)は2021年12月が期限。新しいCBAに向けてということになります。

 ベースボールを面白くするという視点だけは忘れないでもらいたいものです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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