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アウトブレイクでフロリダとアリゾナの施設が一時閉鎖!MLBが出しているプロトコルをあらためて記載

急な感染拡大は開幕にも影響大

 現地2020年6月20日、MLBとMLBPA(以下選手会)がサラリーで揉めているなか、アメリカ本土では新型コロナウイルスが急速にアウトブレイク。

 メジャーリーグもアリゾナとフロリダの施設を消毒と徹底清掃のため一時閉鎖することが決まりました。

 お金でもめている中、なんとも言いようのない事態になったのでした。

フロリダで感染拡大

 そしてCNNの情報では、現地2020年6月18時点で新たに3,207人が感染したことがあきらかとなっています。

 同サイトによれば、6月第3州はフロリダ州のほか、アラバマ、アリゾナ、カリフォルニア、ネバダ、ノースカロライナ、オクラホマ、オレゴン、サウスカロライナ、テキサスにおいても7日間の平均で過去最多の新規感染者を記録されたと伝えています(この数字はCNNがジョンズ・ホプキンス大学のデータを独自に分析した結果とのことです)。

米フロリダ州の感染者、1日最多の3207人 次の中心地か
米フロリダ州で18日、新たに3207人の新型コロナウイルス感染が報告された。州保健当局が明らかにした。1日当たりの感染者数としては流行開始以...

アメリカの新規感染者数

 新型コロナウィルスに関する数字はアメリカのCDC( Centers for Disease Control and Prevention:アメリカ疾病予防管理センター)の情報なら信用できるかと思っていますので、現地2020年6月19日の新規感染者数を調べてみると、32,218名。推移はご覧のような状況になります。

Page Not Found | CDC
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 ちょっと日毎に変わるのでスクリーンショットの意味でもこちらを転用させていただきます。

各州の累計

 各州の累計はCDCのサイトから埋め込ませてもらいました。これは現地2020年6月19日までの累計です。下のJurisdictionsは「管轄地域」という意味で、各州の状況が累計で出てきます。 

Weekly Summery

 Weekly Summeryのページのリンクも貼らせていただきます。

Page Not Found | CDC
Page Not Found | CDC

 こちらは統計がまとまってから発せられる情報ですから、日本時間2020年6月21日時点では6月13日までのサマリーが最新。肝心の現地19日ごろのフロリダのパンデミックはまだ反映されていません。

 よって13日までのまとめとして、ゆるやかに収束傾向といった内容にとどまっています。

各クラブの感染の状況

 今回のアウトブレイクが深刻なのは選手に陽性反応が出ているということ。どんなテストを実施しているのかを具体的に知りたいところです。選手にとっては、感染していないように見えて「実は感染していました!」という「偽陰性」が一番怖いでしょうから。

【各クラブの状況】(現地2020年6月20日時点)

  • フィリーズ:8名が陽性反応(プレーヤーとスタッフ、内訳は不明)@フロリダ
  • ブルージェイズ:40manロスターの投手1人が陽性反応の疑い@フロリダ
  • アストロズ:6/19以前に投手1人が陽性反応も、回復傾向 @パームビーチ・フロリダ
  • ヤンキース:4名が陽性反応(選手2、スタッフ2か?詳細は不明)@タンパ・フロリダ
  • メッツ:少なくとも1名は陽性反応@フロリダ
  • ジャイアンツ:2名(選手とスタッフ1人ずつ)がやや陽性の疑い@アリゾナ
  • エンゼルス:選手2名が陽性反応(選手名は明かさず)@アリゾナ

選手の投票も延期に

 60試合でOKを出すかどうかの選手会が実施する選手への投票も、当初は21日(日)に実施する予定でしたが、数日間延期になりました。

 投票の結果は別として、状況としては60試合未満になる可能性が強まったと言わざるを得ないです。

5月に出たプロトコルを改めて

 ここで現地2020年5月17日にMLBが出したセイフティー・プロトコルについてまとめておきたいと思います。

 なお、選手会はこれに関しても現地2020年6月20日の段階ではまだ承認を出していません。

 また、このセイフティー・プロトコルですが、選手会による承認がなされていないためか、現地2020年6月20日時点でもまだ文書が公表されておりません。67ページにもわたる文書のようです。

 よってジェフ・パッサン氏によるまとめを参照して記載することをご了承願いたいと思います。本当は一次ソースに当たりたいのですが、出てきませんでした。

MLB safety proposal includes thorough testing, social distancing, no spitting
The safety protocol proposed by MLB to its players covers testing, tra...

内容

 内容はテスト方法、遠征、スタジアム内の施設利用、グランドでの立ち居振る舞いなど非常に多岐にわたっているとのことです。

 では内容を見ていきます。

  • 1チーム50人までが施設を利用可能。ロスターに関してはMLBと選手会双方で合意を得る
  • ゲームに参加していないプレーヤーやスタッフは最低でも6フィート(182.88cm)離れて座る。
  • 選手、あるいはグランド内での立ち居振る舞いについて。
    • タバコ(噛みタバコ)※もう噛みタバコをやっている選手やコーチはいないとは思われるが、念の為の設定かと思います。
    • つばを吐く
    • ひまわりの種を噛む
    • ハイファイブ
    • 抱擁
    • こぶしによるタッチ
    • 野手は投球の間は、ベースから数歩離れることを奨励。ベースについて牽制を待つのではなく、投球の合間ごとにベースから離れる。
    • 一塁および三塁のベース・コーチは、ランナーや審判に近づかない。一塁コーチは牽制の癖などを耳元でささやくシーンや、抗議で審判に詰め寄るシーンが想定されています。
    • 選手は相手チームの選手とプライベートで付き合わない。チーム内に留めるという意味が込められています。
    • 複数の選手がタッチしたボールは交換。言ってみれば、内野のボール回しもないことになります。
    • 投手はブルペンセッションで使用するボールを予め複数持っておく。
    • 土をつけてボールをこねる担当はグラブをつける(これは待機用のことではないかと思います。マウンド上では許されるのではないかと筆者は解釈しています。滑りますから。)
  • 施設利用に関すること
    • 選手はスタジアム内で試合後にシャワーを浴びることを禁止!
    • 試合後のタクシー利用および配車アプリの利用の禁止

 などです。プロトコルは、MLBの上級副社長、パトリック・フーリハン、ブライアン・シーリー、クリス・ヤング、および副社長のジョン・コイルズによって書かれたとのことです。

TIER の設定

 なお、MLBは選手、スタッフを以下のように位置づけました。

  • TIER 1:選手、現場の担当者(コーチ、ブルペン捕手など)、およびトレーナーを含めた医療担当者
  • TIER 2:フロントオフィスの職員など
  • TIER 3:清掃員やグラウンドキーパーなど、必ずしも選手と対話する必要のないスタッフなど

 そしてTIER 1とTIER2に該当した層は新型コロナウィルスに関するテストを継続的に受診。クラブのうち約100人が上位2層を構成します。

テスト 

 選手はスタジアムに入る前に自宅を含む毎日、体温スクリーニングを複数機会受ることに。 TIER 1&2に該当する人たちは週に数回のテストを受診。そして家族も受診することに。

 またリーグ(MLBのこと)はクラブの本拠地にいる医療従事者もしくは緊急対応する医療従事者に対して、抗体検査などを無料で実施するとのこと。

陽性の場合

 Tier 1または2に該当する選手やフロントの人達(移動が許可されている)がCOVID-19と診断された場合にどうなるかは5月に提示された段階では具体的んは明記されていなかったようです。

 ただ、 陽性の検査からの復帰には、2度の陰性の検査が必要であり、クラブの医療担当者が承認する必要があることだけは記載されているようです。

 陽性か陰性かに関してはPCR検査を実施する想定のようです。5月の時点ではPCR検査の一つの方法で、唾液を採取するサリヴァテストを採用することを想定していました。

スプリングトレーニング

 また、スプリングトレーニングは通常のスプリングトレーニングのように、ピチャー・キャッチャーが最初、野手がその次、そしてゲーム開催(オープン戦)という3段階が設定されています。

NPBのガイドライン

 すでに日本時間19日から開幕したNPBのガイドラインです。

https://npb.jp/npb/20200617_coronavirus_guideline.pdf

 おそらく最終的なものはNPBを参考にしつつ、アメリカ特有の移動、時差、気候などの要素を考慮していくしかないでしょうね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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