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【2021 ALDS_G2】アストロズ、リリーバーが機能し連勝!ALCSへ王手

アストロズ、2連勝

 現地2021年10月8日、東部時間で2:07PM、ローカルタイムで1:07PMと、この日もっとも早く始まったこのカード。

 アストロズにとっては、フランバー・バルデスの登板日で、きっちり1勝を計算していたと思われますが、そこをホワイトソックスがどう崩すか、ルーカス・ジオリトのピッチングも見ものでしたが、この日、素晴らしかったのはアストロズのブルペン。中盤を僅差でしのぎ、後半のビッグイニングに結びつけました。

F・バルデス、やや苦戦

 2020年のポストシーズンで素晴らしい活躍を果たしたフランバー・バルデス。シーズンINは、怪我のため出遅れましたが、終わってみれば11勝6敗、ERA3.14で見事に結果を出しました。

 今ポストシーズンでアストロズはGame1のランス・マッカラーズ・Jr.、Game2のフランバー・バルデスと、連勝が期待できるほどのローテーションで臨んでいます。そのフランバー・バルデスですが、初回は満塁のピンチを迎え、かなり危なかったのですが、1点でしのぎ、ゲーム中盤まで粘りの投球を見せます。

 フランバー・バルデスは、5回表に連打を浴びて降板。4.1イニングで被安打7。降板時は2失点でしたが、2番手のイーミ・ガルシアがバルデスの貯めたランナーをヒットと犠牲フライで還してしまったため、自責点は4。BB 1、奪三振 6となんとかゲームメイクしたというところ。ホワイトソックス打線が相手ですから、致し方ありません。

ジオリトは2回以降、苦戦

 一方のルーカス・ジオリトは立ち上がりは三者連続三振でロケット・スタート。しかし、2回にコントロールを乱し、逆転を許す展開。

 5回裏にはコントロールを乱し、四球を2つ出したところで降板。被安打はたったの3でしたが、与四球は5、奪三振は4。こちら2番手のギャレット・クロシェがユリ・グリエルに2点タイムリーヒットを打たれたので自責点はジオリトで、4失点。

ゲームの流れ

2021 ALDS Game2 CWS @ HOU
  • 1回表
    【CHICAGO】

    2番ルイス・ロバート、3番ホセ・アブレイユが連続シングルで出塁。ヤズマニ・グランダールがHBP。ホワイトソックスは1アウト満塁のチャンス。つづく、エロイ・ヒメネスは1、2塁間をゴロで抜きそうな当たりを放ちますが、ホセ・アルトゥーベが好捕。2塁でアウトを取り、2アウト。この間にルイス・ロバートが生還し、ホワイトソックスが1点をリード(1-0)。

    つづくヨアン・モンカダは三振。

  • 2回裏
    【HOUSTON】

    2回表を三者連続三振に斬って取ったフランバー・バルデス。いい流れをつくりました。

    アストロズは、ヨルダン・アルバレス、カルロス・コレアが四球で出塁。1アウト1、2塁でカイル・タッカーがLF前シングルを放ち、アルバレスがホームイン。アストロズが同点に(2-0)。

    ワイルド・ピッチなどでコレアが3塁に進塁後、チャズ・マコーミックがLFへ犠牲フライを放ち、アストロズが逆転(2-1)。

  • 3回表
    【CHICAGO】

    ティム・アンダーソンとルイス・ロバートが出塁するも、ホセ・アブレイユが三振、グランダールが1-4-3のダブルプレーで得点ならず。

  • 3回裏
    【HOUSTON】

    マイケル・ブラントリーのダブル、ブレグマンのシングルで1、3塁のチャンス。ここで当たっているヨルダン・アルバレスでしたが、キャッチャーフライ。チャンスを活かせず。

  • 5回表
    【CHICAGO】

    1アウト1、2塁のチャンスにルイス・ロバートがLFにタイムリー。ホワイトソックスが同点に(2-2)。フランバー・バルデスはここで降板。

    代わったイーミ・ガルシアから、ホセ・アブレイユがタイムリーを放ち、逆転(3-2)。

    ヤズマニ・グランダールも犠牲フライを放ち、追加点(4-2)。

  • 5回裏
    【HOUSTON】

    アルトゥーベ、ブレグマンに四球を出したところでジオリトは降板。代わったギャレット・クロシェから、アルバレスが四球で満塁のチャンス。ここでユリ・グリエルが2点タイムリーを放ち、アストロズが同点に(4-4)。

  • 7回表
    【CHICAGO】

    投手はライン・スタネック。2アウトから、2人のランナーを出してチャンスメイクするも無得点。

  • 7回裏
    【HOUSTON】

    投手はアーロン・バマー。先頭のアルトゥーベが出塁。1アウトからブレグマンもシングルでつなぎ、1アウト1、3塁でヨルダン・アルバレスがタイムーシングルでアルトゥーベが還り、1点を追加し、逆転(5-4)。

    投手はキンブレルにスイッチ。ユリ・グリエルが倒れたあと、カルロス・コレアがタイムリーダブルで、ブレグマンとアルバレスが生還(7-4)。

    カイル・タッカーがLFへ2ランHR(9-4)。

  • 9回表
    【CHICAGO】

    9回のマウンドはケンダール・グレイブマン。セイザー・ヘルナンデスが四球、ティム・アンダーソンがシングルでチャンスを作るも、ロバート、アブレイユ、グランダールが倒れ、ゲームセット。9-4でアストロズが勝利

アルバレス、好調

 アストロズの得点源として大いに機能しているのがヨルダン・アルバレス。この日はチャンスで1度倒れるも、2-1で2四球。この2戦を併せて、5打数3安打、3RBI、1HRと打率は.600。好調です。

 また、キーマンのホセ・アルトゥーベは8-2ながら、4得点と得点に大いに絡み、アストロズの得点を演出しています。

ブルペンが機能

 フランバー・バルデスからスイッチした直後、イーミ・ガルシアがランナーを還してしまいましたが、それを除けばアストロズのリリーバーは非常に機能しました。

 フィル・メイトンが6回をパーフェクト、7回のライン・スタネックも無失点、この日は8回にプレスリーを起用。今後のために、グレイブマンの最終回の登板もテストしたと思われます。

 6回、7回を無失点に抑えたことで、7回のビッグイニングにつながったと言えそうです。6回から9回まで4イニングを無失点リレーしたブルペンはなかなかよかったですね。

 アストロズはこれでALCSへ王手。グレインキがそろそろ登板してきそうです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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