スポンサーリンク

【2021ALDS_G3】ホワイトソックス、劣勢を跳ね返し12得点で1勝目

嫌な投手が引っ込んだ??

 現地2021年10月10日、ALDSの2位と3位の戦いのアストロズ@ホワイトソックス戦は、舞台をホワイトソックス・ホームのギャランティード・レート・フィールドに変えて行われました。観衆は40,288。もはや密どころではない状態。

 ここまでアストロズが2連勝でALCSへ王手。アストロズは下馬評通りの強さを発揮していて、このゲームもスイープか?という流れで進みました。しかし、流れが変わったのは早めの継投。そこだけがポイントではないかもしれませんが、ゲームが変わったのはそこと言っても過言ではない、なかなか難しいゲームとなりました。

流れ

 まず予想外だったのは、ホワイトソックス先発のディラン・シーズが100mphの剛球を投じながら、酔ってしまったのか、2回持たず降板したこと。そして、アストロズ先発の独特のワインドアップするルイス・ガルシアも3回で降板となったことです。

2021 ALDS G3 HOU @ CWS
  • 1回裏
    【CHICAGO】

    リード・オフ・シングルで出塁したティム・アンダーソンをエロイ・ヒメネスがタイムリーで返し、ホワイトソックスが先制(1-0)。

  • 2回表
    【HOUSTON】

    立ち上がり絶好調だったディラン・シーズが、このイニングに突如、乱れました。2つの四球を出した後、カイル・タッカーにタイムリーダブルを打たれまず1失点(1-1)。

    ジェイク・マイヤーズにもタイムリーを2点タイムリーが生まれ、アストロズが勝ち越し(3-1)。

    ホワイトソックスは2番手にマイケル・コペックを起用。

  • 3回表
    【HOUSTON】

    カイル・タッカーがマイケル・コペックからLFへ2ランHR(5-1)。ここまではアストロズ・ペース。

  • 3回裏
    【CHICAGO】

    先頭のルイス・ロバートが四球で出塁。1アウト後、ヤズマニ・グランダールがLFへ2ランHR(3-5)。

    2アウト後も、ホワイトソックスは2本のシングルを浴びせ、ここでルイス・ガルシアを引きずり降ろします。マウンドにはイーミ・ガルシア。その代わりばな、レウリー・ガルシアが3ランHRを放ち、ホワイトソックスが一気に逆転(6-5)。

  • 4回表
    【HOUSTON】

    2アウトからアルトゥーベが四球、マイケル・ブラントリーが四球で出塁。つづくブレグマンがCF前タイムリーを放ち、アストロズが同点に(6-6)。

  • 4回裏
    【CHICAGO】

    1アウトから3連続シングルで勝ち越し(7-6)。

    ここでアストロズはザック・グレインキを投入。

    1アウト1、3塁で、ヤズマニ・グランダールが1Bゴロ。3塁ランナーのルイス・ロバートがホームイン。しかし、バッターランナーのグランダールが1Bのユリ・グリエルのホーム送球を妨害するかのようなラインの内側に切れ込むランニングが発覚。アストロズが抗議するも判定は変わらず(8-6)。

    さらにエロイ・ヒメネスがタイムリーで追加点(9-6)。

  • 5回表
    【HOUSTON】

    ライアン・テペラが登板し、ゲームが落ち着く。アストロズはタッカーのターンでチャンスを作れず。

  • 6回表裏
    【HOUSTON】【CHICAGO】

    ホワイトソックスのライアン・テペラ、アストロズのクリスチャン・ハビエルが前のイニングからつづけて無失点に。ゲームが膠着。

  • 8回裏
    【CHICAGO】

    アストロズのマウンドは前の7回途中からライン・スタネック。スタネックが2三振を奪い、2アウト。ここでアストロズはブルックス・ラリーに交代。

    直後、5連続で長短打を浴びせ、ダメ押しの3得点(12-6)。

  • 9回表
    【HOUSTON】

    リアム・ヘンドリクスがアストロズの最後の攻撃を三者凡退に斬って取り、ホワイトソックスが勝利。

投手交代とグランダールのランニング

 アストロズの投手交代ですが、たしかにルイス・ガルシアはもたもたしていたので、ダスティー・ベイカー監督の判断も間違いではなかったと思います。これでイーミ・ガルシアが良ければ、好采配となっていたわけですから。ただ、ホワイトソックスはあまりつかみどころのなかったルイス・ガルシアの方がいやだったかもしれませんね。

 8回裏の交代は明らかに失敗でしたね。

 さらに、アストロズが悔やまれたのは、4回裏のフィルダース・チョイスです。明らかにグランダールは内側に入っていましたから、あれで判定が変わらずリードが2点に拡がったのは厳しいものがありました。

ザックが登板

 首を傷めていたザック・グレインキが登板しました。しかし、まさかのリリーフ。状態がまだ本調子ではないのかもしれません。この日は1回で被安打2、失点はイーミ・ガルシアが出したランナーだったので、ザックに自責点はつかず。

コペックが2番手

 投げる姿を見るだけでほれぼれしてしまうマイケル・コペックが2番手で登板。この日は2.1イニングで、被安打4、失点3、奪三振5、BB 1、被本塁打1。案外合わせられてしまうので、来季以降の課題になりそうです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLBトレードDL2024】マリナーズ、レイズからランディー・アロウザリナを獲得
【MLBトレードDL2024】Dバックスがブルペン補強に動く!マイアミからA.J. パックを獲得!
【MLB2024】レッドソックス、アレックス・コーラと3年の契約延長!
【MLB2024】ドジャース、SSの緊急補強でニック・アーメッドとメジャー契約でサイン
【MLBトレード2024噂】打撃不振が続くマリナーズ、オリオールズのライアン・マウントキャッスルに手を出すか?!
【MLB2024】ドジャース、ジェームス・パクストンをDFA!25才の右腕を招集
【MLB2024】ブレーブス、今度はオジー・アルビーズが長期離脱!マックス・フリードもILへ
【MLB2024】勝率5割超え、NLウエスト2位で上昇気流に乗ったDバックスはトレードDLでバイヤーへ
【MLB2024】レッドソックス、終盤に大失速し、逆転負け!またもピベッタの好投を活かせず
【MLB2024】ジェイコブ・ウィルソン、守備と打撃で華麗にMLBデビューを果たすも、故障で途中交代
【MLB2024】「マイナーで打ちまくり!」A’sのNO.1プロスペクト、ジェイコブ・ウィルソンがメジャー・デビューへ
【MLB2024】大苦戦のホワイトソックス、来季を見据え、ワールドシリーズ捕手のマーティン・マルドナードをDFAに
【MLBオールスター2024】大谷が先制3ランHRを放つも、MVPは決勝2ランのジャレン・デュランが受賞
【MLB移籍2024】ロイヤルズ、ハンター・ハービー獲得でリリーバーのERA改善を狙う!
【MLBオールスター】2024HRダービーを制したのはテオスカー・ヘルナンデス
【MLBドラフト2024】左右両投げでともに95mph以上!ジュランジェロ・セインチェ(Jurrangelo Cijntje)はマリナーズがピック!
【MLBドラフト2024】ガーディアンズ・ピックの全体1位はオージー生まれのトラビス・バザーナ!2Bでは史上初
【MLBオールスター】2024フューチャーズ・ゲームはレッズのキャム・コリアーがMVP
【MLB2024】フューチャーズ・ゲームのプレ・イベント、「スキル・ショーケース」が初めて開催される
【MLB2024】フィリーズがウィット・メリフィールドをリリース!目的はA’sのあの人?(追記あり)
【MLB2024】O’sのブランドン・ハイド監督がキャースタッドへの頭部死球に激昂!ベンチ・クリアー案件に
【MLB2024】ブルージェイズ、ケビン・キアマイアーをウェーバーにかける
【MLB2024】今永がまた輝く!オリオールズを相手に6回スコアレスで8勝目!ERAは再び2点台に
【MLB2024】メッツ、フィル・メイトンをレイズからトレードで獲得
【MLB2024】注目カードのドジャース@フィリーズ戦Gm1は、フィリーズが圧勝!マーシャン、ターナーが併せて6安打!
【MLBトレードDL噂2024】マイアミ、クローザーのタナー・スコットに加え、ジャズ・チザム・Jr.も放出の可能性大
【MLB2024】オールスターのピッチャーとリザーブが明らかに!今永、ポール・スキーンズ、ジャレン・デュランらが選出
【MLB2024】ラファエル・デバースが27才でキャリア通算1000安打を達成!得意のゲリット・コールからHRも(追記)
【MLB2024】ダルビッシュ投手がリストリクティッド・リスト入り
【MLB2024】ウィル・スミスが3HRと大爆発!ドジャース、逆転でブルワーズに勝利(追記あり)
タイトルとURLをコピーしました