NYY2連戦を連敗
現地2019年4月17日、ボストン・レッドソックスはヤンキースとの2連戦の2戦目。
今季初顔合せで両チームともにガタガタな状態での対戦となりましたが、この2連戦はヤンキースが力を発揮しました。
Game2はイオバルディがゲームメイク
前日のGame1ではクリス・セールが5回を被安打7、失点4でまたしてもゲームメイク出来ず、前半で崩れてしまうパターンでした。
クリス・セールは今季4戦スタートで0勝4敗、ERA8.50。WARに至っては−0.4となっています。きついですね。
そしてGame2はネイサン・イオバルディが先発。2018年プレーオフ・ヒーローもこのゲーム前までは3戦スタートで0勝0敗、ERA8.40と結果を出しきれておりませんでした。
しかし、このゲームはよかったですね。
過去もファストボールは100マイル近くを計測していたものの、全体的にボールが甘めで、この日も甘いボールが結構あったのですが、肝心なところで良いコースに決まっていたと思います。
イオバルディは6回を投げて被安打がたったの3、失点1、奪三振6と見事にゲームメイク。先発がこれだけいいとチームも乗っていける・・・はずでした。
J.D.マルチネスとC・バスケスのHRで先制
事実、序盤レッドソックスはヤンキース先発のJ.A.ハップから2本のHRで3点を奪い、優位な立ち上がり。
初回にJ.D.マルチネスのセンターへのソロショットと、2回のクリスチャン・バスケスのライトへの2ランHRです。
幸先もよく、先発も結果を出してさあこれかという時ではあったのですが、そこに立ちふさがったのはJ.A.ハップ。
J.A.ハップが粘りの投球
ヤンキース先発のJ.A.ハップは上記のように立ち上がりに3失点を喫しながらも、中盤には立ち直り、とくに5回と6回をダブルプレーも含めて3人ずつで切り抜けたのが攻撃のリズムを作りました。
ブレット・ガードナーがグランドスラム
レッドソックス3−1と2点リードの7回裏、マウンドには2番手のブランドン・ワークマン。
この日のワークマンはコントロールに苦しみ、ヒットと2つの四球で1アウト満塁のピンチに。
ここはまずいということで、コーラ監督はリリーバーの中心であるライアン・ブレイジャーを投入。
バッターは左打者のブレッド・ガードナー。
2ストライクと追い込みながらも3球目のファストボールが甘めに入り、これが右中間スタンドに飛び込むグランドスラムに。
ヤンキースが一発で5−3とリードに。
ブレイジャーは後続を2者連続三振に討ち取ったので、ガードナーに打たれた一球が悔やまれます。
8回のオッタビーノを捕らえ切れず
レッドソックスは8回表にセットアッパーのオッタビーノから2アウト満塁のチャンスをつくるもヌネスが倒れて無得点。これでゲームが決まりました。
最終回はアロルディス・チャップマンに3人で抑えられ、ゲームセット。
ヤンキースが5−3で逆転勝ちし、2連戦を2連勝でこのシリーズは終了です。
前半戦の正念場
レッドソックスはここまで、4連戦、3連戦のシリーズを負け越してきたとは言え、スイープされることはありませんでした。
今回は2連戦ですが、スイープとなりましたね。
けが人が多いヤンキース相手でしたから、最悪でも1勝1敗のタイで終わりたかったところです。
1カード挟んで首位レイズと6戦
というのも、これからレイズとの対戦が控えるからです。
対戦の妙というか、現地2019年4月19日からはトロピカーナでレイズとの3連戦、ボストンに帰ってからタイガースと3連戦をこなした後、またしてもレイズ3連戦が控えています。
1カード明けてレイズ戦が続きますので、ここで元気のない姿を見せてしまうと立ち直りに数ヶ月を要すことになりかねません。
レイズは現地2019年4月17日のオリオールズ戦はオープナーの日。ライン・スタネックが1イニングで降板しました。ロングリリーフにはライアン・ヤーブローではなく、ヨニー・チリノスを起用。
先発ローテをロングリリーフさせましたので、19日の初戦はそのままブレイク・スネルで来るか、またしてもオープナーでくるか予告先発はまだ出ておりません(現地2019年4月17日時点)。
前半の正念場が早くも訪れた格好です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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