3-7からの土壇場の逆転勝利
今シーズン初の劇的なラリーが起こりました。
現地2019年4月20日、プログレッシブ・フィールドで行われたブレーブス@インディアンス戦で、ブレーブスが大逆転勝利を収めています。
トゥーキー・トゥーサンが2回に大乱調
まずこのゲームはインディアンスがトレバー・バウアー、ブレーブスがトゥーキー・トゥーサンの先発で始まりましたが、トゥーサンが大誤算の立ち上がり。
初回の2失点は致し方ない面もあります。ここでアウトを取ればというところでシングルが出てしまい失点というのはよくあります。問題は2回裏のマウンドです。
シングル→シングル→死球→シングル→シングル→死球
先頭打者をアウトにしたまではよかったのですが、その後はシングル→シングル→死球→シングル→シングル→死球と6人連続で出塁を許す最悪のサイクルに。
長打こそ許さなかったもののランナーを貯めてからの失点が響き3失点。
トゥーキー・トゥーサンは1.1イニングで降板。代わったシェーン・カールはジェイク・バウアーにタイムリー2塁打を浴びさらに2失点。トゥーキー・トゥーサンが出したランナーなので自責点はトゥーキー・トゥーサン。
その後はダブルプレーでピンチを乗り切ったものの、2イニングで0−7という惨状。先発がゲームを壊した序盤でした。
ブレーブスのナイスリレー
荒れた展開になりましたが、ブレーブスは2番手のシェーン・カールが代わって早々にタイムリーを浴びたものの、その後は冷静な投球を見せ、3回からは無失点に。
さらにソボトカ、ウィンクラー、ルーク・ジャクソンが見事にゲームを落ち着かせ、徐々にブレーブスの流れに持っていきます。最後のミンターまで3回以降、インディアンス打線から1安打しか許さない好投が逆転を引き寄せたと言えるでしょう。
トレバー・バウアーが10K
インディアンス先発のトレバー・バウアーはさすがの投球でした。7回1アウトまで投げ、被安打3、失点2、奪三振10のピッチング。
失点は5回にダブルで出たマーケイキスを塁に置いて、タイラー・フラワーズにトリプルを打たれて1点。
そして、7回表にニック・マーケイキスに四球を出したところで交代したのですが、インディアンス2番手のダン・オテロがダンスビー・スワンソンに2ランHRを打たれことで、バウアーが出したランナーが1点分記録され、自責点2に。
ブレーブスは7回を終えて3−7の4点ビハインドで終盤に。
9回のブレーブスのラリー
ブレーブスは8回にランナー2人をだすも、ニール・ラミレスに抑えられ無得点。
しかし、9回表にこのような劇的なラリーがありました。
アクーニャが逆転ダブル
- マーケイキス:シングル →投手交代:アダム・チンバーに
- カマルゴ:ランナーアウト 1アウト1塁
- スワンソン:四球 1アウト1、2 塁
- フラワーズ:四球 1アウト満塁
- インシアーテ:三振 2 アウト満塁
- アルビーズ:2点シングル(スコア5-7に) 2 アウト1、3塁
- ドナルドソン:四球 2 アウト満塁 →投手交代:タイラー・オルソン
- フリーマン:四球 (スコア6-7に)2 アウト満塁→投手交代:コディー・アンダーソンに
- アクーニャ:勝ち越し2点タイムリーダブル(8−7で逆転)2アウト2、3塁に
- マーケイキス:四球 2アウト満塁
- カマルゴ:フライアウト
インディアンス投手陣、とにかく自滅です。
ブレーブスが2アウトから逆転したというのは、2アウトランナー無しからの逆転ではなく、ランナーを出しつつも2アウトまで追い込まれてという意味です。
ということは、インディアンスにかなり勝機があった中で逆転勝利を許したということになります。
逆転されるまで得点の素となる四球を与えれば、こうなりますね。と、偉そうなことを言いつつも、そう出来ないのが野球の難しいところですね。
ニック・マーケイキスがGJ
逆に言えば、ブレーブスの粘り勝ち。そして、最後はアクーニャが決めましたが、得点の起点になったのがニック・マーケイキス。ベテランらしい働きはしびれますね。
フィリーズのライバル、ブレーブスが故障者続出ながらもいいゲームを展開。
ナ・リーグ東地区、面白くなってきましたね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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