内容のあるナイスゲーム
現地2019年7月18日、レッドソックスはブルージェイズとの4連戦最後のゲーム。
このゲームですが、久しぶりにレッドソックスのきれいなゲームを見た気がします。
フォーカスしたいのはデバースなのですが、まずはゲームメイクしたクリス・セールから。
クリス・セール、復活の6回12K
この日のクリス・セール(Chris Sale #41)のピッチングは元のセールに戻ったと思えるほどの安定感でした。
6回(101球)を投げ、2ヒッター、無失点、与四球2、奪三振12!よかったです。
クリス・セールの直近3試合はいずれも5失点でした。さすがにどこか故障でもしているのではないかと心配になるレベルの内容の悪さでした。
高額サラリーのローテーション投手が序盤にゲームメイクに失敗、早々に降板というシーンはあまり見たくはないものです。
というのも、大半のブルペンの投手のサラリーは100万ドル未満。その彼らに勝っているときのリリーフはもちろん、敗戦処理までやってもらわなければいけないんですからね。
レッドソックスはどうやら1日置きでブルペンを休ませているような起用法ですが、それでも酷使に近いと言わざるを得ないです。よって、どうせ投げてもらうなら、よい内容でリレーしてあげてほしいですね。
この日はマーカス・ウォルデンからダルウィンソン・エルナンデス(ルーキー:22才)へスイッチしました。
その意味でもこの日のクリス・セールの投球が本人の今後の安定につながればと思います。ひいてはブルペンの負担減にもつながりますので。
クリス・セールの契約は2019年が1,500万ドル、2020年から2024年まで毎年3,000万ドルをもらうことになっています。サラリーの点から言ってもなおさらクオリティー・スタートの頻度を上げてもらいたいですね。
ラファエル・デバースが3ランHR
ここのところの打撃を見ると、進歩しているというよりは進化していると言ったほうが良さそうなのラファエル・デバース。
この日は2番3Bに配置されました。
5回裏、1アウト後に二塁打で出塁したサム・トラビスをクリス・セール登板時の相棒サンディー・レオンがシングルで迎え入れ、レッドソックスがまず1点を先制。
ムーキー・ベッツ四球のあとのバッターがラファエル・デバース。
トロント側も事前にマウンドに集まるなど十分に警戒してはいたのですが、なんとその初球をたたき、これが3ランHRに。
手元でうごいているのかもしれないですが、タイムを取ったわりには高さもコースも甘かったですね。
この日のヒットは1本でしたが、その一本が非常に価値のある3ランHRとなったのでした。デバースのここまでのスタッツはご覧の通り。長短打ともに多いのが特徴。HR数のランキングは18位ですが、トップのトラウトが30本を放っている時点での19本ですから、大したものだと思います。
【ラファエル・デバースのスタッツ】
(現地2019年7月18日時点)
- 安打数:122 (AL 2位) ※6位に114のボガーツ
- 2塁打:28(AL3位)
- 本塁打:19(AL18位タイ)※10位に21本のボガーツ
- RBI:73(AL3位)※2位に74のボガーツ
- 打率: .325 (AL2位) ※4位に.315のボガーツ
- OPS: .942 (AL4位)
- TB トータル・ベース:211(ア・リーグ1位) ※3位は208のボガーツ
守備の方ではエラーが2018年がア・リーグトップの24個。2019年もここまで15個でトップですが、しかしかなりうまくなっています。前日にはこのようなプレーも。
ボガーツのジャンプ・スロー
このゲームでは特筆すべき好プレーが1つありました。ボガーツのジャンピングスローです。
ゲームは5−0でレッドソックスがブルージェイズをシャットアウト勝利。久しぶりに内容の濃いゲームだったと思います。
レイズ→ヤンクス x 2 なんだこのスケジュールは!
レッドソックスは現地2019年7月19日から、ボルチモアへ移動してオリオールズとの3連戦。
実は、その後のレッドソックスのスケジュールがすごいことになっています。
- @レイズ 3連戦 7/22-7/24
- ヤンキース4連戦 7/25-7/27
- レイズ3連戦 7/30-8/1
- @ヤンキース4連戦 8/2-8/4
いかがですか?もともと決まっていたスケジュールとはいえ、レイズ→ヤンキース→レイズ→ヤンキースともうあらかじめここでシーズンの優勝が決まってしまうかもというスケジュールではありませんか?
もちろん、ヤンキースに連勝されてしまうとレッドソックスはかなり厳しいです。今でもペナントは厳しいですが、グッと順位を詰めるにはここで踏ん張るしかありません。
そこでキーマンになりそうなのが、ネイサン・イオバルディ(現地の発音はイボルディですね)
イオバルディ:I’m ready to go!
現地2019年7月18日にトリプルAポーケットでの登板が復帰の目安となると言われていたネイサン・イオバルディ。
18日AMに行われたゲームでは2番手として1イニングを投げ、被安打0、無失点、与四球1、奪三振3という内容でした。
マイナーでのリハビリ投球はこの1度だけです。どうやらこれでコールアップを決めたようです。
なお、アクティベイト(メジャー登録)は現地2019年7月21日(日)になるとのことです。というのはまだ連投を試していないためとのこと。どうやらボルチモアには同行しているようなので、練習で試すのかもしれませんね。
クローザーとしてのデビューが期待されています。くれぐれも肘をやらないようにお願いしたいところです。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント
月間MVPも獲ったのに地味~ですね
チームの方も春のすごい出遅れは話題になったものの復調ペースが堅実だったもののじわじわだったせいでこちらもディフェンディングチャンピオンとは思えない地味さで笑
一方、派手派手な上昇気流に乗っているといえば記事にされましたSFと…CLE!
取り上げてもらえると嬉しいです(別にファンというワケではないのですが笑)
匿名様
コメントありがとうございます。
取り上げるクラブに偏りがありますね(笑)。
我ながら、そう思っております。
SFとCLEも近い内に取り上げたいと思います。