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【MLB2018−19移籍】MLB30チームのテンダー・リスト(調停資格選手)

現地2018年11月30日、MLB各クラブは、ノンテンダーのリストを公表いたしました。ノンテンダーが出たということは、テンダー(来季契約しましょうとオファーされた)選手がいるということで本日はそのリストについて書かせていただきます。

主なノンテンダーFAとなった選手は前日の記事に記載させていただいておりますので、そちらをご参照いただければと思います。

2018ノンテンダーFAの発表 現地2018年11月30日、ノンテンダー・デッドラインを迎えたMLBの各クラブはノンテンダーリスト...

なぜこの記事を書くかと言いますと、再契約となる選手がわかり、FAマーケットのパズルのピースが徐々に埋まってくる模様がなんとなくではありますが、わかるからです。その点では結構面白いのではないかと思います。

テンダー・リスト2018

これからテンダーという言葉が頻出しますが、「〜を申し出る、提出する」、あるいは「オファーする/される」という意味で使っておりますので、よろしくお願いします。

テンダーとノンテンダー

ここで簡単にテンダー/ノンテンダーについて触れさせていただきますと、FA選手を除いた調停資格前あるいは調停資格のある、MLS(MLB在籍期間メジャーリーグ・サービス・タイム)3年から6年未満の選手に来シーズンの契約を行うかどうかを決めるのがノンテンダー・デッドラインでした。ノンテンダーになるとノンテンダーFAという身分になり、自軍を含めた30球団と交渉できる。テンダーだと自軍に残り、あとは調停を想定した交渉に入ります。

なお、ノンテンダーの定義の詳細はこちらをご参照いただければと思います。

【用語集】ノンテンダー(ノンテンダーFA) 現地2018年11月30日(金)はMLBではノンテンダー・デッドラインの日です。 ...

テンダーが与えるFA動向

今回のリストというのは現在のFAマーケットにいる選手ではなく、後日再契約の報道で「調停をさけて」(”avoide salary arbitration”)とされる選手達です。そしてテンダーされた選手は残留が確定することで就職活動をせずに済みますが、クラブ側の金銭や戦力補強などの思惑でトレードされることはあります。これがまたFA市場に与える影響が結構大きいんですね!

よって、誰が残ったかを見るのも今後のFA動向を見る上でとても重要な要素です。

調停のデッドライン

調停(Salary Arbitration)のデッドラインは2019年1月11日です。

30クラブテンダーリスト

ア・リーグ東から順番に見ていきます。掲載順は2018年レギュラーシーズンの順位です。

アメリカン・リーグ

レッドソックス

レッドソックスは、現地2018年12月1日、MLSが5.057で2018年に25試合に登板したリリーバーのタイラー・ソーンバーグ(Tyler Thornburg)と1年175万ドルで合意しました。これは調停を避けるために結んだ契約です。2018年が205万ドルでしたから、やや下回っておりますが、40万ドルのインセンティブが入っておりますので、それを達成するとやや上回る金額となります。

レッドソックスはテンダーしたうち、29名が未だサイン出来ておりません。そして以下の11名が調停資格のある選手です。

ムーキー・ベッツ、ザンダー・ボガーツ、ジャッキー・ブラッドリー・ジュニア、ブロック・ホルト、サンディー・レオン、ブレイク・スワイハート、エデュアルド・ロドリゲス、マット・バーンズ、ヒース・ハンブリー、ブランドン・ワークマン、スティーブン・ライト。

いずれも2018のキーマン選手ばかりです。

ヤンキース

ヤンキースの調停前のテンダー・リストは以下の選手たち。

ジェームズ・パクストン(早速)、アーロン・ヒックス、デリン・ベタンセス、ルイス・セベリーノ、ディディ・グレゴリアス、ソニー・グレイ。こちらもビッグネームばかり。

ソニー・グレイがこの移籍市場で名前が上がっているのは、調停資格があるからというのがおわかりいただけると思います。

レイズ

レイズは調停資格のある全員にテンダーしております。

主な選手は、マイク・ズニーノ(マリナーズから移籍したばかり捕手)、トニー・ファム(OF)、マット・ダフィー(INF)、チャズ・ロー(RHP/Chaz Roe )。よって、ドラマは生まれませんでした。

ブルージェイズ

ヤンガービス・ソラルテをノンテンダーとしたブルージェイズでしたが、以下の調停資格のある9選手にはテンダーしました。

ケビン・ビラー(日米野球でも来日したOF)、ジョー・ビアジーニ(右腕)デボン・トラビス( Devon Travis )。この3名はノンテンダー候補だったのですが、テンダーに。ケン・ジャイルズ(リリーバー、クローザー右腕)、ライアン・テペラ(右腕)、ランダール・グリチャック(OF)、ブランドン・ドゥルーリー(3B)、マーカス・ストローマン(ローテ)、アーロン・サンチェス(ローテ)。ストローマンも候補に上がっているサイトがあったのですが、とりあえずテンダーです。当然ですね。

オリオールズ

GMも代わり、リビルドに向けて動き出しているオリオールズ。監督が現地2018年12月1日現在で未決ですが、フロント陣で再建に向けて取り組んでいます。ティム・ベッカム(430万ドル)、カレブ・ジョセフ(170万ドル)がノンテンダーとなり、合計600万ドルをどう使うか、模索しております。

テンダーされたのは、2018年8勝16敗のディラン・バンディー(RHP)、69試合登板のマイケル・ギブンズ(リリーフRHP)、INFユーティリティーのジャナサン・ビヤー。

インディアンス

ジェームズ・ホイト(リリーバーRHP)を一旦はノンテンダーにしたインディアンスでしたが、翌日すぐにスプリングトレーニングの招待選手としてマイナー契約を結んでおります。よって、結果的にノンテンダーなしで、昨日のリストには入れておりません。

ホイトは2018年7月トレードでアストロズから移籍してきましたが、移籍後は1試合の登板に終わり、トリプルAで過ごしておりました。

インディアンスはヤン・ゴームズがFAでナッツへ移籍済み。

ノンテンダーの噂があったサラザーは残りましたが、実はトレード濃厚です。カラスコはしばらくは残りそうです。バウアーは自らいろいろとつぶやいていますが、とりあえず残りそうです。

ツインズ

OFのロビー・グロスマンをノンテンダーにしたツインズは、以下の調停資格選手にテンダーしております。

RHPのカイル・ギブソン、ジェイク・オドリッジ、リリーバーのトレバー・メイ、テイラー・ロジャース、OFでチームの核、バイロン・バクストン、エディー・ロサリオ、マックス・ケプラー、3Bのミゲル・サノ。

SSのエイーレ・アドリアンサ(Ehire Adrianza)とは調停を避けて1年130万ドルで合意ずみです。ツインズはレイズをDFAとなったC.J.クロン(C.J. Cron)と1年480万ドルで合意しております。

タイガース

ジェームズ・マッキャンとアレックス・ウィルソンをノンテンダーとしたタイガースは、以下の選手たちにテンダーしております。

3Bで2018年23HRのニコラス・カステヤノス、RHPのシェーン・グリーン、RHPのマイケル・ファルマー、マシュー・ボイド、ダニエル・ノリス、LHPのブレイン・ハーディ。

ホワイトソックス

アビサイル・ガルシアとマット・デービッドソンをノンテンダーとしたホワイトソックスは、レウリー・ガルシア(ユーティリティー)、ホセ・アブレイユ、カルロス・ロンドン、ヨルマー・サンチェス(2B/3B)などの調停資格選手に2019年の契約をオファー(=テンダー)。これから交渉です。

ロイヤルズ

4名をノンテンダーとしたロイヤルズは、LHPのブライアン・フリン、3Bのチェスラー・カスバート、RHPのジェシー・ハン(Jesse Hahn)などの調停資格選手にテンダー済み。これから交渉です。

アストロズ

40manの調停資格選手すべてをテンダーしております。11月にウェーバーで獲得したCのクリス・ハーマン(2018はマリナーズ)も含めてのお話です。

以下の結構なメンツが調停資格選手。ゲリット・コール、クリス・デベンスキ、ウィル・ハリス、ランス・マッカラーズ・ジュニア、コリン・マクヒュー、ロベルト・オスーナ、ブラッド・ピーコック、ライアン・プレスリー、カルロス・コレア、ジェイク・マリスニック。

アスレチックス

ファイヤーズ、グレイブマン、ギアリンの3名をノンテンダーとしたアスレチックス。MLS 5.104の調停資格選手クリス・デービス(3年連続40HR以上)にもちろん2019年の契約もオファー(=テンダー)。クリス・デービスは相場では1,800万ドルを超える価値なので、金策中というところのようです。

そのほかにテンダーしたのは、ライアン・ブッチャー、マーク・カナ、ライアン・ダル、ライアム・ヘンドリクス、ジョシュ・フェグリー、ショーン・マナエア、マーカス・セミエン、ブレイク・トライネン。今季活躍した面々を抱えています。

マリナーズ

リビルド中で注目のマリナーズですが、テンダーしたのは、ロエニス・エリアス(LHP、スターター、リリーフ)。

調停資格のあったパクストンはヤンキースへ、ズニーノはレイズへ、2017年に41 SVを上げたアレックス・コロメをつい先日、ホワイトソックスへトレードに出しております。コロメとのトレードで獲得したのは、捕手で左打ちのオマール・ナルバエス。

エンゼルス

シューメーカーとパーカーをノンテンダーとしたエンゼルスは、以下の選手が調停資格選手としてテンダーされております。

タイラー・スキャッグス、アンドリュー・ヒーニー、ホセ・アルバレス、ニック・トロピアーノ、キャム・ベドローシアン(RHP)、ハンセル・ロブレス(RHP)、トミー・ラステラ(Tommy La Stella)。

ラステラは11月29日にカブスからトレードで獲得した内野手。カブス・ファンから「なんで出すんだ!」と悲鳴が上がっておりました。

レンジャーズ

4人の投手をノンテンダーとしたレンジャーズが残した(テンダーした)調停資格選手は、韋駄天デリーノ・デシールズ、ノマー・マザラ(RF)、ジュリクソン・プロファー(INF)、アレックス・クラウディオ(LHP)。

ナショナルリーグ

ブレーブス

ノンテンダー候補として危ぶまれていた2018年カムバック賞のジョニー・ベンターズは無事に1年225万ドルで2019年の契約を結びました。そのほかブレーブスはノンテンダーはおりません。

ベンターズ同様に危ぶまれていリリーバーのアローディス・ビスカイーノ(RHP、2018年18SV)、アダム・デュバル(1B/OF)も来季のチャンスを与えられております。

そのほか、テンダーされた調停資格者は、マイク・フォルテネービッツ、ケビン・ゴーズマン、チャーリー・カルバーソン、ダン・ウィンクラー、サム・フリーマン(リリーフ、RFの二刀流)。

ナショナルズ

ナッツも調停資格者全員にテンダーしております。危ぶまれたLHPのサミー・ソリス(Sammy Solis)もテンダーとなりました。すでに1年85万ドルで合意しております。

そのほかの調停資格者でこれから交渉する選手はアンソニー・レンドン、タナー・ロアーク、マイケル・A・テイラー、トリー・ターナー、カイル・バラクロ−、ジョー・ロス。こちらも結構なビッグネームが残っております。

フィリーズ

ジャスティン・ボアーとルイス・アビランにノンテンダーを出したフィリーズは、以下の調停資格者に2019年の契約をテンダーしております。

RHPのアーロン・ノラ、ビンス・ベラスケス、ヘクター・ノリス、ジェラッド・アイコフ、ルイス・ガルシア、LHPのアダム・モーガン、INFのシーザー・ヘルナンデス、マイケル・フランコ、OFのアーロン・アルテール。

FA市場で注目されているフィリーズですが、取り急ぎLHPを探しているようです。アンドリュー・ミラー、ザック・ブリットンなどが候補。

メッツ

カノーとディアス加入で注目されているメッツですが、ノンテンダーにしたのはウィルマー・フローレスだけ。名前の上がっていた捕手のトラビス・ダーノーは残りました。どうやらナッツがインディアンスのヤン・ゴームズを獲得したことが影響した模様。

メッツは引き続き、キャッチャーを狙っています。グランダール、ウィルソン・ラモス、マルドナード、リアルミュートが候補です。

そのほか、テンダーされた調停資格者は、ジェイコブ・デグロム、ノア・シンダーガード、マイケル・コンフォート、ザック・ウィーラー、スティーブン・マッツ、ケビン・プラウェッキー(捕手)。

マーリンズ

さんざん名前の上がっている捕手のリアルミュートですが、マーリンズは彼に2019年の契約をテンダーしております。そのほかにテンダーされた調停資格者は、ダン・ストレイリー、ホセ・ウリーナ、ミゲル・ロハス、アダム・コンリー。

ブルワーズ

ジョナサン・スコープと2人のリリーバーをノンテンダーとしたブルワーズ。

2019年の契約をオファーしたのは、INFのエルナン・ペレス(250万ドルで合意済み)、タイラー・サラディーノ(88.75万ドルで合意済み)、期待の若手ザック・デイビーズ(RHP)、ジュニオール・ゲラ(RHP)、コーリー・クヌーベル(RHP)、ジミー・ネルソン(RHP)、マニー・ピーニャ(C)、ドミンゴ・サンタナ(INF/DH)、トラビス・ショー(3B)。

いずれもポストシーズンで大活躍した面々です。

SSにはしっかりとしたオーランド・アルシアがいるだけに、FAでは2Bを狙っているようです。2Bが出来る人全員がリストに上がっています。マーウィン・ゴンザレス、ジェド・ラウリー、ダニエル・マーフィー・・・ローガン・フォーサイス・・・。

カブス

ロナルド・トレイエズ含め計3名をノンテンダーとしたカブス。記事にも書きましたが、アディソン・ラッセルをテンダーとしました。そのほかにカブスがテンダーしたのはほぼ主力ばかり。これからの交渉がなかなか大変です。

クリス・ブライアント、ハビアー・バイエス、カイル・シュワーバー、カイル・ヘンドリクス、カール・エドワーズ・Jr.、マイク・モンゴメリー。

カージナルス

カージナルスはノンテンダーを出しませんでした。2019年の契約をオファーしたのはLHP、チェイスン・シュリーブ(7月トレードでヤンキースから獲得)、OFのマーセル・オズーナ(正式な発音はオズーネアのようです)、RHPのマイケル・ワカ、ドミニク・レオン。

これから彼らと調停を想定した交渉です。

パイレーツ

パイレーツもノンテンダーを出しませんでした。テンダーしたのは、LFのコーリー・ディッカーソン、セットアッパーのキーオン・ケラ(RHP)、リリーバーのマイケル・フェリス(RHP)。

レッズ

ビリー・ハミルトンにノンテンダーを出して驚かせたレッズですが、そのほかに3人のノンテンダーを出しました。

テンダーした調停資格者は、スクーター・ジェネット(2B、打率2位)、アンソニー・デスクラファニー(RHP)、マイケル・ローレンツェン(打撃のよい投手)、カート・カサリ(C)、ホセ・ペラザ(INF/OF)。

ドジャース

ドジャースも結果的にはノンテンダーを出しませんでした。

リリーバーのパット・ベンディット(LHP)の動きが興味深かったです。11月28日にアダム・マクリーリーをブレーブスから獲得した際に、40manの余地をつくるために一度DFAに。その後11月30日にノンテンダーに。しかし、すぐにテンダーされ、現在は40manに入っております。契約はこれから。なお獲得したマクリーリはジョシュ・ドナルドソン加入でブレーブスからDFAとなり、ウェーバーがかけられていたところをドジャースがクレイム・オフ(獲得)。

トニー・シングラーニ(LHP)はすでに契約合意済みとの報道。

そのほかに豪華な調停資格者たちがおります。

ヤシエル・プイーグ、アレックス・ウッド、ジョク・ピダーソン、エンリケ・ヘルナンデス(キケというのはニックネーム)、クリス・テイラー、コーリー・シーガー、ペドロ・バイエス(RHP)、ジョシュ・フィールズ(RHP)、イーミ・ガルシア(RHP)。交渉はこれから。

ロッキーズ

LHPのサム・ハワードのみをノンテンダーしたロッキーズ。テンダーした調停資格者は以下の豪華な面々。

ノーラン・アレナド、トレバー・ストーリー、トニー・ウォルターズ、クリス・ラシーン、チャド・ベティス(がんから復帰した投手)、タイラー・アンダーソン(LHP)。このうち、クリス・ラシーン(LHP)は調停を避けて、1年168万7,500ドルで合意しております。

ダイヤモンドバックス

RHPのシェルビー・ミラー、ユーティリティーのクリス・オーウィングス、CLのブラッド・ボックスバーガーにノンテンダーを出したダイヤモンドバックスは、以下の調停資格者とのコントラクトが残っております。

マット・アンドリーズ(RHP)、アーチー・ブラッドリー(RHP)、アンドリュー・チェイフィン(LHP)、T.J.マクファーランド(LHP)、ロビー・レイ(スターターLHP)、タイワン・ウォーカー(RHP、TJ後のリハビリ中)、ジョン・ライアン・マーフィー(C)、ジェイク・ラム(3B)、デービッド・ペラルタ(OF)、スティーブン・ソウザ・Jr.(RF)。

ゴールディが出るのが確定的なので、どういう動きをするのか注目です。

ジャイアンツ

ストリックランドとゴーキース・ヘルナンデスにノンテンダーを出したジャイアンツは、ドジャースから引き抜いた新GMの下、リビルド中です。

2Bのジョー・パニック、RHPのサム・ダイソンはともにテンダー後に合意済み。ふたりとも1年契約で、パニックが380万ドル、ダイソンは500万ドル。LHPのウィル・スミスも合意済みとの報道。

パドレス

パドレスは誰にもノンテンダーを出しませんでした。

ローテーション右腕のブライアン・ミッチェル、INFのグレッグ・ガルシアはともに91万ドルで2019年の契約を締結済み。残りの調停資格者でこれから交渉となるのは、オースティン・ヘッジス(C)、トラビス・ジャンコウスキ-(OF)、カービー・イェーツ(RHP)、ロビー・アーリン(LHP)。

以上です。

FA動向にも結構からんでくる情報なので、長くはなりましたがたまに辞書的な使い方でご確認いただけましたら、幸いです。よろしくお願いします。

お読みいただき、ありがとうございました。

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