SDP直接対決前の大事なシリーズがスタート
現地2024年9月20日、ドジャースは東海岸の遠征が終わりホームに到着。この日からロッキーズとの3ゲームシリーズがスタート。パドレスとの直接対決前の大事なシリーズです。前日のゲームを終えた時点で2位パドレスとのゲーム差は4.0。たとえ直接対決でスウィープされてもまだゲーム差1.0が残っている状況を作っております。
ここでロッキーズに落としてしまうと、2位パドレスの状況次第では直接対決前に3.0ゲーム差を切ってしまうので、投手陣がバタついている今、落とせないシリーズではあります。
ブルペン・ゲームで勝利
前日にジャック・フラハーティーを起用したドジャースは残り試合も考慮し、この日はあえてブルペン・デーに設定しました。
先発はライアン・ブレイジャー。ブルペン・ゲームの時は彼が先発していますね。そのブレイジャーは1イニングを三者凡退に抑える上々のゲームイン。
ところが、2番手で起用したジョー・ケリーが危うく試合を壊すところでした。ジョー・ケリーは四球、二塁打、四球でノーアウト満塁のピンチを作り、内野ゴロの間に1失点。この時打たれた二塁打はマイケル・トーリアが放ったCFへのHR性の当たりでアンパイアーは一旦、HRコールをし、2点を先制されたと思われました。しかし、ドジャースはレビューを申請。これで判定が覆って二塁打に。この後もジョー・ケリーはジョーダン・ベックに死球を与え、1イニングで3四死球。まだまだ不安定のままです。ただ、ライアン・ミクマン(Ryan McMahon)とブレンダン・ジョーンズから三振を奪ったのは「らしさ」が出たところなので、本来のピッチングを取り戻すことを祈るばかりです。
ドジャースはこの後、ブラスダー・グラテロルが3回、4回の2イニングをパーフェクト投球。ダニエル・ハドソンが5回表を1失点、6回表からはアレックス・ベシア、エバン・フィリップス、ブレイク・トライネン、そしてマイケル・コペックとつなぎ、計4失点という内容でした。
最終回のマイケル・コペックはこの日はスライダーでストライクが取れたのは良かったものの、甘かったので、マイケル・トーリアに今度こそのソロHRを浴び1失点でした。
52-52
ロッキーズの先発は左腕のカイル・フリーランド。大谷選手は第1打席はカイル・フリーランドのキレの良いナックル・カーブに空振りを取られて三振。さすがに前日からの4打席HRはなりませんでした。
5回表を終えて2-0とリードされたドジャースですが、5回裏に反撃開始。まずは先頭のアンディー・パヘスが今季11号となるソロHRを放ち、1-2に。
1アウト後、マックス・マンシーが2塁打で出塁。キケ・ヘルナンデスが1Bポップフライに倒れて2アウトとなり、ここで大谷選手が打席に。
大谷が逆転の2ランHR(52 HR)
低めに丁寧に攻めていたカイル・フリーランドは、フルカウントとなり、三振を奪いに高めに強いボールを投げます。メジャーの今のスイングは高めに難があると言われているので選択は間違っていなかったと思うのですが、この完全にゾーンから外れたボールを大谷選手が豪快にスイング。高く上がった打球はCFへ423ft(128.9m)の飛距離のHRに。連日となる52号となりました!この豪快な一発は2ランHRでドジャースが3-2と逆転に成功。
6回に3-3の同点に追いつかれたドジャースでしたが、その裏に今度はテオスカー・ヘルナンデスがソロHRを放ち、再び4-3と1点のリードを奪います。
52 SB
7回裏、ロッキーズのピッチャーはこのイニングから右腕のジェイデン・ヒルがマウンドに。ドジャースは1アウトからトミー・エドマンが出塁し、さらに2盗に成功。ランナー2塁で大谷選手の打席が回ってきました。
大谷選手はチェンジアップを拾い、これが1塁へ痛烈な当たりのゴロとなり、足も活かして内野安打にしてしまいます。この後、前の塁が空いていた大谷選手はすかさず2塁への盗塁に成功。これで52盗塁目で52-52となりました。
ドジャースはこの後、ムーキーの犠牲フライで追加点。さらにテオスカー・ヘルナンデスにタイムリーが生まれるなどこの回2得点で計6得点。
投手陣が4失点しましたが、なんとかブルペン・ゲームで6-4で勝利。地区優勝へまた一歩前進しました。
NLウエスト順位
ドジャースはこれで92勝62敗。残り試合はコロラドとの2戦、パドレスとの3戦、コロラドとの3戦で計8試合となりました。
この日からパドレスはホワイソックスとのシリーズ。Gm1でギャレット・クロシェが登板。4.0 IPで8Kと完全に支配されました。ホワイソックス投手陣はこの後もパドレス打撃陣を抑え、ゲームは延長戦に。かなり踏ん張ったホワイソックス投手陣でしたが、最後はタティス・Jr.が決め、3-2でサヨナラ勝利。パドレス、接戦に強いです。
Dバックスは強者ブルワーズに7-4で勝利。またしても3チームとも勝利でゲーム差は変わらずです。
# | Club | W-L | GB |
---|---|---|---|
1 | LAD | 92-62 | – |
2 | SDP | 88-66 | 4.0 |
3 | AZ | 86-68 | 6.0 |
ドジャースはGm2はウォーカー・ビューラーが登板。Gm3で山本由伸投手を起用する予定です。
パドレス戦ではおそらくランドン・ナックとジャック・フラハーティーの2人は登板すると思われますが、まだ予告先発には上がってきていません。3人目は現時点ではわからないです。
MLBもいよいよ佳境ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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