ハーパーがようやく開幕を迎える
ブレーブスとの開幕シリーズをなんとか1勝2敗で乗り切ったフィリーズは現地2024年4月1日からレッズとの3ゲームシリーズ。Gm1では打線が初回に2点を上げて優位にゲームを進め、先発のクリストファー・サンチェスも5イニングで2失点、8SOと好投。しかし、打線は追加点を奪えず延長の末、2-4で敗れました。
延長10回に打たれたコナー・ブログドンは今季、調子が上がらずDFAとなってしまいました。
その打線も今ひとつ機能していなかったのはやはり中心のブライス・ハーパーにまだヒットが出ていなかったため。捉えた当たりもあるものの、なかなかヒットにはつながりませんでした。
ハーパーが3HR
そんなハーパーに現地2024年4月2日、ようやく安打が出ました。しかもグランドスラムを含む3HRです!
レッズがグラハム・アッシュクラフト、フィリーズがスペンサー・ターンブルで始まったGame2は気温が摂氏7.7℃、霧雨と呼ぶにはかなり粒の大きな雨が振る中、スタート。顔面を覆う防寒具をつけた選手が複数いるという悪コンディションのゲームはスローイング・エラーも目立つ、守備側には気の毒なコンディションとなりました。
3番1Bでの出場となったハーパーは初回の第1打席で、2ストライクと追い込まれながらも、4球目の甘いカット・ボールを見事に捉え、CFへまずは1本目のHR。フィリーズが先制しました。
レッズが3回表にウィル・ベンソンのタイムリー・ダブルで同点に追いついた後の4回裏、先頭で打席が回ってきたブライス・ハーパーは、初球のスライダーを今度はRFスタンドへ弾丸ライナーで放り込むソロHRを放ち、2-1と勝ち越し。2打席連続HRですね。
6回裏の第3打席はアッシュクラフトのシンカーを捉えるも、CFのウィル・ベンソンの好捕に阻まれ、出塁ならず。
そしてブレント・スーターにスイッチした7回裏、1アウト満塁で打席が回ってきたハーパーは、フルカウントからインローに来たシンカーに対応。これを右中間スタンドに運びこの日3本目のHR。このグランドスラムを含め、この日はハーパーは4打数3安打、6 RBIと今季初の際立った活躍を見せました。
ハーパーが機能したフィリーズは9得点を上げ、9-4のスコアでレッズに快勝。今季2勝目を上げました。
またブライス・ハーパーはこの日、1000 RUNを達成。ホームベースを1000回踏んだという偉大な記録ですね。
ピントが好投
フィリーズ投手陣ですが、スペンサー・ターンブルが5イニングを被安打3、失点1に抑えてゲームメイク。ロブ・トムソン監督は6回からリカルド・ピントを投入。ショートイニングでの登板でつなぐのかと思いきや、なんと最後まで彼に任せ、4.0イニングで被安打5、失点3、BB 0、SO 4とレッズ打線を封じました。
こういう判断がロブ・トムソンらしいところですね。
ハーパーが復活したフィリーズ。ここからどう戦うのか、ローテーションのNO.1からの2巡目に期待です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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