ネイト、アストロズを7回シャットアウト
現地2023年7月1日、レンジャーズはグローブ・ライフ・フィールドで前日から始まったアストロズとのローン・スター・シリーズ4連戦の2戦目。
テキサス州にあるクラブ同士の対戦ということもありこの日詰めかけた観衆は40,380人。その大勢の観衆の前でネイサン・イオバルディは見事な投球を披露。アストロズ打線を7回、被安打2、スコアレスに抑え、5奪三振の快投で応えました。
レンジャーズはGame1では先発ジョン・グレイが中盤に捉まり、3-5で落としましたが、この日は5-2で快勝。1勝1敗のタイにし、オールスター前の前半戦の大きな山場を1勝1敗のタイとしました。
ネイト、アストロズ打線を翻弄
ネイサン・イオバルディは立ち上がりの2イニングは若干もたついた場面がありました。
初回は2アウトを奪いながらもカイル・タッカーにシングルを許し、先制のピンチを招くも、これを救ったのは捕手のジョナ・ハイムでした。ジョナ・ハイムは2盗を試みたカイル・タッカーを見事に阻止。ピンチの芽を摘みました。しかも、投球はカーブでアストロズとしては最高のカウントで盗塁を試みたのですが、これをアウトにしました。この盗塁阻止は大きかったです。
3つのダブルプレー
さらに2回表には、1アウトからヤンディー・ディアスにシングルを許し、つづくマウリシオ・デュボンに四球。スコアリング・ポジションにランナーを許すも、続くコーリー・ジュルクスを6-4-3のダブルプレーに仕留め、アストロズの得点の芽を摘みました。
3回以降のネイトはスイスイと投げます。
4回表には先頭のアレックス・ブレグマンを四球で歩かせるも、カイル・タッカーをカット・ボールでSSゴロに仕留め、この日2つ目のダブルプレーでまたしてもアストロズのチャンスの芽を摘みます。
7回表にも1アウトから四球でランナーを出すも、ヤンディー・ディアスを6-4-3の併殺網にかけてまたしても得点を許さず。
ネイトは4シーム、カーブ、カット、スプリットを織り交ぜ、アストロズ打線を翻弄。7回を投げてマウンドから降ります。
TEX打線、なかなか得点に結びつかず
アストロズの先発はルーキーのハンター・ブラウン。レンジャーズはそのハンター・ブラウンに初回から安打を浴びせますが、これがなかなか得点に繋がらず。
1回裏は先頭のマーカス・セミエンがシングルで出塁し、2盗を決めてスコアリング・ポジションにランナーを送るも後続が倒れて無得点。
2回裏にも1アウトからジョナ・ハイムが2塁打を放つも、これも得点に結びつかず。
このようなやきもきした展開をネイトがずっと押し返してきたという序盤でした。
ようやく繋がったのは3回裏。レンジャーズは4本のシングルを集めてるも、得点は1点のみ。ちょっと効率が悪かったです。
4回裏、先頭のジョナ・ハイムが2打席連続の2塁打でチャンスメイク。ここでトラビス・ジャンコウスキーがタイムリーを放ってようやく2得点目。さらにマーカス・セミエンにもタイムリーが出て3-0とリードを拡げます。
ハンター・ブラウンは4回で降板。レンジャーズ打線は計10安打を浴びせたのですが、得点は3点のみ。反対に6三振も奪われて、残塁を増やしてたのでした。
レンジャーズは7回裏にアドリス・ガルシアとジョシュ・ヤングによるBack to Backの2塁打で4点目を追加。
8回裏にはヒットと四球で作った1アウト1、2塁のチャンスをナサニエル・ロウが犠牲フライを放ち、さらにアストロズCFのジェイク・メイヤーズのスローイング・エラーで1点を追加。5-0で終盤を迎えます。
9回裏、ジョー・バーローがマウンドに上がり、ゲームを締めにかかりましたが、2アウトからアレックス・ブレグマンに二塁打を許し、さらにカイル・タッカーに2ランHRを浴び、5-2と3点差に詰め寄られます。バーローはここで降板。
ウィル・スミスは休ませたかったところでしたが、残り1アウトは彼に頼らざるを得ませんでした。アロルディス・チャップマンはこの日は登板はなし。
ウィル・スミスはホセ・アブレイユを2Bゴロに仕留め、ゲームセット。
レンジャーズが5-2で勝ち、アストロズとのゲーム差を5.0に拡げました。なお、レンジャーズはこの勝利で50勝目。
ネイト、キャリアハイを超えそうなペース
ネイサン・イオバルディは、10勝目を上げた訳ですが、二桁勝利は2021シーズンにマークした11勝以来のこと。今季はこの時期に10勝ですから、2015年にマークした14勝3敗、ERA 4.20のキャリア・ハイの勝ち星を超えそうです。
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