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【MLB 2023】”地元スーパースターを確保”レッドソックス、ラファエル・デバースと11年/331Mドルで延長合意

最後の砦が長期で残る!

 現地2023年1月4日、フェンウェイ界隈で久々に快事が起こりました。

 レッドソックスが生え抜きのスーパー・スターであるラファエル・デバース(Rafael Devers )と長期で延長合意に至りました。

 レッドソックスは2020年2月にムーキー・ベッツをトレードで失い、今オフには残留を希望していたザンダー・ボガーツに有効な契約を提示できずにFAでパドレスへ流出。生え抜きの優秀な選手が次々と他クラブへ移籍してきました。

 また、2018年のワールドシリーズ・チャンプに大きく貢献した選手たちも流出。右腕のネイサン・イオバルディーはFAでレンジャーズへ、打撃陣のヒッティング・グル(=コーチ)的な役割も担っていたJ.D.マルチネスもFAでドジャースと契約。ただ、この2人は数字の面で言えば、ここ数年は「下降していた」と言わざるを得ません。それ以外のクラブに与えた良い影響は計り知れないのですが。

 さらに言えば、2021年2月には一時的な不調であったアンドリュー・ベニンテンディーをロイヤルズへトレード。このトレードは大失敗でしたね。

 もはや最後の砦ともいうべき存在となったラファエル・デバースでしたが、契約延長の交渉は難航を極め、「このままラフィーもFAで他クラブへ移籍する・・・」と多くのファンは来たるべき未来にショックを受けないように事前にネガティブな防御線を張っていたほど。

調停ファイナルイヤーでの契約合意が潮目に

 ところが、潮目が変わる出来事が起こりました。

 現地2023年1月3日に、レッドソックスがラファエル・デバースと調停を避けて1年/$17.5M(2023)で合意。

 デバースは調停ステータスなので、2023年もレッドソックスのコントロール下にあり、とにかくサラリーを決めなければなりません。ここで一旦、デバースから”YES”を勝ち取ったレッドソックスは、このまま長期で2023年の契約も上書きする芽が出てきたのです。ちょうど、エンゼルスがマイク・トラウトとのモンスター契約を成立させた時のように。

 もっとも、トラウトの場合は、延長契約をさらに延長で上書きした内容ではあったのですが、方式としてはこれと同じ。

 これは「長期で合意になる可能性大」となった翌日、今回の延長合意に至りました。

契約内容

 合意となった内容はご覧の通り。詳細が出たら、更新します。

 正確に言うと、延長は10年で、延長のスタートは2024シーズンからになりますが、2023年の調停を避けてサインした1年/$17.5Mを上書いた上での11年ということになります。

  • 11 年/$331M (2023-33)
    • 調停を避けてサインした1 年/$17.5M(2023)を上書き
    • サイニング・ボーナス:$20M
    • オプトアウト無し

36才のシーズンまで

 1996年10月24日生まれのデバースは2023年のレギュラーシーズン中は26才。2033年までということは、36才までのシーズンということに。2033年はレギュラー・シーズン中は36才で、ポストシーズンに入って誕生日を迎え、ワールドシリーズに入る頃には37才になっているというシーズンです。

レッドソックス史上最大の契約へ

 今回のラファエル・デバースの延長契約はレッドソックス史上最大のモンスター・ディールになります。そして、契約金額の大きさで言ってもMLB歴代トップ6に。ブライス・ハーパーのメガディールを上回りました。

メガディール一覧

 もはやTOP10は$300M超えというメガディール一覧です。

1. マイク・トラウト(LAA): 12年/ $426.5M (2019-30)
2. ムーキー・ベッツ(LAD): 12年/ $365M (2021-32)
3. アーロン・ジャッジ(NYY): 9年/$360M (2023-31)
4. フランシスコ・リンドーア(NYM): 10年/$341M (2022-31)
5. フェルナンド・タティス・Jr.(SDP): 14年/ $340M (2021-34)
6. ラファエル・デバース(BOS):11年/$331M (2023-33)
7. ブライス・ハーパー(PHI):13年/$330M (2019-31)
8. ジャンカルロ・スタントン(MIA-NYY): 13年/$325M (2015-27)
9. コーリー・シーガー(TEX):10年/ $325M (2022-31)
10. ゲリット・コール(NYY):9年/$324M (2020-28)

破壊力抜群のスイングでプレッシャーを 

 レッドソックスは昨シーズン78勝84敗で、一時は優勝争いをし、6月は20勝6敗でプレーオフ圏内でしたが、7月は8勝19敗で巻き返せず。

 デバースは202シーズン、7月下旬にハムストリングを痛めるまで87試合で打率.324、OBP.379、SLG .602、二塁打29 、HR 22本塁打と驚異的な数字マークし、一時はMVP級の活躍を見せました。8月2日に復帰したものの、残り試合は打率.248、OBP .325、SLG.384にとどまりました。怪我と目標を失ったことの影響による不発だったと思われます。

 ALイーストはオリオールズも再建がぼぼ終わって完成へと向かう途中で非常に厳しい戦いが予想されます。レッドソックスが再びコンテンダーとなるにはデバースの力は必須。あの破壊力抜群のスイングで相手投手にプレッシャーを与え続けて欲しいと思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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