スポンサーリンク

【MLB移籍2021】レッドソックス、A・ベニンテンディーをKCRにトレード!見返りはあの大器フランチー・コルデロ(追記あり)

BOS-KCR-NYMで3チームトレード成立

 現地2021年2月10日、今オフずっとトレードの噂があったレッドソックスのLFのアンドリュー・ベニンテンディー(Andrew Benintendi )ですが、ついにディールが決まってしまいました。

 ロイヤルズ、メッツも絡んだ3チームトレードで、ロイヤルズ入りとなりました。

 スプリングトレーニングのトラックデーも終わった今、もうベニーのトレードはないかと思っていたのですが、このタイミングでの決定には虚をつかれました。

トレード概要

 この情報はすでにオフィシャルとなっています。なお、いみじくもこのトレードで動くポジション・プレーヤーのバットは現時点ですべてレフティーです。

追記:PTBNLが決定

 現地2021年6月4日、PTBNL(Player To be Named Later)の選手が決まりましたので、下記に追記させていただきます。

ロイヤルズGet

From レッドソックス

  • アンドリュー・ベニンテンディー(Andrew Benintendi /26)LF/左投左打
  • キャッシュ・コンシダレーション

レッドソックスGet

From ロイヤルズ

From メッツ

  • ジョシュ・ウィンコウスキー(Josh Winckowski/22)RHP
  • PTBNL→フレディー・バルデス(Freddy Valdez/19)OF/右投右打

 レッドソックスは後日指名(PTBNL)の選手があと3名入ることに。ロイヤルズ、メッツ双方からチーム内トップ30のどれくらいのランクの選手が来るのか?というところですが、おそらく投手がメインになると思われます。

メッツGet

From ロイヤルズ

  • カリル・リー※( Khalil Lee/22)OF/左投左打 
    • ※発音はほぼ”カリア”。ギブンネームの最後のLは舌を上の歯にひっつけて発音し、なおかつすぐにファミリーネームのLを発音するので、ほぼ「ア」の音となります。

ベニーでレフティーOFを獲得

 トレードの評価はそれこそ獲得した選手が活躍いかんなので、現時点ではそれをするのは難しいです。良しと出ることもあれば、なんであの時、出した!と怒られるときもあり、こればかりは現時点ではなんとも言えません。人間、万事塞翁が馬というのがぴったり当てはまることも多いです。

感想

 これは筆者の考えだったのですが、アンドリュー・ベニンテンディーを出すなら、ローテーションか、ほぼクローザーに近いリリーバーを獲得するものだと思っていました。いずれにせよ右左問わず、投手。

 ところが、獲得したメインの選手は、フランチー・コルデロというOFの左打者でした。

レッドソックスの左打者

 たしかにプロスペクトは、ボビー・ダルベック、ジーター・ダウンズなどの右打者も多く育ってきてはいるものの、ジャレン・デュラン、ジェイソン・ロサリオ、トリストン・カサスなど2021年のETAが期待されるプロスペクトは左打者。ジャレン・デュランなどは、もう早く出せといわんばかりにカリビアンシリーズで活躍していましたね。

【レッドソックスの左打者】

  • 3B: ラファエル・デバース:エブリデイ・プレーヤー
  • OF: アレックス・ベルドゥーゴ:エブリデイ・プレーヤー
  • OF: ジェイソン・ロサリオ(21才):40man
  • OF: ジャレン・デュラン(24才): 2018 7巡目(期待大)
  • 1B: トリストン・カサス(21才): 2018 1巡目

 すでにデバース、ベルドゥーゴがいる中、さらに左打者のコルデロを獲得したというのは、アンドリュー・ベニンテンディーを出してまで実行するべきだったのだろうかとは思いました。まあお金も出していない第三者の戯言くらいに流していただければ幸いです・

 ただ、全体のバランスから右投手も獲得し、これからPTBNLでさらに3人入ってきますから、2018終了時のプロスペクトの枯渇もだんだん潤ってきてはいます。

JBJ獲得にも動きそう

 レッドソックスは2020年2月にアンドリュー・ベニンテンディーと調停を避けて2 年/$10M (2020-21)でサインしました。贅沢税上は2021年は$5M。それまでは40manで$201.9Mだった総額が、マイナス$5M。基準額$210Mまであと$12M-$13Mのスペースが空きました。

 このスペースでFAとなっているジャッキー・ブラッドリー・ジュニアを獲得するかもしれません。2020年は$11MだったJBJ。どのようなオファーを見せるのか興味深いですね。

選手紹介

 かんたんに選手を紹介したいと思います。

【KCR】球際に強いアンドリュー・ベニンテンディー

 アンドリュー・ベニンテンディーは1994年7月6日生まれの26才。2015年レッドソックスの1巡目指名です。デビューイヤーは2016年。もうドラフト翌年にはデビューしていました。

 そしてレギュラーとなったのが、2017年。この年、151試合に出場し、打率.271、OBP .352、SLG .424、HR 20、RBI 90。ROYには十分すぎる数字でしたが、HR 52、RBI 114を叩き出したアーロン・ジャッジに奪われてしまいました。

 2017年から2019年まで3年連続でエブリーデーLFとしてプレー。

 2018年のALCS Game 4でのゲームエンディング・キャッチはあまりにも有名ですね。非常に球際に強いプレーヤーでもあります。

 2020年は胸郭、あるいは肋骨を傷めて思うようにプレー出来ず、60試合中、18試合の出場にとどまり、キャリアワーストのシーズンに。2021シーズンに復活を期しています。

【BOS】とにかくでかい!大器フランチー・コルデロ

  2020シーズン開始直前にパドレスからロイヤルズにトレードとなったフランチー・コルデロ。

 どんな選手なのかは、その時の記事に詳細を書いていますので、ぜひご覧ください。素材は良しです。そしてとにかく見た目がでかい。そして体型だけではないHRバッターとしての素質が徐々に芽を出してきています。

  2020シーズンは60試合中、16試合の出場にとどまり、38-8で、打率.211、HR 2にとどまりましたが、この大器をレッドソックスが完成させらるのか、非常に見ものです。期待する価値はあると思います。

【BOS】グラント・ギャンブレル

 グラント・ギャンブレルは1997年11月21日生まれの23才の右腕。2019年のロイヤルズ3巡目指名です。ドラフト・イヤーはルーキーリーグ11試合、10先発。27イニングで被安打41、失点25点、自責点20、与四球11、奪三振28、HR 5、ERA 6.67で1勝6敗。

 ルーキーリーグのことなので気にする必要はありませんが、それでも大丈夫か?という被安打数です。

 2020年はマイナー・キャンセルとなりましたが、独立リーグで1イニングを投げています。被安打1。

 2021年はシングルAプラスで、5スタート、22.2イニングで2勝1敗とやや落ち着いた数字になりましたが、それでも被安打は16。

 プロとしてもほぼ今季からスタートというくらいに考えた方がよさそうです。

【BOS】ルイス・デ・ラ・ローザ

 ロイヤルズから後日指名で入ってくるルイス・デ・ラ・ローザは2002年7月6日生まれの18才。まもなく19才に。ドミニカ共和国出身の右腕です。2019年は16才で、ドミニカサマーリーグに参加。12試合、11先発、38.2IPで被安打28、失点10、2勝1敗でERA2.33でした。今後の成長に期待です。

【BOS】ジョシュ・ウィンコウスキー:また君か!

 実はジョシュ・ウィンコウスキーは現地2021年1月27日のメッツ&ブルージェイズ間で決まったスティーブン・マッツの交換要員としてブルージェイズからメッツに移ったばかり。

 メッツでプレーする前の移籍となりました。

 ジョシュ・ウィンコウスキーは1998年6月28日生まれの22才。2016年アマチュア・ドラフトでブルージェイズから15巡目指名を受け、プロ入り。

 2020年はマイナーリーグの試合がキャンセルとなったため、記録はありませんが、2019シーズンは最高でシングルAアドバンストに昇格。シングルAと合わせた成績は24試合で10勝8敗、ERA 2.69。

【BOS】フレディー・バルデス

 フレディー・バルデスは2001年12月6日生まれの19才。右投右打の外野手です。2019年は主にドミニカ・サマー・リーグでプレー。57試合で、220-59、打率.268、HR 5。

【NYM】カリル・リー:KCR NO.8

 レッドソックスはむしろ、彼を獲ればよかったのではないかと思うほど、素質を感じさせるスイングをするのが、カリル・リー。いい選手です。

 2016年ロイヤルズ3巡目指名の22才。ベースボール・プロスペクタスではPre-2019でトップ61にランク。2020年のロイヤルズNO.8プロスペクトでした。

 以上です。

 アンドリュー・ベニンテンディーのロイヤルズでの活躍を期待します。

 お読みいただき、ありがとうございました。 

 

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2024】今永、今季最多の11奪三振で14勝目!ハーラー単独3位へ
【MLB2024】ドジャースが守備と走塁でマックス・フリードを攻略!大谷も2 RBIで勝利に貢献!
【MLB2024】右打者で初めてマッコビー・コーブにHRを打ち込んだのはエリオット・ラモス!
【MLB2024】ロベルト・クレメンテ・デーで大谷が追撃の2RBI! コペックが力投して流れを呼び込みドジャースが9回に大量点!
【MLB2024】ラファエル・デバース、ゲリット・コールとの今季の対戦成績は打率.750で終了!
【MLB2024】大谷、クリス・セールにギアを上げられてヒットレス。LADは投壊で連敗!
【MLB2024】オリオールズをコンバインド・パーフェクト寸前に追い込んだタイガースのブラント・ハーターとは?
【MLB2024】ドジャース、10連戦の初戦を落とす!大谷もシュウェレンバックに苦戦!
【MLB2024】ジェイコブ・デグロムが復帰!4回途中スコアレスでMAX 98.7mphをマーク!
【MLBプロスペクト2024】クマール・ロッカー、デビュー戦で高品質投球!今後、大いに期待出来る内容!
【MLB2024】大谷が47-48!ドジャースは初回に4HRを放つも、カブスの粘りに苦戦。
【MLB2024】大谷、山本、今永、鈴木が出場したカブス-ドジャース戦はカブスが逆転!PCAが球際の強さを発揮!
【MLB2024】クマール・ロッカーがメジャー昇格!レンジャーズの2025年のローテーションはすごい!
【MLB2024】大谷、46-46! ドジャースはJ・フラハーティーの好投もあり、ガーディアンズに完勝!
【MLB2024】ドジャース、ブルペン・ゲームで勝利(CLE戦)!初回に6得点!大谷は惜しい当たり2本
【MLB2024】レッドソックス、SSのトレバー・ストーリーが復帰!残り20試合でPS出場なるか!?
【MLB2024】大谷が”45-45”を完成!しかし、テオスカー・ヘルナンデスが負傷退場、G・ストーンもILへ
【MLB契約2024】ジャイアンツ、マット・チャップマンと来季から6年の延長契約
【MLB2024】カブスの今永、ネイト・ピアソン、ポーター・ホッジがコンバインド・ノーヒッターを達成!
【MLB2024】クリス・セールが16勝&トリプルクラウン!念願のサイ・ヤング賞に向けて加速!
【MLB2024】大谷(3盗塁)、フリーマン(2HR)が活躍!ドジャースが地区優勝を大きく手繰り寄せる勝利を上げる
【MLB2024】ドジャース@Dバックス戦のシリーズ・ファイナルに古田氏が登場
【MLB2024】タイラー・マツェック、ブレーブスに復帰へ!ポストシーズン出場資格を得る
【MLB2024】大谷、ベッツ、フリーマンの3者連続HRそしてT・エドマンの決勝打でドジャースがAZに連勝
【MLB2024】V・パスカンティーノの骨折で失速中のロイヤルズがトミー・ファム、ロビー・グロスマンらをウェーバーで獲得
【MLB2024】ブレーブスのマイケル・ハリス2世が信じられないスーパー・キャッチを披露
【MLB2024】大谷が43-43を完成させるも、ドジャースはカーショウの早期退場でブルペンが苦戦
【MLB2024】PS出場資格期限に向けたウェーバーが多数!トミー・ファム、テイラー・ロジャースらのディールが決まるか?(追記あり)
【MLB2024】今季1番のスーパー・プレー!トラビス・ジャンコウスキーがサヨナラを防ぐHRキャッチ
【MLB2024】大谷、コービン・バーンズからリード・オフHR(42号)!デコピン登場で話題独占
タイトルとURLをコピーしました