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【MLBクラシック】ペドロの兄、ラモン・マルチネスをご存じですか?

当時、球質が異次元!

 Starving for Baseball、野球、特にメジャーリーグに飢えているということで、本日は前々から記事にしたかった選手について書いてみたいと思います。その名はラモン・マルチネス。初めてこの投手の映像をテレビのスポーツニュースで見たとき、球質がすごすぎて画面に釘付けになった記憶があります。

ラモン・マルチネスとは

 100勝以上を上げた投手なので、リアルタイムで見たことの無い方もペドロ・マルチネスのお兄さんにすごい投手がいたということはご存じの方も多いかもしれません。

 ラモン・マルチネスは1968年3月22日生まれ。この記事を書いているのは2020年3月20日なので、まもなく52才の誕生日を迎えられます!おめでとうございます。

人材発掘に長けていたドジャース

 1980年代当時、ドジャースは今の経営組織とは違って、オマリー会長のもとワールドワイドに人材を獲得。まずは中南米の人材獲得に成功していました。 

 ラモン以前の左腕のフェルナンド・バレンズエラ(Fernando Valenzuela)はメキシコ出身。彼が最初に成功した選手と言ってもいいかもしれません。1980年、19才でデビューしたバレンズエラは2年目の1981年にサイヤング賞とROYを獲得。また別に彼のことも記事にしたいと思います。

背景

 そんなバレンズエラの成功を皮切りに、ドジャースはさらにその方式を深めていきました。ドジャースのドミニカ・ベースボール・アカデミー創設はそんな流れの中、80年代前半に誕生しました。

 ラモン・マルチネスはドミニカ共和国出身で、1984年9月1日にアマチュアFAとしてドジャースとサインしました。ドジャースのドミニカ・ベースボール・アカデミー出身です。

空気を読まない剛球で

 なお、デビュー前のエピソードです。中日ドラゴンズが1988年にフロリダのベロビーチでキャンプを行いました。ドジャースとの交流が当時あったためです。推測の域を出ないのですが、当時監督だった星野さんとウォーリー与那嶺さんとのパイプで実現したと思われます。

 そのキャンプには1987年シーズンからドラゴンズに移籍していた落合博満選手も参加。打撃ケージに入って、マイナー投手相手に3冠王の打撃をと臨んだのですが、それに登板していたのがラモン・マルチネス。

 まだ調整中で仕上がっていない落合選手に対し、ラモン・マルチネスはメジャーがかかっていますから、全力で登板。落合選手はファウルチップが精一杯で、ボールを前に飛ばせませんでした。野獣のような投球だったのを筆者は覚えています。NPBがメジャー組織の過酷な競争を実感したエピソードの一つだったと思います。

 そのシーンはありませんが、当時の映像を上げてくださっている方がいました。

20才でデビュー

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 契約から4年後の1988年8月13日、ラモン・マルチネスはメジャーリーグ・デビュー。サンフランシスコ・ジャイアンツを相手に、8回途中の7.2イニングに登板し、123球を投じて被安打4、失点1、与四球4、奪三振5で見事なデビュー戦となりました。初登板で1点を守りきれなかったため、惜しくも勝ち投手とはならなかったものの、衝撃的なデビュー戦となりました。

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デビュー3年めで20勝

 花開いたのが1990年。デビュー3年めの年です。この年、ラモン・マルチネスは33試合に先発、234.1イニングを投げ、20勝6敗、ERA 2.92。コンプリート・ゲーム(完投)が12試合もありました。奪三振は223。BB9が2.6、HR 9が0.8、SO9が8.6という数字。コントロールが非常によかったです。

 この年、オールスターに出場。そしてサイヤング賞2位に入りました。

1試合18K!

 さらにこの年に際立っていたのが、1990年6月4日のブレーブス戦。シャットアウト勝利で被安打3、奪三振18を上げました!

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1995年にNO-NOを達成

 また、1995年7月14日のフロリダ・マーリンズ戦ではノーヒットノーランを達成。女房役はマイク・ピアッツァ。この年は野茂さんのデビューイヤーでもありました。

Just a moment...

キャリア14年、BOSにも

 ラモン・マルチネスはメジャー14年のキャリアで33才でメジャーのマウンドを降りました。

  • ドジャース: 1988-1998
  • レッドソックス: 1999-2000
  • パイレーツ: 2001

 レッドソックスではペドロと一緒でした。1999年はペドロ(Pedro Martinez)が23勝4敗という驚異的な数字を上げた年でもありました。

通算スタッツ

 通算のスタッツはご覧の通り。

  • 14年、301試合、1,895.2イニング
  • 135勝88敗
  • ERA 3.67
  • 完投 37、完封 20
  • オールスター1度
  • サイヤング賞投票2位(1990)、5位(1995)
  • ノーヒットノーラン 1度
  • 20勝以上:1度(1990)
  • 15勝以上:4度
  • 二桁勝利:8度

 際立つの通算のHR9。なんとキャリアを通して0.8でした。

左腕の弟さんは他界

 実はマルチネス・ブラザーズにはもう一人、左腕の末っ子がおりました。ヘスス・マルチネス(Jesus Martinez)です。ヘスス・マルチネスは1992年から2001年までプレー。ただ、彼はメジャーのマウンドを踏むことはありませんでした。2018年3月17日に心臓病で他界されています。RIP。

 たまにはこういう記事も良いかと。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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