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【カブス&レッズ戦】Game1でダルビッシュ投手が好投!Game2でベンチクリアー

ナ・リーグ中地区のライバル対決

 現地2020年8月29日のカブス@レッズ戦はダブルヘッダー。内容が非常に盛りだくさんだったので記しておきたいと思います。

 まずはテクニシャン投手同士の顔合わせとなったGame1です。

【Game1】ダルビッシュ投手とバウアーが対戦

 Game1の先発はカブスがダルビッシュ投手、レッズがトレバー・バウアー。ともにテクニシャンで、今季の数字がとても良い2人の投げあいが実現しました。

 このゲームが始まる前までの2人の成績です。

【ダルビッシュ投手】

  • 6試合(5連勝中)
  • 5勝1敗、ERA 1.70、奪三振44

【トレバー・バウアー】

  • 5試合
  • 3勝1敗、ERA 1.65、奪三振49

リッゾがバウアーから2HR

 ゲームが動いたのは2回表。カブスは四球で出たカイル・シュワーバーをシングルヒットとフィルダース・チョイスで返し、1点を先制。

 カブスはなおも3回表、1アウトからアンソニー・リッゾがRFへソロHRを放ち、2点目。

 リッゾは6回表にもバウアーから2打席連続のソロHRを放ち、3−0に。

 トレバー・バウアーは5.1イニングで被安打4ながらもはアンソニー・リッゾに打たれた2本のHRが効き、失点3で敗戦投手になりました。

ダルビッシュは圧巻の投球

 一方のダルビッシュ投手は6回を投げきり、被安打7ながらもスコアレス投球。奪三振8を記録しました。

 5回表にノーアウトから2者連続で安打を許し、ピンチをつくりましたが、2者連続で三振を奪うなど、このイニングをしのぎきりました。

 この日はボールが走っていましたね。MAXで98.7mphを計測しました。

 途中、4回裏にこんな珍しいシーンも。

ゲーム終了後の2人の成績

 このゲームが終わった後の2人の成績です。

【ダルビッシュ投手】

  • 7試合目(6連勝達成)
  • 6勝1敗、ERA 1.47、奪三振52

 6勝はナ・リーグトップ・タイ。ERA 1.47はナ・リーグではブレーブスのマックス・フリードに次ぎ、2位です。

【トレバー・バウアー】

  • 6試合目
  • 3勝2敗、ERA 2.13、奪三振54

 一方のバウアーはERAがやや悪化。

秋山選手との対戦は?

 日本人同士の対戦も実現。ダルビッシュ投手と秋山翔吾選手との対戦は、3打席で2打数1安打。

  1. 打撃妨害で出塁
  2. エラーで出塁(ダルビッシュ投手)
  3. シングルヒット

 ゲームは3−0のスコアでカブスが勝利しました。

【Game2】ベンチクリアー事案発生

 ダブルヘッダーの2試合目ではベンチクリアー事案が発生しました。

伏線:当っているリッゾにハイボール

 伏線は4回表のアンソニー・リッゾの打席。レッズのピッチャーはテジェイ・アントン(Tejay Antone)。アントンはリッゾに対して頭付近を通るハイボールを投じ、カブスのデービッド・ロス監督も猛抗議。

【動画】リッゾへのハイボールのシーン(下の動画の3:08

 アントンは投球後、手元を気にする素振りを見せていました。

 しかし、リッゾはGame1で2打席連続HRを放ち、なおかつGame2の第1打席でも二塁打を放っていたことから、どうも当たっているリッゾに対するなんらかの意図的な投球にも見えます。というのもハイボールにもほどがあるからです。

 まずこれが伏線。

 なお、デービッド・ロス監督はこの講義で退場処分に。

巻き込まれた秋山選手

 4回裏、カブスのピッチャーは2番手のアドバート・アルゾレイ。ホセ・ガルシアがシングルで出塁後、打席は秋山選手。2-1カウント後に投じたボールがハイボールに。

 【動画】秋山選手へのハイボール(下の動画の4:22)

 このボールでレッズベンチが興奮。1Bのリッゾへ言葉を投げかけました。その後、両者が接近。ベンチクリアーに。

 この騒ぎでレッズ監督のデービッド・ベル、ジェシー・ウィンカー、ジョーイ・ボットが退場処分に。秋山選手は結局、四球に。

キンブレルのワイルドピッチでレッズが勝利

 前半から動いたゲームでもあったのですが、4回の騒ぎでさらに両軍ともに保ヒートアップ。シーソーゲームとなったのですが、4-5で1点ビハインドで迎えた最終回、レッズがアリスティディス・アキーノのシングルで同点に。最後は、ランナーが3塁にいる状況でクレイグ・キンブレルのブレーキングボールを捕手が後ろにそらし、ワイルド・ピッチでレッズが6−5で勝利しました。

 同リーグ、同地区のライバル同士なので、かなりヒートアップしましたね。

 このカードは30日にももう1試合残っています。そして9月8日から10日にも3ゲームシリーズが控えています。

 まだまだヒートアップしそうです。

 現地2020年8月29日のゲームが終了した時点でナ・リーグ中地区の順位は、首位がカブスで、19勝14敗。レッズは4位で15勝18敗。

 ただし、2位以下はすべて負け越しています。よって、レッズはまだまだポストシーズン枠に入るチャンスが残っていると思っていいでしょう。たぶん、枠が増えますから。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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