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【MLB2023】オリオールズがマイアミをスイープ!8連勝でついにレイズと1ゲーム差へ!

マイアミとの最終戦は綱渡りとなるも、スイープ!

 オールスター・ブレイク後の最初のカードはマイアミとの3連戦となったオリオールズは、Game1のサンディー・アルカンタラ登板ゲームに5-2で勝利。先発のディーン・クレマーが好投しました。

 現地2023年7月15日のGame2では先発カイル・ギブソンが乱調で2回に4点を奪われて、まずいゲーム展開となりましたが、その裏にすぐに3得点を奪い、接戦に持ち込み、4-5と1点ビハインドの7回裏、ガナー・ヘンダーソンにソロHRが出て同点に。さらにもう1点を追加して6-5で接戦をものにしました。

 現地2023年7月16日のGame3も手に汗握る展開となりましたが、なんとか勝利を収め、マイアミとの3ゲームシリーズをスイープしました!

9回表、2アウトランナー2塁でL・アラエズ!

 Game3はオリオールズの優位で終盤まで進みました。初回に上位打線が機能。アンソニー・サンタンダーが3ランHRを放ち、いきなりの3点のリード。

 さらに、中盤4回裏にもガナー・ヘンダーソンの犠牲フライなどで2点を上げたオリオールズが5-0とリードして9回表に。

エドゥアルド・バザードがピンチを招く

 大量点に守られ、マウンドに上がったのは右腕のエドゥアルド・バザード。バザードはスライダー、シンカーで横でゆさぶる投手なのですが、この日は最後のフィニッシュが甘く、シングル→ダブル→ポップフライ→ダブルと1アウトを奪う間に2点を返され、雲行きを怪しくしてしまいます。

ダニー・クーロムが火消し

 ここでマウンドに上がったのは左腕のダニー・クーロム(Coulombe)。

 1アウト2塁を引き継いだクーロムはジョーイ・ウェンドルを打ち取り、2アウトを奪うも、ランナー3塁でジョン・バーティーに打席が回ります。バーティーは7球粘り、CFへクリーンヒットを放ち、3塁ランナーを還してスコアは3-5。

 さらにデイン・マイヤーには二塁打を打たれ、1失点。

 そして2アウトランナー2塁、1点差でなんとバッティング・チャンプのルイス・アラエズを打席に迎える絶対絶命の場面を迎えます。

  フェリックス・バティスタ、ヤニエル・カノーは連日の登板でこの日は登板させたくないオリオールズ。ダニー・クーロムを続投させます。

ツインズ時代のチームメイト

 ただ、試合後、当の本人のダニー・クーロムは非常に落ち着いていました。というのもクーロムとルイス・アラエズは2020年から22年までミネソタでチームメイトだったため、アラエズををよく知っていたからです。

 1塁が空いていたのでベンチは歩かせることも考えていたようですが、クーロムが自信ありげだったため、勝負となったようです。

甘いコースでカウント

 クーロムはこのようなケースでアラエズがどう対処するかをかなり多く見てきており、両サイドに高い意識があるため、案外甘いコースが盲点であることを知っていました。

 それでも反応でアラエズは仕留めそうですが、そのプラン通り、ストライクを奪った2球目と4球目は真ん中高めの実に甘いコース。4シームではなくシンカーで変化はつけてはいました。

 追い込んだクーロムは5球目、枠外のアウトハイにシンカーを投げ、打球はLFのオースティン・ヘイズの真正面のライナーに。

 オリオールズがクーロムの度胸ある投球でなんとか大ピンチを切り抜け、マイアミのスイープを達成しました。

MLB Gameday: Marlins 4, Orioles 5 Final Score (07/16/2023)
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8連勝

 オリオールズはこれで8連勝とし、2022年7月3日から13日にかけて10連勝を達成して以来の連勝記録をマークしました。

 また、オリオールズがマーリンズをスイープしたのは、1997年にマイアミが創設されて対戦が実現して以来初めてのことです。

レイズと1ゲーム差!

 そしてこの勝利により、オリオールズは57勝35敗とし、60勝36敗で首位を走るレイズに1.0ゲーム差と迫りました。

レイズはペース・ダウン中

 8連勝のオリオールズに対し、レイズは7月に入ってペースダウン。オールスター前のフィリーズとの3ゲームシリーズでは今季初めてスイープされる事態に。それも含めて7月は7連敗からスタート。

 オールスター前のブレーブス戦でなんとか1勝を上げて連敗をストップさせ、オールスター・ブレイク後は、ロイヤルズに連勝して計3連勝。しかし、Game3で敗れ、連勝は3でストップ。

レイズは最大の山場を迎える

 オリオールズは17日からドジャースとの3連戦。一方のレイズは、レンジャーズとの3連戦を迎えます。前回6月9日から11日に行われれたレンジャーズとの3ゲームシリーズは2勝1敗でレイズが勝ち越しました。しかし、今やコンディションの上では立場が逆転。レイズは厳しい3連戦を迎えます。

20日からBAL @ TBの4ゲームシリーズ

 そして互いの次のカードを終えた後に4ゲームシリーズのマッチアップを迎えます。BAL @ TBのトロピカーナでの4連戦で順位が逆転する可能性もあり。

 ここでレイズが意地を見せるかどうかですが、けが人が多いのが歯止めをかけてしまう要素かなとも思います。

 ここはALイーストの大注目ポイントです!

 お読みいただき、ありがとうございました。

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