スポンサーリンク

【MLB2023】ブライス・ハーパーがトミー・ジョン手術。DHなら5月中の復帰もあり

やはりトミー・ジョン手術へ

 2022シーズンのポストシーズンを大いに盛り上げ、ワールドシリーズで惜しくもアストロズに敗れたフィリーズ。チームリーダーとして非常に頼もしい活躍を見せてくれたブライス・ハーパーがトミー・ジョン手術を受けて、無事に成功したことが明らかとなりました。

 2022年11月16日の段階で、フィリーズのベースボール・オペレーション社長のデーブ・ドンブロウスキは、ブライス・ハーパーが翌週に肘の手術を受けることを公表。ただ、この段階ではトミー・ジョン手術とは明確に語っておらず、ベールに包まれておりました。しかし、UCLを損傷している状態であったことから考えて、トミー・ジョン手術に踏み切ることは明らかでもありました。

4月に傷める

 ブライス・ハーパーが肘を傷めたのは2022年4月11日のメッツ戦。アレク・ボームが色々とやらかしつつも、メッツから劇的勝利を勝ち取ったゲームでのこと。

 7回表、ランナー2塁の状況でフランシスコ・リンドーアがRFへシングルヒットを放ち、その際にホームへ投げた送球がその瞬間でした。かなり強引に投げたようなフォームでした。

 この後、肘の状態はUCLの損傷ということで、5月にPRP療法を施し、一旦は戦列を離れました。

 PRP療法は復帰は早いものの、その効果は個人で差が出るという治療法で、個人との相性というよりは損傷の度合いがどこまですすでいるかにも依るという傾向があります。損傷が浅ければ割と効果を発揮するものの、損傷が深ければあまり効果を発揮しない。

 どうやらハーパーは断裂に近いところまで行っていたといっていいかもしれません。報道では断裂という言い方をしていますが、詳細はわかりません。

2023年5月半ばの復帰か?オールスター後か? 

 なお、復帰はオールスター・ブレイク、あるいは5月半ばとの見方がありますが、2022年11月23日に実施とのことですから、2023年5月20日前後だと術後6ヶ月。オールスター・ブレイク前なら8ヶ月足らずです。

ディディの例

 こんなに早く復帰したのか?というのが元ヤンキース、フィリーズで活躍したディディ・グレゴリアス。2018年のポストシーズン終了後にトミージョン手術を行い、2019年6月7日にSSのスタメンとしてメジャーのフィールドに戻ってきました。術後7ヶ月半での現場復帰。

コーリー・シーガーの場合 

 現レンジャースのSS、コーリー・シーガーは2018年4月下旬にトミージョン手術を行い、2019年の開幕から出場。スプリング・トレーニングから稼働していましたから、1年未満の10ヶ月ほどで復帰しています。ただ、2019年の序盤はかなり守備機会に気を使った出場にはなりました。

サルディーの場合

 ロイヤルズの捕手、サルディーことサルバドール・ペレスは2019年3月初旬に手術を実施。2020シーズンが7月下旬の開幕となったため、リハビリ期間は1年以上ありました。捕手としての復帰は2020年の開幕戦の7月24日からでした。

DHなら5月半ばもあり得る

 あくまで個人差のあることですが、送球頻度とともに急に強いボールを投げる頻度の高いSSの選手で、ディディの8ヶ月の復帰が最速。

 それを考えると、DHで打撃のみであれば5月中の復帰もあるかもわかりません。

 巨額のサラリーを得ているとは言え、あまり無理はしないでもらいたいものです。

強力なSSの補強はさらに必須に

 ハーパーが前半戦の大半を離脱するかもしれない想定で考えるなら、フィリーズは今探しているSSのポジションに大物選手を入れることは必須となりました。

 併せてオプション行使を拒否したジーン・セグラのようなつなぎの打撃が出来る選手も入れておくべきだろうなと思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】ロッキーズ、パドレスに0-21で大敗!さらに深刻な局面へ(今季3度目の8連敗)!
【MLB2025】大谷が9回に勝ち越し3ランHR!ドジャースが超乱打戦を制す!(2025/5/9)
【MLB2025】好調ハンター・グリーンが鼠径部を傷めて3回で途中降板へ
【MLB2025】マリナーズがレンジャーズからOFのレオディー・タベラスをウェーバーで獲得
【MLB2025】メッツ、ジェシー・ウィンカーとA.J.ミンターが離脱へ
【MLB2025】大谷が第9号HR!F・フリーマンが通算350号!しかし、LADはテオスカー・ヘルナンデスがILの見込み
【MLB2025】今永が左ハムストリングスを痛めて降板!カブスは今永降板後に失点して敗戦。(追記あり)
【MLB2025】ジェイコブ・デグロム、MLB最速でキャリア1,700奪三振を達成!ダルビッシュ、R・ジョンソンを抜く!(追記あり)
【MLB2025】佐々木朗希がメジャー初勝利!大谷も第8号援護HR!
【MLB2025】レッドソックス、トリストン・カサスのシーズン・エンドで1Bをどうする?
【MLB2025】3月/4月のPOM(Player of the Month) が決定!山本由伸がNL最優秀投手賞に
【MLB2025】タイガースが前田健太投手をDFAに
【MLB2025】ロッキーズが勝利!チェイス・ドーランダーがクリス・セールとの投げ合いに勝利!
【MLB2025】大谷、ウィメンズナイトでリードオフHR!S・アルカンタラから強烈な一発!
【MLB2025】菅野、初のスコアレス登板の相手はヤンキース!セドリック・マリンズも好捕で援護
【MLB2025】このギャップ!緊迫した展開の幕切れはまさかのリトルリーグ・エラー(TEX@SFG)
【MLB2025】ジャレン・デュランがホームスチールを決める!ジャコビー・エルズベリー以来、16年ぶり
【MLB2025】コリン・レイ(カブス)、先発転向3試合でERA 1.35! J・スティール離脱の穴を埋める
【MLB2025】ポール・スキーンズ、山本との投げ合いを制す!ドジャースは打線が沈黙して3連敗
【MLB2025】絶好調のPCA!2試合連続HRを含むRBI 7、盗塁2でドジャース戦の連勝に貢献
【MLB2025】エンゼルスがイアン・アンダーソンをDFAに
【MLB2025】UCLを傷めていたトリストン・マッケンジーが手術回避の結果、DFAに
【MLB2025】エンゼルス、3点ビハインドの9回裏に大逆転!ジョー・アデルがサヨナラ安打を放つ
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、ERAが1.13に!BOSはカサスのサヨナラ安打でCWSに勝利
【MLB2025】パヘスがまたもHRを強奪!佐々木は6回を投げきるも、最後に笑ったのはレンジャーズ!
【MLB2025】山本、デグロムとの投手戦を制す!またもエドマンが殊勲の一打
【MLB2025】大谷がパタニティー・リストで欠場へ!E・ロザリオがロスター入り(朗報あり!)
【MLB2025】レンジャーズのクマール・ロッカーがメジャー初勝利をマーク!
【MLB2025】スペンサー・ストライダーが復帰!最速で通算500奪三振を記録
【MLB2025】ホームラン単独トップ(8号)のA’sのタイラー・ソーダーストロムとは?
タイトルとURLをコピーしました