スポンサーリンク

【MLB2020FA】アダム・ジョーンズが日本で見られそう!オリックスが交渉(追記:決定!)

合意間近の報道

 現地2019年12月9日、やや旬を過ぎた感はあるものの、一流外野手の日本でのプレーが見ることができそうです。アリゾナ・ダイヤモンドバックスからFAのアダム・ジョーンズ( Adam Jones )がオリックス・バファローズとマルチイヤーディールで交渉中と、ケン・ローゼンタールさんが伝えています。

追記:ディール決定しました!

 現地2019年12月10日の情報で、アダム・ジョーンズのオリックス入りが決まりました!

契約内容

 契約は2年(2020−21)$8M、2022年クラブオプションで更新するかどうかはオリックスが決めます。サラリーに加えて、$2Mのインセンティブもあります。2019年が$3Mでしたから、上乗せできましたね!

吉田選手への影響に期待

 前日、下の方でオリックスに化学変化を起こしてくれたら嬉しいと書いたのですが、なんと言ってもオリックスには吉田正尚選手がいます。もう打ち方はバリー・ボンズの要素を取り入れまくっている選手で、右左の打席の違いがあるとは言え、彼がメジャーの一流どころと直に触れ合えることは相当大きな資産になるのではないかと期待しています。30才を超えたT-岡田への影響にも期待してしまいますね。

280HRでGG賞4度!

 アダム・ジョーンズは1985年8月1日生まれの34才。2020シーズン途中で35才になるベテランOFです。オリオールズでのキャリアがあまりにも有名ですが、もともとは2003年マリナーズ1巡目指名の選手。

マリナーズからオリオールズへ

 2006年デビューで2008年2月に、マリナーズが左腕のエリック・ベダード(Erik Bedard)を獲得したトレードでクリス・ティルマン(Chris Tillman )とともにオリオールズへ移籍。エリック・ベダードは通算71勝82敗のスターター。クリス・ティルマンは通算74勝60敗で2018年までメジャー。2017年のショルダーイシュー以来、苦しんでいますが、まだ31才。このトレードはマリナーズのやってしまった部類のトレードと言っていいでしょう。

2012年から14年が際立つ 

 オリオールズへ移籍後、2012年から2015年までは際立っていました。年齢も26才から29才の間で、肉体的、経験値ともにピークだったとも言えそうです。

  • 4年連続オールスターに出場
  • 3年連続ゴールドグラブ賞受賞(2012-14)
  • MVP投票6位(2012)
  • 全試合出場(2012)
  • シルバースラッガー賞受賞(2013)

2019年はDバックスで137試合に出場

 FA市場で取り残されたか?と心配されたアダム・ジョーンズですが、2019年3月に1年300万ドルプラス200万ドルのインセンティブでダイヤモンドバックスと合意。もはや活躍の場があるだけでもという状態にまで追い詰められていたような状況でした。

 サラリーは2018年が$17.3Mでしたから、大バーゲンセール状態でのディール。

 アダム・ジョーンズは確かにオリオールズ時代の2012-14がピークとも言えますが、2019シーズンもDバックスを下支えしたような存在でした。

 137試合に出場し、打席数は528、126安打、打率.260、OBP .313、SLG .414、HR 16、二塁打 25。さすがにOPS+は100を切って87ですが、まだまだ活躍の場があってしかるべきスタッツ。

守備

 華麗なプレーが多いアダム・ジョーンズの外野手ですが、守備率(Fld%)で行くとリーグ平均をちょっと下回る感じの数字です。GG賞の2013年には外野で.995というすごい数字を残していますが、同じくGG賞の2012年はCFでリーグ平均が.989のところが.982。2019年は外野でリーグ平均.987に対して.972。もっとも、攻める守備の人はリーグ平均をやや下回ることがよくあります。

 しかし、このプレーに度肝を抜かれた人は多いでしょう。

BBの少なさがどう出るか

 攻撃力で懸念されるのは四球の少なさ。とにかく攻める打者です。キャリア平均で年間30個。2019年は31個、2018年に至っては24個しかありませんでした。三振はキャリア平均で年間124個。2019年は101個でした。

 NPBで心配されるのは待てずに打って併殺打、あるいはチャンスでの三振。これが重なるとかなり圧がかかってくるのでとにかく出塁率を上げてペースを掴んでもらいたいと思います。これは阪神のジャスティン・ボーアにも言えることです。彼の場合はとにかく打点を上げてもらわないと圧で苦しむでしょう。

 とは言え、こんなすごいクラスのプレーヤーがNPBに来るのは楽しみ以外にありませんね。そう言えば、ケビン・ユーキリスは2014年楽天でプレーしたんでしたね。今回のアダム・ジョーンズはアンドリュー・ジョーンズやケビン・ユーキリスの来日時よりはよい状態での参戦と言っていいでしょう。オリックスに化学変化を起こしてくれればよいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【2025_NLCS1】ブレイク・スネルが8回、1ヒッター、10Kの好投でドジャースが先勝
【2025_ALCS2】マリナーズ、”その瞬間をつかむ”!3HRで連勝!ホルヘ・ポランコがまたもや殊勲!
【MLB2025】2019年以降、勝者が4度WSに進出、うち3度制覇!踏み台のようになってきたブルワーズのポストシーズン
【2025ALCS_1】ブライス・ミラーが好投!カル・ロリーにもHRが出たマリナーズが勝利
【2025NLDS_5】ブルワーズが中盤を制して勝利!カブスは鈴木がミズから完璧なHRを放つも、追撃ならず
【2025ALDS_5】総勢15投手、計37奪三振!壮絶な投手戦は延長15回でマリナーズがサヨナラ勝ち!
【2025NLDS_4】救世主誕生!佐々木の3イニングの完璧投球がドジャースをNLCSへ進める
【2025NLDS_4】カブスが6-0のシャットアウト勝利でタイ!決戦のGm5へ
【2025_ALDS_4】タイガースは打線が復調して勝利!R・グリーン、J・バイエス、G・トーレスにHR
【2025_NLDS_3】カブスが初回の4点を守り抜く!J・タイヨンとB・ケラーの好投が光る!
【2025_ALDS_4】ブルージェイズが小刻みな得点でヤンキースに勝利!ALCSへの進出が決定!
【2025NLDS_3】カイル・シュワーバーが場外HR!R・スアレスも好投し、フィリーズが1勝
【2025_ALDS_3】マリナーズはついにカル・ロリーにも一発!8得点を奪ってCSへ王手!
【2025_ALDS_3】ブルージェイズ、5点差を守りきれず!ヤンキースは地元で大逆転
【2025NLDS_2】”3ランHRの応酬”!ブルワーズは波乱の立ち上がりをミズの好投で流れを押さえて連勝!
【2025_NLDS2】ムーキーと佐々木が9回裏のピンチを凌ぎ、ドジャースが連勝!大谷もタイムリー
【2025ALDS_2】マリナーズ、J−ロッドの勝ち越し2塁打でタリク・スクーバル登板日に勝利
【2025_ALDS_2】豪打よりも衝撃!トレイ・イェサベージがスプリッターの嵐で6回途中ノーヒッター、11K !
【2025ALDS_1】タイガースが延長11回に勝ち越し!接戦でマリナーズに先勝
【2025NLDS_1】ブルワーズが快勝!初回に11打者で6得点!カブスはマシュー・ボイドが大誤算
【2025NLDS_1】大谷がPS初登板で初勝利!テオスカー・ヘルナンデスが逆転3ランHRを放ち、LADが先勝
【2025ALDS_1】ブルージェイズ、好調な打線を維持したまま!猛打でヤンキースを下す
【MLB2025】マリナーズがブライアン・ウーをALDSのロスターから外す(胸部の張り)
【MLB2026】レンジャーズの新監督にスキップ・シューメイカーが就任
【2025NLWC_3】カブスがNLDS進出決定!球際の強さが光る好守備連発!PCAも3安打!
【2025ALWC_3】レッドソックスが12三振と大苦戦したキャム・シュリットラーの球質
【2025NLWC_2】佐々木が9回をピシャリ!山本も好投し、ドジャースがNLDSへ進出
【MLB2025】エンゼルス、アルバート・プホルズを次期監督の最有力候補に据える
【2025NLWC_1】大谷が2HR!ドジャースが15安打10得点で完勝
【2025NLWC_1】カブス、守りきって先勝!鈴木が同点HR!スワンソンの美技が光る!
タイトルとURLをコピーしました