ウォルト・ワイス監督は大健闘
2026年のブレーブスはレギュラーシーズンを94勝68敗で終え、2023年以来となるNLイースト制覇を達成。2位のフィリーズとはゲーム差6.0をつけてのフィニッシュでした。

投手が離脱だらけで地区タイトル
ブレーブスはスプリング・トレーニング中に先発投手4人(スペンサー・シュウェレンバック、ハーストン・ウォルドレップ、ジョーイ・ウェンツ、スペンサー・ストライダー)を、9月にはさらに3人(ロベルト・スアレス、ブライス・エルダー、レイナルド・ロペス)を失いました。
そんな状況の中、今季からチームを預かることとなったウォルト・ワイス監督(2013年から2016年まではロッキーズで指揮)は逆境をはねのけて就任初年度で見事に結果を出しました。
また、編成もしっかりと動いてトレードデッドラインでは今季最高のディールの1つだったとの呼び声の高いタイラー・マーリーを獲得できたことも大きかったですが、ポストシーズンではその先発投手陣の薄さが仇となった面が大きいです。
PSでも先発投手陣の離脱に泣く
フィリーズの追撃を交わし、9月単月の勝率をなんとか5割に持っていけたのは、ベテラン左腕のマーティン・ペレスの活躍抜きには語れませんでした。
しかし、そのマーティン・ペレスも9月24日に21日に遡って腰の違和感で離脱。マーティン・ペレスはワイルドカードのロスターから外れました。ただ、リリーフではロベルト・スアレスが復帰したことは大きかったです。
そしてNLDSではJR・リッチー、AJ・スミス=ショーバーも復帰。ただ、ILからの復帰ゆえ先発を任せるには至らず、リリーフの枚数を増やしたに過ぎませんでした。
ブレーブスの先発
このポストシーズンのブレーブスの先発ですが、ご覧の通り、クリス・セールとタイラー・マーリーしか先発として中盤まで投げる投手がいませんでした。7戦のうち3戦がオープナーで、ブルペン・デーです。

このおかげでレイ・カーというヒーローも登場し、チームを盛り上げた要素にもなりました。
| Gm | vs | Sterter | オープナー |
|---|---|---|---|
| NLWC1 | フィリーズ | クリス・セール | – |
| NLWC2 | フィリーズ | タイラー・マーリー | – |
| NLWC3 | フィリーズ | レイ・カー | ◯ |
| NLDS1 | ドジャース | ディラン・ドット | ◯ |
| NLDS2 | ドジャース | レイ・カー | ◯ |
| NLDS3 | ドジャース | クリス・セール | – |
| NLDS4 | ドジャース | タイラー・マーリー | – |
特にNLDSではブルペン・デーがGm1、Gm2と2戦続き、一方のドジャースはタリク・スクーバルとブレイク・スネルのサイ・ヤング賞投手がそれぞれ登板したのですから、戦い方としてはかなり厳しいものとなりました。なお、ブレイク・スネルは早期に降板とはなりましたが。

そしてNLDS Gm3ではブレイク・スネルの乱調もあり、3-2で勝利しましたが、レイ・カーも頑張ったとは言え、3回2アウトから、ウォルト・ワイス監督は残り19個のアウトを取るために、ブルペンから誰を送り出すかという「ロシアンルーレット」のような采配を強いられることになったことも苦しさの現れでした。グラント・ホームズとディラン・リーが苦戦したことで、最後の12個のアウトを奪うための選択肢がディディ得る・フエンテス(3.2 IP)とライセル・イグレシアス(0.1 IP)しか残っていないという状況に追い込まれました。
PSの打率は.183
またブレーブスは今ポストシーズンで計6本のHRを放ち、これはDSが終わった段階で、ドジャースに次いで2位。ただし、打撃成績は.183/.294/.315と打率に関してはNLDS進出クラブの中では最下位。
特に痛かったのはロナルド・アクーニャ・Jr.の不振で、ポストシーズンを通じての打率は.125。警戒されたとは思うのですが、ドレイク・ボールドウィンも打率..111、マット・オルソンが.148、オースティン・ライリーが.091に終わりました。
マイケル・ハリスが.407と一人気を吐いた形となりました。
この投手状況であれば、なんとか打撃で制したかったところですが、その打撃もこの状況では厳しかったですね。
ただ、この状況で得点22はドジャースの14を大きく引き離すものでした。いかにつながりがなく、単発の得点が多かったという面が出ました。

ブレーブスはウォルト・ワイス監督がかなりの創意工夫を凝らした采配を行ったと思います。また、リリーフ陣もよい働きぶりを発揮したと思います。
それだけに惜しい敗退ではありました。
お読みいただき、ありがとうございました。

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