パイレーツがブルワーズに完勝
パイレーツ、強いですね。
現地2026年4月24日、この日からアメリカン・ファミリー・フィールドでブルワーズとの3ゲームシリーズが始まったパイレーツ。今季はこのゲームが始まる前まで14勝10敗と非常に好調。ただ、ナ・リーグ中地区は全5チームすべてが貯金ありで首位と最下位とのゲーム差はたった2.0ゆえに1戦ごとに順位が入れ替わる状況。しかも、カブスが今絶好調でここは話されないようにしたいパイレーツです。
ポール・スキーンズにパーフェクトの期待!
そんな中、この日登板したのがエースのポール・スキーンズ。
ポール・スキーンズは序盤はシンカー、チェンジアップを中心に力をセーブ。それでも3回までパーフェクト投球。
中盤に入り、4シームも多くなって行き、当たり前のように97-98mphをマーク。ブルワーズ打線を次々に抑えて行くにつれ、敵地アメリカン・ファミリー・フィールドもざわついてきました。
現MLBでトップクラスの投手が絶好調の投球。お客さんもこれは歴史に刻まれる日を目撃しているという雰囲気の中、スキーンズは6.0イニングをパーフェクトに抑えます。
迎えた7回裏。スキーンズは先頭のブライス・トゥランをスプリッター1球で1Bゴロに打ち取り1アウト。さらに続くウィリアム・コントラレスも2球でRFフライに打ち取り2アウト。これで20人の打者を連続でアウトに仕留めました。3人目、ジェイク・バウアーズには粘られてフルカウントから2球粘られて8球目、スプリッターがややベルト付近の浮いたところをゴロでCF前に抜かれてついにパーフェクトは途絶えました。惜しかったですね。
この瞬間アメリカン・ファミリー・フィールドの観客は安堵のため息をつき、その後スタンディングオベーションが起こりました。これは大記録を破ったジェイク・バウアーズと好投を続けたスキーンズ双方に向けられた拍手と思っていいと思います。
この後、スキーンズはタイラー・ブラックをCFフライに仕留めて7回を投げきりました。
このイニングを終えたスキーンズの球数は93球。もしもパーフェクトを継続したとして最後まで投げさせたかどうかはちょっと疑問です。NPBの投手なら120球でも最後まで投げたと思いますが、メジャーの場合は次のことも考え、しかもまだシーズン序盤で1/6に満たない段階ですから、どちらにせよ7回で降ろしていたかもしれませんね。
直近5試合のERA 0.95
ポール・スキーンズと言えば、今季の開幕戦ですね。WBCでもアメリカの切り札として機能していたので圧倒する開幕戦を迎えるのかと思いましたが、まさかの1回持たずの5失点。

パイレーツ自体もオフに補強を実施して開幕に臨んだだけに先行きが不安になる開幕戦となりましたが、それ以降は相手打線に4安打以上を許したことがなく、このゲームも含めて直近5試合のERAは0.95。
しかもメジャー・デビューから通算61試合の登板でERAは2.01。1920年以降の初登板から60試合でのERAとしては史上最もいい数字です。
まだ23歳。6.2イニングまでパーフェクトというのは1961年以降のパイレーツの投手としては3番目に長い記録です。1番目はケン・ブレットで1974年5月27日に8イニングまで、2番目はジェフ・カーステンス(Jeff Karstens)で2008年8月6日に7.2イニング。
パイレーツのドン・ケリー監督は「彼がメジャーに昇格してからまだ2年しか経っていないこと、そして今シーズンがメジャー3年目だということを、私たちは時々忘れてしまうことがあると思う。彼は着実に成長を続けており、これまでの実績を考えると驚くべきことだ」と語りました。
なお、ブルワーズのパット・マーフィー監督も試合後、「あれは私が今まで見た中で最高の投球だったと思う」と語りました。
また、スキーンズは2025シーズン、ブルワーズ戦で2試合で4.0イニングでいずれも4失点と苦戦。その点でもやはり成長を証明していますね。
当のスキーンズは「6イニング・パーフェクトを達成した投手はたくさんいるので、あまり意識していませんでした。だから、とにかく自分の投球をしっかり実行して、無失点を重ね、試合に勝つために全力を尽くすだけです」と淡々としています。この当たりのメンタルも素晴らしいですね。いずれ、パーフェクトもやってのけそうです。
コナー・グリフィンがメジャー初HR
そして、この日、パイレーツはもう一つ嬉しいことがありました。スーパー・ルーキーであるコナー・グリフィン(Konnor Griffin)が3回表の第1打席で、ブルワーズ先発のブランドン・ウッドラフからインコース寄り高めの93.4mphの4シームを右中間に運ぶメジャー初HRを放ちました!
この日、4月24日が誕生日で20歳になったグリフィンは、メジャー通算20試合目で初HRということで20-20という意味で話題になっております。
コナー・グリフィンは前日のゲームを終えた時点で.182/.247/.242、OPS .489と苦戦しておりました。この日で70打席に到達し、メジャーの投手のボールにもそろそろ対応してくる頃で、良い結果が出て、何よりです。

そのコナー・グリフィンのソロHRで先制したパイレーツは6回まで毎回得点でスキーンズを援護。8回表にもコナー・グリフィンがタイムリーを放ち、2点を追加。
結果、パイレーツは6-0でブルワーズに完勝しました。

これでパイレーツはシーズン成績を15勝11敗として、好調を維持。なお、パイレーツはブルワーズに8連敗を喫していましたが、これを止めました。
パイレーツ、好調ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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