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【MLB2019】フェリックス・ヘルナンデスがマリナーズ最後のマウンドへ!”KING”がファンに感謝!

”キング・フェリックス”が皆と一体に

予想外になんども胸が熱くなってしまいました。

現地2019年9月26日のアスレチックス@マリナーズ戦。

地元シアトルのT−Mobileパークのマウンドに”キング”こと、フェリックス・ヘルナンデス( Félix Hernández)が登場。マリナーズでの最後の勇姿を見せました。

まだ公式発表ではありませんが、契約その他の状況からフェリックス・ヘルナンデスのマリナーズのユニフォーム姿はこれが最後です。

1回表に1失点

そのフェリックスは初回からまさに一球入魂状態。丁寧に1球1球を投げて行きました。

相手アスレチックスはワイルドカードがかかっていることもありますが、フェリックスに敬意を払うように、むしろ全力で打ち崩しにかかる姿勢を見せ、非常に見応えのあるゲームとなりました。

フェリックスは初回、マット・チャップマンを四球で出し、直後のマット・オルソンにはライト線にシングルを許す厳しい立ち上がりに。アスレチックスはこのヒットで1塁からマット・チャップマンが長駆ホームイン。1点を先制。

2回には2アウトから2失点

2回表、フェリックスに再びピンチが訪れます。2アウトをスムーズに取ったまではよかったのですが、マーカス・セミエンに四球を与えます。

直後、マット・チャップマンにCFへ特大の当たりを運ばれ、これが2ランHRに。アスレチックスが序盤で3−0とリードします。

フェリックスはその後、マット・オルソンに再びシングルを許すも続くラモン・ルレアーノを抑え、この回を2失点に食い止めました。

その後、フェリックスは3回、4回を三者凡退に抑える好投。

5回、エラーでピンチが訪れる

5回表は前の打席でHRを打たれたマット・チャップマンからの攻撃。フェリックスは落ち着いてCFフライに打ち取り1アウト。

つづくマット・オルソンが放った2Bゴロをルーキーのシェド・ロングがエラー。出塁を許します。

シェド・ロングについては下記記事をご参照ください。

このチャンスにアスレチックスはたたみ掛けます。次打者のラモン・ルレアーノが初球を叩き、シングル。これで1アウトランナー1・2塁。

つづくセス・ブラウンにはカウント3ボール0ストライクとボール先行となり、崩れそうになりますが、ここから見逃しで1ストライクを奪い、そしてファウルでフルカウントに持ち直します。さらにもう1球ファウルで粘られ投げるボールに迷うところでしたが、捕手のオマール・ナルバレスはカーブを要求。これがずばり決まり、三振。これで2アウト。

続くバッターはジュリクソン・プロファー。ここはさすがに神経を使い、四球で2アウト満塁の大ピンチに。

ディラン・ムーアが好プレー

つづくバッターはチャド・ピンダー。フェリックスは初球にスライダーを選択。チャド・ピンダーは初球のこのボールを強振。これがLFへ鋭いライナーとなり、大量得点につながるところでしたが、これをLFのディラン・ムーアが腕を持っていかれそうになりながらも好捕。

この好プレーにフェリックスも大興奮となりました。

この好捕がなければ大量点となり、最後の最後の登板はかなりしょっぱくなるところでしたので、素晴らしかったです。甘かったですねwww。

最後のイニングへ

短いイニングで終わると思われたフェリックスのマリナーズ最後の登板ですが、実は本気で勝ちに行ったマウンドでした。そこには儀式に終わらせないという姿勢が垣間見られました。

6回表にもマウンドに上がったフェリックスは先頭のロビー・グロスマンをCFライナーに打ち取り1アウト。

まだまだやる気を見せつつも、すでに106球を投じていたフェリックスはボールの切れもコントロールも失い、限界でした。

ここでマリナーズのスコット・サーバイス監督(Scott Servais)がマウンドに。交代となりました。

野手一人ひとりとハグしたシーンはとても印象的でしたね。

試合後、フェリックスは”キング・コート”と呼ばれる3塁側のスタンドに移動。ファンと最後を分かち合ったのでした。

フェリックスの契約

2013年2月7日、フェリックス・ヘルナンデスは当時の投手として史上最高額での契約延長に合意。

旧ブログ(フェリックス・ヘルナンデス、投手史上最高額で契約延長

  • 2010 サイ・ヤング受賞
  • オールスター:3度
  • 2010 ERA 1位(2.27!!)
  • 2010 最多イニング登板(249.2回)
  • 2009 AL最多勝(19)
  • 2012 完封5度(AL1位)
  • 2012年8月15日、パーフェクトゲーム達成。

旧ブログ(”キング”・フェリックスがパーフェクト・ゲーム(完全試合)を達成!!

2013年スタートで契約期間7年、総額$175MM。$6Mのサイニング・ボーナスはこの額に含まれています。ちなみに2019年の支払い額は$27,857,142

契約期間ですが、2019年で終了。

契約条項にもし(契約全期間中という意味だと思います)肘の故障で120−130日休んだ場合は、2020年のクラブオプションを行使することというのがついています。金額は100万ドルという意味だと思います。

”If Elbow Injury for 120-130 days, add a 2020 Club Option ($1 million)”

肘の故障による計算はおそらくその設定期間を超えているでしょう。マリナーズは条項通りなら払いそうですが、ここはどうなるか公式発表を待ちたいと思います。

いずれにせよ、契約上も今季で終了です。

まだ引退ではありません。しかし、蓄積した疲労から回復できるか、今後のキングの動向に注目しておきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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