開催期間と指名順
現地2019年5月31日で早いもので3月29日の開幕から二ヶ月が経過しました。いよいよ夏シーズンに入ってきます。
そして6月と言えば、MLBドラフト。
カーター・スチュアートのNPB入りで俄然注目を浴びているMLBドラフトですが、今年も間もなく開催されます。
開催期間
開催期間は現地2019年6月3日から5日までの3日間。
日本時間ですと1日遅れて6月4日からとなります。
指名順は掲載しておきたいと思います。
1巡目指名
- オリオールズ
 - ロイヤルズ
 - ホワイトソックス
 - マーリンズ
 - タイガース
 - パドレス
 - レッズ
 - レンジャーズ
 - ブレーブス(2018指名のカーター・スチュアートが未サインのためのコンペンセーション=穴埋め)
 - ジャイアンツ
 - ブルージェイズ
 - メッツ
 - ツインズ
 - フィリーズ
 - エンゼルス
 - ダイヤモンドバックス
 - ナショナルズ
 - パイレーツ
 - カージナルス
 - マリナーズ
 - ブレーブス
 - レイズ
 - ロッキーズ
 - インディアンス
 - ドジャース
 - ダイヤモンドバックス(2018年1巡目指名のマット・マクレインが未サインのためのコンペンセーション)
 - カブス
 - ブルワーズ
 - アスレチックス
 - ヤンキース
 - ドジャース(2018年1巡目指名のJ.T.Ginnが未サインのコンペンセーション)
 - アストロズ
 
コンペンセーション・ピック
制度の説明
クオリファイング・オファーとは? 2018年のリストで考えてみる(追記あり)より抜粋
1巡目終了後のCompensationは2018年終了後にクオリファイング・オファー(QO)を出したクラブがどこで、オファーされた選手がどこへ移ったかにより決まります。
まず必要なのはQOのリスト。そしてレベニュー・シェアリングを受けているチームかどうか、そして贅沢税のしきい値を超えているチームがどこか、これらによって決まります。
2018年QOリスト
- Astros – ダラス・カイケル(Dallas Keuchel)→拒否
 - D-backs – LHP パトリック・コービン( Patrick Corbin)→拒否
 - D-backs – OF A.J.ポロック( A.J. Pollock)→拒否
 - Dodgers – C ヤズマニ・グランダール(Yasmani Grandal)→拒否
 - Dodgers – LHP Ryu →ACCEPT
 - Nationals – OF ブライス・ハーパー( Bryce Harper)→拒否
 - Red Sox – RHP クレイグ・キンブレル(Craig Kimbrel)→拒否
 
レベニュー・シェアリングを受領しているクラブ
A’s, Braves, Brewers, D-backs, Indians, Mariners, Marlins, Orioles, Padres, Pirates, Rays, Reds, Rockies, Royals, Tigers、Twinsの16チーム。
2018年終了後に贅沢税のしきい値を超えていたクラブ
NationalsとRed Sox
決め方
略語としてQOはクオリファイング・オファー、RSはレベニュー・シェアリングということでお願いします。
QOを断られたクラブがRSを受領するクラブである場合
- その出ていったFA選手が新しい球団と5,000万ドルより上の金額で契約した場合
- →断られたクラブは1巡目とCOMP Balance Round Aの間で指名をすることが出来る。
 
 - その出ていったFA選手が5,000万ドル以下の金額で契約した場合
- →断られたクラブ側は2巡目の後に回ってくるCOMP Balace Round Bで指名することが許される。
 
 
QOを断られたクラブがRSを受領するクラブでない場合
- 「贅沢税のThresholds(基準、しきい値)を超えていない場合
- →COM Balance Roud Bの後に新人選手を指名出来る。
 
 - QOを断られたクラブが贅沢税のThresholds(基準、しきい値)を超えている場合
- →新しいクラブ側は4巡目指名が終わってからのCOMP ROUNDで指名することが許される。
 
 
6名がQOを拒否。
- Astros – LHP ダラス・カイケル→RSを受領せず、TAXのしきい値を超えていない→COMP Bの後
 - D-backs – LHP パトリック・コービン→DバックスはRSを受領し、契約が$140Mで$50M以上→1st RoundとCOMP Aの間
 - D-backs – OF A.J.ポロック→4年5,500万ドルの契約なので、1st RoundとCOMP Aの間
 - Dodgers – C ヤズマニ・グランダール→ドジャースはRSを受けておらず、TAXのしきい値を超えていない→COMP Bの後
 - Nationals – OF ブライス・ハーパー→ナショナルズはRSを受けていないものの、TAXのしきい値を超えている→Round4の後
 - Red Sox – RHP クレイグ・キンブレル→レッドソックスはRSを受けていないものの、TAXのしきい値を超えている→Roound4の後
 
よって、指名順は
33. ダイヤモンドバックス(パトリック・コービン移籍穴埋め)
34. ダイヤモンドバックス(A.J.ポロック移籍穴埋め)
COMP Balance Round A
- マーリンズ
 - レイズ
 - パイレーツ (2018年1巡目Gunnar Hoglundが未サインゆえの穴埋め)
 - ヤンキース (レッズとのトレードで獲得)
 - ツインズ
 - レイズ (A’sとのトレードで獲得)
 - レンジャース (ブルワーズとのトレードで獲得)
 
2巡目指名
- オリオールズ
 - レッドソックス (BOSはトップ指名を33位で指名できるはずだったが、TAXのしきい値を$40M以上を超えたのでペナルティーで10位ドロップ)
 - ロイヤルズ
 - ホワイトソックス
 - マーリンズ
 - タイガース
 - パドレス
 - レッズ
 - レンジャース
 - ジャイアンツ
 - ブルージェイズ
 - メッツ
 - ツインズ
 - エンゼルス
 - ダイヤモンドバックス
 - パイレーツ
 - カージナルス
 - マリナーズ
 - ブレーブス
 - レイズ
 - ロッキーズ
 - インディアンス
 - カブス
 - ブルワーズ
 - アスレチックス
 - ヤンキース
 - アストロズ
 - レッドソックス
 
COMP Balance Round B
- ロイヤルズ
 - オリオールズ
 - パイレーツ
 - パドレス
 - ダイヤモンドバックス
 - ダイヤモンドバックス (カージナルスからトレードで獲得)
 - マリナーズ (インディアンスからトレードで獲得)
 - ロッキーズ
 
Compensation Pick
- ドジャース (ヤズマニ・グランダールの穴埋め)
 
3巡目指名
- オリオールズ
 - ロイヤルズ
 - ホワイトソックス
 - マーリンズ
 - タイガース
 - パドレス
 - レッズ
 - レンジャース
 - ジャイアンツ
 - ブルージェイズ
 - メッツ
 - ツインズ
 - フィリーズ
 - エンゼルス
 - ダイヤモンドバックス
 - ナショナルズ
 - パイレーツ
 - カージナルス
 - マリナーズ
 - ブレーブス
 - レイズ
 - ロッキーズ
 - インディアンス
 - ドジャース
 - カブス
 - アスレチックス
 - ヤンキース
 - アストロズ
 - レッドソックス
 
4巡目指名
3巡目とほぼ同じですが、133位でブルワーズが追加となっています。
- オリオールズ
 - ロイヤルズ
 - ホワイトソックス
 - マーリンズ
 - タイガース
 - パドレス
 - レッズ
 - レンジャース
 - ジャイアンツ
 - ブルージェイズ
 - メッツ
 - ツインズ
 - フィリーズ
 - エンゼルス
 - ダイヤモンドバックス
 - ナショナルズ
 - パイレーツ
 - カージナルス
 - マリナーズ
 - ブレーブス
 - レイズ
 - ロッキーズ
 - インディアンス
 - ドジャース
 - カブス
 - ブルワーズ
 - アスレチックス
 - ヤンキース
 - アストロズ
 - レッドソックス
 
Compensation Pick
本来はここでハーパーを失ったナショナルズが指名できるはずでしたが、ナショナルズはパトリック・コービンをレシーブしているので権利を失ったのでここでの指名はなし。また、フィリーズはハーパーの獲得で2巡目指名を失っています。
5巡目指名から40巡目指名
5巡目以降はひたすら下記の順で回していきます。この遅い順位の中から未来のスターが出てくるかもしれません。
- オリオールズ
 - ロイヤルズ
 - ホワイトソックス
 - マーリンズ
 - タイガース
 - パドレス
 - レッズ
 - レンジャース
 - ジャイアンツ
 - ブルージェイズ
 - メッツ
 - ツインズ
 - フィリーズ
 - エンゼルス
 - ダイヤモンドバックス
 - ナショナルズ
 - パイレーツ
 - カージナルス
 - マリナーズ
 - ブレーブス
 - レイズ
 - ロッキーズ
 - インディアンス
 - ドジャース
 - カブス
 - ブルワーズ
 - アスレチックス
 - ヤンキース
 - アストロズ
 - レッドソックス
 
以上が2019ドラフトのオーダー順です。
ダイヤモンドバックスは笑いが止まらない
この順番を見ると、ダイヤモンドバックスが4巡目までで8名獲得できています。未来のスターを育成するということもさることながら、FA選手獲得の交換のカードとしても使うことを考えると笑いが止まらないのではないか?と思います。
一方、悲惨なのがレッドソックス。2巡目の全体43位がトップピックです。4巡目までで3名しかピックできません。
お読みいただき、ありがとうございました。

  
  
  
  

      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
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