PCAのメジャー初ヒットは初HR!
現地2024年4月25日、ナ・リーグ中地区で首位ブルワーズを猛追しているカブスは前日の24日を終えた時点で14勝9敗で勝率.609をマーク。ブルワーズとは勝ち星では14勝同士で並んでいるものの、負け数が1つ多く(ブルワーズは14勝8敗)、勝率の差で2位となっています(ブルワーズは.636)。
そんなカブスに頼もしいプロスペクトが昇格してきました。PCAことピート・クロウ=アームストロング(Pete Crow-Armstrong)です。
PCAが昇格
鈴木選手離脱後のカブス
ピート・クロウ=アームストロングはOFで左投げ左打ち。カブスはご承知の通り、鈴木誠也選手が腹斜筋を傷めて4月14日のゲームを最後に離脱中。
この時に代わりに招集されたのはアレクサンダー・カナリオ(Alexander Canario)でした。カナリオはそれ以降もゲームに出続け、24日時点で打率.294、OBP .333、SLG .529をマーク。HRは0。鈴木選手離脱後のカブスですが、7勝3敗(15日から25日まで)と実はそれほど大きな影響を受けていません。それだけ色々な選手がカバーしているということでもあります。
コディー・ベリンジャーのILで昇格
今回、ピート・クロウ=アームストロングが昇格してきたのは、コディー・ベリンジャーが右肋骨を骨折した影響。
マイナーでのPCA
ピート・クロウ=アームストロングは今スプリング・トレーニングでメジャーキャンプに参加していたのですが、12試合で29-4、.138/.194/.241と苦戦し、開幕を待たずしてマイナーへ降格されていました。
トリプルAで開幕を迎えたピート・クロウ=アームストロングは実はあまり数字を上げていない中でのメジャー昇格でした。19試合で79-16、.203/.241/ .392、HR2、RBI 7、BB 3、SO 24、SB 5。三振が多い傾向が出ていました。
メジャー初ヒットが初HRに
ピート・クロウ=アームストロングは24日のアストロズとのGm2で9回の守備のみで出場。打席に立ったのは25日のGm3。そのGm3で8番CFで先発出場したPCAはいきなりジャスティン・バーランダーとの対戦となりました。
そのバーランダーに対して2回裏の今季初打席は空振り三振。4回裏の第2打席もアウトコースを責められて最後はスライダーで空振り三振と2三振のデビュー。
しかし、0-1のスコアで回ってきた6回裏の第3打席、2番手ラファエル・モンテロからダンスビー・スワンソンとニック・マドリガルの連打でチャンスを作ったカブスはミゲル・アマヤの犠牲フライでダンスビー・スワンソンが生還してまずは同点に。ここでアストロズはブライアン・アブレイユにスイッチ。そして打席にPCA。PCAは2球目、ほぼど真ん中に入ってきた4シームに素直に対応。これが右中間スタンドに入る2ランHRとなり、カブスは3-1とこのイニングで一気にリードしました。
PCAの第4打席は2Bゴロで、この日は4-1、1HR、2RBI。メジャー初ヒットが初HRとなったのでした。
【YOUTUBE】Pete Crow-Armstrong’s first Major League hit is a HOMER!
ゲームの方はカブスが3-1でアストロズを下し、シーズン成績は15勝9敗。この日はブルワーズもパイレーツに勝ちましたので15勝8敗でゲーム差0.5は変わらず。
守備に注目
2023年にメジャー・デビューした時はその守備力に驚かされたのですが、今季はまだ見せ場らしい打球は飛んできていませんが、それでも落下点に入るスピードなどはその片鱗を感じさせました。
何かとにかく体が先に動くというような選手で若干落ち着きがない感じにも見えますが、この人がメジャーのボールにどう対応していくのか、見ものですね。2023年のコービン・キャロルのような活躍が見せるか??注目です。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント