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【MLB移籍噂2021】レッズがソニー・グレイをトレードする選択肢

ソニー・グレイもトレード・オープン?

 今季はなかなか動きませんね!現地2020年11月26日がサンクスギビングでしたが、ほぼ状況は変わらず。となると、FA選手よりもサラリーを抑えることができる超低資格選手のノンテンダーの状況待ちとも言えますね。

コールドFAはノンテンダー待ち

 各クラブはサラリーを抑えることが大きな目的でノンテンダーの選手をピックアップする訳ですが、FAと違い、ノンテンダーは他のクラブの状況待ちというよりもまずは自軍で調停選手をどうするか決断を下す訳ですから、どのクラブもそれ待ちというところのようです。

 もっともトレードの良いカードとしていったんはテンダーしておいて、その後にトレードというクラブもあることでしょう。J.T.リアルミュートがフィリーズへ移籍した時もそうでした。

 その中でいかにサラリーを抑えられ、なおかつ活躍の見込みがあり、怪我のリスクも少なく・・・という条件の選手の獲得競争になるかもしれませんね。

 とにかく独自の指標をもったところが素早く動くことができるでしょう。

 そんな中、色々な噂が飛び交っております。中でもこれは意外中の意外と思えたのがレッズの右腕、ソニー・グレイのトレードの噂。

レッズ、ソニー・グレイのトレードも考慮

 これは決まったことではなく、あくまでその可能性も捨てないというくらいのものですが、あながち排除できないオプション(選択肢)ではないと言えると思います。

 なぜなら、レッズは以下の条件があるからです。

  1. SSのフレディー・ガルビスがFA
  2. なんとかローテーションの頭数は揃えられる
  3. ジョーイ・ボット、ニコラス・カステヤーノス、マイク・ムスターカス、ユージニオ・スアレス、ソニー・グレイと高額プレーヤーが存在するため、サラリー・シェッド(削減)を考慮したい

【1】レッズのSS探し

 まず、SSのフレディー・ガルビスがFAとなっている点ですが、2020年のガルビスは、47試合で141打数31安打、打率.220、OBP .308、SLG .404。HR 7、RBI16という成績でした。

 打率.260、HR 23 本を放った2019年の成績からすると、やはり物足りないところです。来季は31才のシーズンで、おそらくFA市場で残っていれば再契約もという位置づけではないか?と思います。

【2】レッズのローテーション投手

 サイ・ヤング賞を獲得したトレバー・バウアーは今オフのFAの目玉選手でもありますが、レッズのフロントオフィスはバウアーとの再契約ももちろん考慮しつつも、今のところは具体的なインタビューの場は設けていません。その行動の方が本音を表しているように思えます。

 トレバー・バウアーが抜け、ソニー・グレイまで抜ければレッズのローテーションはどうなるのか?と懸念材料が湧いてきます。しかし、頭数だけは揃ってしまうのです。これは後述します。

【3】高額サラリーを削減したい

 レッズの2020年の贅沢税(CB Tax)は$166.3M。もちろん、2020年の基準額である$208Mを下回ってはいるのですが、このCOVID-19による収益減でサラリーを削りたいのはやまやまのようです。

 レッズの高額サラリーの選手で2021年に$10Mを超える選手は以下の5名。

【レッズの2021年$10M超えプレーヤー】

  • ジョーイ・ボット(1B): $25M (2021)
  • ニコラス・カステヤーノス(OF): $14M(2021)
  • マイク・ムスターカス(INF): $14M(2021)
  • ユージニオ・スアレス(3B): $10.5M(2021)
  • ソニー・グレイ(RHP/SP): $10M(2021)

 ニコラス・カステヤーノスはオプトアウトせず、残りましたね。そして$10Mを超えていない主要な選手には秋山選手も入っています。

【2021年 $10M未満の主要な選手】

  • ライセル・イグレシアス(RHP/RP): $9.125M
  • ウェイド・マイリー (LHP/SP): $8M
  • 秋山翔吾選手(OF): $7M

ソニー・グレイは出ないという考え

 いくらローテーションの頭数が揃っているとは言え、NO.1のトレバー・バウアーとNO.2のソニー・グレイが抜けてしまっては、レイズの戦力ダウンは避けられないのでそれはないという意見ももちろんあります。筆者もどちらかというとその側。

 それに、アンソニー・デスクラファニーもFAでいないのです。

 バウアー、グレイ、デスクラファニーの3名が抜けたローテーション候補がこちらです。

  • ルイス・カスティーヨ(RHP): 4勝6敗 ERA 3.21 (2020)
  • タイラー・マーリー(RHP): 2勝2敗 ERA 3.59 (2020)
  • ウェイド・マイリー(LHP):0勝3敗 ERA 5.65 (2020) 
  • マイケル・ローレンツェン(RHP): 3勝1敗 ERA 4.28 (2020)
  • ジェフ・ホフマン(RHP): 2勝1敗 ERA 9.28 (2020/ ロッキーズ)
  • ハンター・グリーン(RHP):2019年4月にトミー・ジョン手術

 マイケル・ローレンツェンはリリーバーですが、2021シーズンは先発ローテーションでの出場を希望しているのでこちらに入れています。また、現地2020年11月25日にロッキーズとのトレードで獲得したジェフ・ホフマンは2020シーズンはリリーバーでしたが、2019年以前はスターターだったので、一応ローテーションの候補に加えました。

 そして2019年4月にトミー・ジョン手術を受けた100mphのパワーアームのハンター・グリーンは2021年のスプリングトレーニングで術後1年10ヶ月に。彼の回復具合とMLBデビュー後のピッチングは未知数ですが、ローテーションの候補として名前を上げてもいいでしょう。

SSとのマッチング 

 あながちないとは言えないのが、SSとのマッチングです。

 例えば、もし実現すると大事(おおごと)になりそうなのが以下のトレード。あくまで仮設です。

CLE:フラシスコ・リンドーア

 今オフのトレードで注目されているインディアンスのフランシスコ・リンドーア。SSとのマッチングで行けば、ない話ではないと。

 レッズがソニー・グレイ+アルファで、例えばニック・センゼル+プロスペクト2名ほど。そしてインディアンスが、フランシスコ・リンドーアとエマニュエル・クラッセ。インディアンスはブルペンも充実しています。

WSH:トレイ・ターナー

 レッズがソニー・グレイ+プロスペクト2名ほど、そしてナショナルズがトレイ・ターナーと2名のほどのプロスペクト。

TBR:ウィリー・アダムス

 レッズが、ソニー・グレイとカート・カサリ(C)+ブラディミール・グティエレス(RHP)。

 レイズが、ウィリー・アダムス、ブレイク・スネル。

 レイズの予算とマッチングしない可能性も高いですが、レイズが捕手を探している点とパワーアームの補強には関心がありそうな点で、わずかではありますが、可能性はあると。なお、ブラディミール・グティエレスは2020年6月にPEDsのテスト陽性で80試合のサスペンションの処分を課されています。

 以上、実現の可能性は低いかもしれませんが、組み合わせ次第であり得るトレードでした。

 なお、今オフのレッズの契約状況も一応、記載しておきます。

  • トレバー・バウアー(29)/RHP/RR
    • 1年/$17.5M (2020)→10/28 FA:QO提示あり
  • フレディー・ガルビス(35)/SS/RS
    • 1年/$5M (2019)+ 2020 クラブOpt(済)→10/28 FA
  • ニコラス・カステヤーノス(29)/3B-OF/RR
    • 4年/$64M (2020-23) + 2024 ミューチュアル Opt ※2020/2021シーズン終了後にオプトアウトがある。今年がその該当年。→オプとアウトせず。レッズに残留。
  • アンソニー・デスクラファニー(DeSclafani, 30)/RHP/RR
    • 1年/$5.975M (2020)→10/28 FA

 お読みいただき、ありがとうございました。

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