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【MLB移籍2021】日ハムからポスティングでメジャー挑戦の有原投手はレンジャーズに決定!(追記あり)

TEXのローテーション候補に

 かつて広陵高校で甲子園を湧かせ、そのままプロに行くのかと思いきや早稲田大学に進学。2014年のドラフトで日本ハムに1位指名を受け、NPBで活躍した有原航平投手(28才)のメジャーリーグの移籍先が決定。テキサス・レンジャーズに決まりました。

 おめでとうございます。メジャーでの活躍を期待したいと思います。

甲子園での活躍

 有原投手が3年生で甲子園で活躍したのは、2010年。選抜、選手権ともに島袋投手を擁する興南高校が春夏連覇を達成した年でした。

 春の選抜ではベスト4。準決勝で日大三高に敗れました。夏は初戦となった2回戦で歳内投手を擁した清光学園に0-1と惜敗。

 早稲田大学では1年春のリーグ戦で即登板していたことから、筆者はどうしてプロに行かなかったのか?と疑問だったのですが、どうやら選抜後に右肘を傷め、夏の選手権ではやっと甲子園の本番で間に合ったという状態だったようですね。それと広陵高校は卒業後に即プロというより大学へ進学させるケースが多いゆえ、大学で投げたというのもあったと思います。高校時代から素晴らしい投手だったと思います。

入団プロセス

 NPBのFA権は以下の通りです。

  • 国内FA権:8シーズン
  • 海外FA権:9シーズン

有原投手は2020シーズンが6年目。海外FAの資格取得条件を満たしていないため、ポスティング制度によるメジャー移籍となりました。

 制度の詳細は筒香選手のポスティング移籍、菊池雄星投手の記事に詳細を記載していますのでぜひご覧ください。

 ちなみに海外FA権を取得してメジャーに挑戦したのは現レッズの秋山翔吾選手でした。

 一応、上記リンクでNPB6シーズンの有原投手の要件にマッチする主要な点を抜粋します。 

9シーズン未満の選手の場合は?

 9年未満なら、インターナショナル・アマチュア・フリーエージェンシーでないから、MLBのクラブ側はインターナショナル・ボーナス・プールという金額枠を考慮しなくてもよさそうです。ただしフィルターが2つあります。

フィルター1:ポスティング

 ただし、NPB出身の場合は、上の方に書かせていただいた通り、在籍9シーズン未満の選手はまずポスティングという手続きが必要であると、これはNPB・MLB双方で合意しております。

だからまずはポスティングを経ないといけません。

もう一つフィルターがあって、それが下記の規定です。

フィルター2:NPB9年未満の選手の金額枠の扱い
  1. 年齢は25才以上
  2. 外国のリーグで少なくとも6シーズン経過
  3. その2つの点に該当する選手を獲得する場合、獲得クラブ側はインターナショナル・ボーナス・プールが免除される。(該当しない場合は、その枠を考慮する必要がある。)

 年齢、シーズン数が満たない場合、ポスティング+インターナショナル・ボーナス・プールが付くということになります。

 有原投手の場合、フィルー2で記載している条件に合致しています。

契約

 噂では2年$10Mという数字も出ていたようですが、それは下回ったようです。現地2020年12月25日時点での情報では、2年$6-$7.5Mとなっています。

追記:契約詳細が出ました

2 年/$6.2M (2021-22) : 2020年12月26日

  • 2021:$3.6M、 2022:$2.6M
  • アニュアル・ボーナス:24先発/28先発達成ででそれぞれ $0.25M
  • レンジャーズ→日ハムへポスティング・フィー: $1.2M
    • $0.6Mを 2021年1月9日までに支払い
    • $0.3M を2021年12月26日までに支払い
    • $0.3Mを2022年6月26日までに支払い

日本ハムにリリースフィー.2M

 レンジャーズから日本ハムにはリリースフィーが支払われます。

【リリースフィーの設定】

  1. 2,500万ドル($25M)で合意した場合→20%
  2. 5,000万ドル($50M)まで→1 + 次の2,500万ドルの17.5%
  3. 5,000万ドル超($50M)→1+2+残り金額の15%
  4. 契約にSupplemental Fee(余剰の料金)がある場合、サイニング・ボーナス(契約金)あるいは、Vesting Option(〜を達成すれば$〜)がある場合、それぞれ15%が元の所属クラブに。

 契約詳細はわかっていはいませんが、1の$25M以下なので、20%という設定に。詳細は上記の通りです。

レンジャーズのローテーション

 レンジャーズの有原投手獲得の目的はローテーション・スポット。有原投手よりも速いファストボールを投げるプロスペクト達は多くいるものの、やはりプロで6年やってきた実績というのを買ったということになります。

 エースのランス・リンが抜けたレンジャーズ。

 現地2020年12月25日時点では以下の投手達がローテーション・スポットの候補です。

  • カイル・ギブソン(33才):通算69勝
  • ジョーダン・ライルズ(30才):2019年に12勝
  • ウェス・ベンジャミン(27才):LHP/ 2020年デビュー
  • カイル・コディ(26才): 2020年デビュー
  • コルディー・アラード(23才):LHP/ MLB3年で5勝9敗
  • デイン・ダニング(26才): 2020デビュー。2勝0敗。

 ランス・リンが抜けた穴は大きく、カイル・ギブソンとともに強い2本の柱がありましたが、繰り上げでNO.1スポットに上がったカイル・ギブソン以外は未知数。リンとのトレードでホワイトソックスから移籍してきたデイン・ダニングは機能しそうです。

 特に2020年に苦しんだのジョーダン・ライルズとコルビー・アラードが復活するかどうかがレンジャーズのゲーム運びに影響してきそうです。ジョーダン・ライルズは1勝6敗、コルビー・アラードは0勝6敗でした。

 ここに有原投手がNO.2、NO.3スポットに収まれば言うこと無しという状況です。

ファイナリストにBOSとSDP

 今回の有原投手のポスティングにはレンジャーズの他、ファイナリストとしてレッドソックス、パドレスも入っていた模様です。

 以上、有原投手のレンジャーズ入りのお話でした。

 お読みいただき、ありがとうございました。

編集後記:丸子は?

 有原投手が甲子園で活躍した広陵には、丸子達也選手という左の素晴らしい長距離砲がおりました。彼の打席が回るのを心待ちにしていた記憶があります。1本、RFスタンドへすごい当たりのHRを放ちましたね。

 その丸子達也選手は当時2年生で4番。有原投手の1学年下。彼も高校卒で即プロに行くのかと思いましたが、早稲田大学に進学。プロには進みませんでしたが、今もノンプロでやっているようです。名門JR東日本の中心選手として活躍されています。

 このようなモンスター級の選手でもプロに行けないことを考えると改めてNPBで活躍している選手達はやはりすごいですね。

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