エリー・デラクルーズがまた魅了!
もう6月上旬からずっとレッド・ホットなシンシナティ・レッズですが、現地2023年7月8日、その中心人物の一人、エリー・デラクルーズ(Elly De La Cruz)がまたしてもMLBファンを魅了するプレーを見せてくれました。
たった2球で2B→3B→HOMEへ
その素晴らしいプレーが出たのは現地2023年7月8日のブルワーズとの首位攻防戦。
スコア、5-5のタイ・ゲームで迎えた7回表、レッズはエルビス・ペゲーロからTJ・フリードル、マット・マクレインの連打でノーアウト1、2塁と勝ち越しのチャンス。しかし、つづくジョナサン・インディアがダブルプレーに倒れ、2アウト3塁となります。
ここで打席に入ったのはエリー・デラクルーズ。デラクルーズはここでLF前にシングルを放ち、まずは6-5と勝ち越しに成功。
驚異的なプレーが出たのはこの後。
ジェイク・フレイリーを左打席に迎え、デラクルーズはまずは2球目の1-0カウントの時に2塁へ盗塁。十分に余裕のある盗塁成功でした。
つづくボールにフレイリーは空振り。ここはデラクルーズも2塁のまま。
フレイリーへの3球目、またもやデラクルーズがしかけ、今度は3塁に盗塁成功。シフトを敷いていたブルワーズの内野もどうか?と思いますが、そこを逃さず3塁を陥れたデラクルーズはさすが。
そして捕手のウィリアム・コントラレスがベゲーロに返球した後もデラクルーズは見逃しませんでした。ホームへ完全に背を向けていたベゲーロを見て、デラクルーズは果敢にホーム・スチールを敢行!
これが見事にはまってレッズがデラクルーズの足で2点目の勝ち越し点をもぎ取ったのでした。
たった2球を投じた間に2塁からホームへの生還。これほどまでの快足はなかなか見られませんね。
また、デラクルーズだけでなく、レッズのランナー・コーチャーもしっかりと指示していたと思われます。
【YOUTUBE】Elly De La Cruz stole THREE BASES in the span of two pitches!
レッズ、50勝
こういう隙のない野球をしているとなかなか負けませんので、レッズはここまで上出来でなくとも、1球を大事にする野球をしてくれれば、もはや敵なしというところになるかと思われます。
それにしても今、レッズを相手に良い野球が出来るのはブレーブスくらいかもしれませんね。
レッズは前日に左腕のアンドリュー・アボットで落としていただけに、この勝利は大きいです。もっとも、ブルワーズはコービン・バーンズが登板したゲームだったなので、さすがのアボットもちょっと荷が重かったのかもしれません。
そしてにしてもデラクルーズとレッズのルーキー達は止まりませんね。レッズはまたベテランのジョーイ・ボットがいい重しになっていますね。プロスペクト達にはのびのびやっていても、調子に乗っているようなところは一切ありません。まだ彼らが出てきて1ヶ月ですから、これからの話しですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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