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【MLBポストシーズン2020】連敗のドジャース、歴史的な初回11得点で1勝2敗に(NLCS-Gm3)

LAD、レギュラーシーズンNO.1の力を発揮

 驚きましたね。何かのバグが発生したのかと思ったくらいです。

 現地2020年10月14日、ドジャース@ブレーブスのNLCS Game3はドジャースが初回に11得点を上げる信じれない展開となりました。ドジャースは2回、3回にも得点を重ね、終わってみれば15−3の大差でブレーブスに圧勝。

 ドジャースが今季レギュラー・シーズン勝率NO.1、得点力NO.1(349Runs)、得失点差NO.1(+136)の実力を見せつけたゲームとなりました。

 連敗を喫していたドジャースはこれでNLCSの勝敗を1勝2敗としました。

カイル・ライトはセットに弱点??

 ブレーブスの先発はカイル・ライト。マーリンズとのNLDS Game 3では6回をスコアレス投球。まるでシェーン・ビーバーのような鋭いスライダーに対応できる打者はいないのではないかと思わせるほどの素晴らしいピッチングを見せました。

リズムも狂った

 この日は1番のムーキー・ベッツの3BゴロがVTR判定となり、ここで間が空いたのがリズムを狂わせたのかもしれません。このプレーはまず3Bのヨハン・カマーゴがナイスストップ。そして逸れた送球に対してフレディー・フリーマンが曲芸級の動きでキャッチしたというギリギリのプレーでしたが、判定はセーフ。

 つづくコーリー・シーガーがLFへ二塁打を放ち、ドジャースが1点を先取。1、2番の電光石火の攻撃はよくあることです。

2アウトまで奪っていたが

 この後、カイル・ライトはジャスティン・ターナーとマックス・マンシーを打ち取り、2アウトまで奪っていたのです。

 つづく当たっているウィル・スミスにはタイムリー二塁打を打たれ、シーガーが還り、ドジャースは2点目。

 その後はコディー・ベリンジャーに四球、ジョク・ピダーソンに2ランHR、エドウィン・リオスにソロHR、クリス・テイラーに四球。ここでカイル・ライトは降板。四球2、被安打5、二塁打2、本塁打2で6失点。

 シーガーに二塁打を許してからセットの投球が続きましたが、どうもセットだと彼の威力が失われるようです。カイル・ライトはリリース時の腕のスイングが非常に速く、静から動へのスイッチがうまい投手ですが、セットになるとその魅力が失われ、タイミングが取りやすいように思います。クイックがうまいのもかえって仇になったようなそのような投球でした。

 その後、2番手のグラント・デイトンも流れを止めることが出来ず、3回までに15失点という内容でした。

ブレーブス、2年連続で初回10失点

 ぽっかりと穴が空いたような大敗。あらゆる面でスキがないはずのブレーブスなのに、このような敗戦を喫してしまう不思議さ。どのクラブも年間に数試合は大敗を喫しますが、レギュラーシーズン中ならまだ埋もれる可能性があります。しかし、ブレーブスはなぜかポストシーズンの大事な局面でそれが出てしまいますね。だから余計に目立ってしまう。

2019年はフォルティネビッツが炎上

 2019年のNLDS Game5(BOX SCORE)においてもブレーブスは、初回に10失点を喫したことがありました。この時はマイク・フォルティネビッツが四球を含めた長短打で6人連続の出塁を許すなど炎上しました。2番手で登板したのがマックス・フリードで、彼も流れに逆らえず、四球と2者連続の二塁打、ワイルピッチなどで失点を重ねました。

 マイク・フォルティネビッツはGame2で7回スコアレス投球をしており、マックス・フリードもリリーバーとして安定していたにも関わらず、このような事態が発生しました。

ドジャースの記録

1回の11得点は史上初

 ファースト・イニングの11得点はポストシーズン史上初のことです。それまでは上記の2019年のNLDS Game5の10得点が最高。ドジャースはレコード・ブレーキングです。

7回までに1イニング10得点は過去4回

 そして1回だけでなく、7回を通して1イニングに11得点というのもポストシーズン史上初です。ポストシーズンにビッグイニングはつきものですが、1イニングで10得点となるとこのゲームを除いて過去に4度しかありません。

  • 2019 NLDS Game 5 (上記)
  • 2002 ALCS Game 5 (LAA vs MIN) LAAが7回裏に10得点
  • 1968 WS Game 6 (DET vs MIN)  DETが3回表に10得点
  • 1929 WS Game 4 (CHC vs Ph.A’s) フィラデルフィア・アスレチックスが7回裏に10得点

ブレーブス、淡々とチューンナップ

 大量失点となったことから、ブレーブスはポジション・プレーヤーをマウンドに送るのかと思われましたが、ブライアン・スニッカー監督はリリーバーを投入。ワスカル・イノア(Huascar Ynoa)、ジェイコブ・ウェブ、そしてなんとシェーン・グリーンまで起用しました。これはきちんとした内容で終わらせることで、翌日以降もしっかりと戦うぞという意思表示を示したものと思われます。これでブレーブスは平常心に戻れたのではないかと思います。

 ドジャースも本領を発揮しました。まだ2勝1敗でブレーブスがリードしていますが、これで勝負はこれからという感じになってきましたね。

 Game4、楽しみです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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