スポンサーリンク

【MLB契約2021】ブレーブス、チャーリー・モートンと2022年の延長契約にサイン

ベテランの好評価は嬉しい

 年齢に関係なく、ベテランの仕事ぶりがきっちり評価されたといういいニュースが入ってきました。

 現地2021年9月6日、アトランタ・ブレーブスは、右腕のチャーリー・モートン(Charlie Morton)とエクステンションでサインしました。

契約内容

 新しい契約は非常にいい内容です。

  • 1年/$20M (2022)
    • 2023年は$20Mのクラブ・オプション(バイアウトはなし)

 バイアウトはつきませんでしたが、2023年のクラブ・オプションは付きました。

現行

 ちなみに、2021年の契約は、オプションやインセンティブはつかず、1年/$15M (2021)のみ。

 今回はサラリーも$5Mアップ。2023年はクラブオプションゆえ、ブレーブスの状況次第ではオプションが行使されないこともあり得ますが、それでも複数年の可能性をゲットできたというのは、いいことではないかと思います。

 昨今のFAに市場でのベテランへの冷遇を考えたときに、これは非常に評価すべき契約ではないでしょうか。しかも、サラリーが高い。

rWAR 3.3の活躍

 今季37才のシーズンとなるチャーリー・モートンですが、現地2021年9月7日時点で、28スタート。すでに158.0イニングを投じ、13勝5敗、ERA 3.47。Baseball ReferenceのWAR(=rWAR)では3.3がついています。

 奪三振は185でSO 9は10.5をマーク。

モートン登板日はゲームが活性化

 そして、評価されるべきはモートンの登板日にブレーブスがいいゲームをしているというところです。

 今季ここまでモートンが登板した28試合のうち、ブレーブスが勝利したのは、15試合。28試合のうちの15試合なら、半分は負けているじゃないの?とのツッコミもあるかもしれませんが、13試合の敗戦のうち、4点差以上がついたゲームが3試合、2点差での敗戦は1試合、そして1点差で敗れたゲームが9試合もあります。

 つまり、チーム勝利数15試合に1点差で敗れた9試合を足すと、24試合もしっかりとゲームメイクしているということが言えるでしょう。

 プロ同士の対戦ですから、敗れることもあります。しかし、モートンが登板すれば大崩れすることはほぼなく、かならず勝利に近いところまで持ってきていれる。こういったところがrWARの良さにも現れていると思います。

 4シーム、カーブ、カット、シンカー、スライダー、チェンジップと横の変化だけでなく、縦の変化も有効に使っているチャーリー・モートン。

 ギアを上げた時には、まだ97mphも出ますし、ますます味のある投球を見せてくれています。

 現時点でブレーブスはナ・リーグ東地区首位。フィリーズとメッツがそれほど離れてはいませんので、盤石とは言えませんが、モートンの存在は大きいですね。

 現地8月31日のドジャース戦では、打線を引っ張っているオジー・アルビーズが自打球を膝に当て、悶絶。これはもう骨折かと思いましたが、X線検査では骨に異常はなく、現地9月3日のロッキーズ戦で復帰を果たしています。運も良いですね。

 そしていざポストシーズンとなった時、モートンは本当に強いですから、今季もその勇姿が見られるかもしれません。

 ブレーブス、残り試合でポストシーズンを決められるか?注目ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【2025WS_5】トレイ・イェサベージ、ドジャースをも封じる!7回、3ヒッター、12K!
【2025WS_4】ついに大谷がワールドシリーズで二刀流を披露!7回途中で6Kと力投するも黒星
【2018 & 2025WS_3】ムーキー、マンシー、カーショウがキャリア2度目のWSでの延長18回を経験!
【2025WS_3】延長18回、大谷が9打席!しかも2HR、2ダブル、5BB !
【2025WS_3】フレディー・フリーマンがまたもWSでサヨナラHR!佐々木、ウィル・クラインらの好投に報いる!
【MLB2026】オリオールズの新監督にクレイグ・アルバナズが就任!CLE躍進の立役者
【2025WS_2】山本由伸が強打のブルージェイズ打線を相手に完投!2試合連続完投&20人連続アウト!
【2025WS_1】大谷が記念すべきワールドシリーズ初HRを放つ!このシリーズはメイソン・フラハーティーとの対決に注目!
【2025WS_1】ブルージェイズ、6回にGSを含む9得点で大勝!ドジャースは継投に失敗
【MLB2026】ブルワーズGMのマット・アーノルドがPresident of Baseball Operationsに昇格
【MLB2026】ジャイアンツが大胆な監督交代!テネシー大のトニー・ヴィテロ氏を起用!
【MLB2026】エンゼルスの新監督はカート・スズキに決定!
【2025ALCS_7】ジョージ・スプリンガーが殊勲の逆転3ランHR!ブルージェイズがワールドシリーズへ進出!
【2025ALCS_6】ブルージェイズ、2HRとイェサベージの好投でGm7へ!マリナーズはDP3つと運なし
【MLB移籍2026】アストロズ、豪腕のネイトピアソンと1年契約で合意へ!先発へ転向
【2025NLCS_4】大谷がまた伝説を作る!投手で6回シャットアウト&10K+打者で3HR!しかもWS進出!
【2025ALCS_5】シアトルが揺れた!マリナーズが8回裏にユーヘイニオのグランドスラムで逆転勝利!
【2025NLCS_3】ドジャース、ミズロウスキーから勝ち越し!佐々木で逃げ切ってWSへ王手!
【2025ALCS_4】M・シャーザー、鬼の形相で5イニング超え!ブルージェイズ、11安打8得点で勝利
【2025ALCS_3】ブルージェイズ、猛打復活!18安打(5HR)、13得点でまずは1勝を返す
【2025NLCS_2】山本がポストシーズン完投の偉業を達成!大谷もタイムリーを放って援護!
【2025_NLCS1】ブレイク・スネルが8回、1ヒッター、10Kの好投でドジャースが先勝
【2025_ALCS2】マリナーズ、”その瞬間をつかむ”!3HRで連勝!ホルヘ・ポランコがまたもや殊勲!
【MLB2025】2019年以降、勝者が4度WSに進出、うち3度制覇!踏み台のようになってきたブルワーズのポストシーズン
【2025ALCS_1】ブライス・ミラーが好投!カル・ロリーにもHRが出たマリナーズが勝利
【2025NLDS_5】ブルワーズが中盤を制して勝利!カブスは鈴木がミズから完璧なHRを放つも、追撃ならず
【2025ALDS_5】総勢15投手、計37奪三振!壮絶な投手戦は延長15回でマリナーズがサヨナラ勝ち!
【2025NLDS_4】救世主誕生!佐々木の3イニングの完璧投球がドジャースをNLCSへ進める
【2025NLDS_4】カブスが6-0のシャットアウト勝利でタイ!決戦のGm5へ
【2025_ALDS_4】タイガースは打線が復調して勝利!R・グリーン、J・バイエス、G・トーレスにHR
タイトルとURLをコピーしました