スポンサーリンク

【MLB2025】ジャレン・デュランがホームスチールを決める!ジャコビー・エルズベリー以来、16年ぶり

BOS @ CLEのアツいダブルヘッダー

 前日のGm1を雨で流したプログレッシブ・フィールドでのレッドソックス@ガーディアンズ戦。現地2025年4月26日、このカードは流れた日程を埋めるべくダブルヘッダーを行い、レッドソックスのジャレン・デュランに素晴らしいプレーが飛び出しました。

 対戦前までの両者はレッドソックスが14勝13敗、ガーディアンズが14勝10敗とガーディアンズの方が白星が先行しておりますが、割と力は拮抗しています。

 試合はGm1が華氏47度(摂氏8.3度)、Gm2が華氏48度(摂氏8.89度)と非常に寒い環境の中で行われましたが、両試合ともにアツい内容となりました。

Gm1はガーディアンズが勝利

初回に点の取り合い 

 ガーディアンズがベン・ライブリー、レッドソックスがタナー・ハウクで始まったGm1はなかなかの立ち上がりとなりました。

 1回表、レッドソックスは1アウトからラファエル・デバースが四球で出塁し、アレックス・ブレグマンがRF前シングルを放ってチャンスメイク。ここで4番のトレバー・ストーリーというところでしたが、ストーリーはシンカーを打たされてホセ・ラミレスのいる3Bゴロとなり、なんとかダブルプレーが崩れて2アウトでランナーが入れ替わって1、2塁に。

 一旦はチェンスを潰したかに見えたレッドソックスでしたが、つづく5番のウィリャー・アブレイユが3球目のカーブをRFスタンドに放り込む先制の3ランHRを放ち、レッドソックスが幸先の良いスタートを切りました。

 ところが、1回裏、タナー・ハウクはボールを散らすも、3連続長短打ですかさず1点を失うと、1アウトから犠牲フライと2本のタイムリーでさらに3点を失い、せっかくのリードをすぐに吹き飛ばし、しかも1点のリードを許す展開に(スコアは BOS 3 @ 4 CLE)。

ラフィーが同点HR

 その後、両先発ともに落ち着いたのですが、3回表、レッドソックスは先頭のラファエル・デバースがRFへソロHRを放ち、4-4の同点に追いつきます。

 タナー・ハウクはその後、5イニングを投げきり、失点は初回の4点のみでしのぎ切りました。タナー・ハウクは今季6度の先発でERAが7.58。大量点を奪われるシーンが目立ちます。

ガーディアンズが勝ち越し 

 6回裏、レッドソックスのマウンドはブレナン・バーナディーノにスイッチ。バーナディーノは先頭のウィル・ウィルソンに死球を与えると、ヒットと送りバントで1アウト2、3塁のピンチを招き、ここで左打者のスティーブン・クワンにタイムリーを許し、これが決勝点に。

 その後、レッドソックスはガーディアンズが誇るリリーフ陣に抑え込まれ、9回表にノーアウト1、2塁のチャンスを作るも1本が出ず。

 Gm1は5-4のスコアでガーディアンズが勝ちました。

MLB Gameday: Red Sox 4, Guardians 5 Final Score (04/26/2025)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

Gm2でデュランがホームスチールに成功

 Gm2はガーディアンズが25歳の左腕のダグ・ニッカージー(Doug Nikhazy)、レッドソックスがウォーカー・ビューラーが先発。ダグ・ニッカージーはメジャー・デビューでしかも初先発という大抜擢でした。

 レッドソックスは固さのあったニッカージーを攻め、1回表に2つの四球とタイムリーで先制。2回表には3本の長短打と3つの四球で3得点。

 さらに3回表には2アウト1塁で打席が回ってきたジャレン・デュランがRFへトリプルを放ち、さらに1点を追加(CLE 0 @ BOS 5)。

 そしてそのジャレン・デュランがデバースの打席の時に左投手のニッカージーからホームスチールを決めて6点目。序盤でゲームを決めました。

 レッドソックス先発のウォーカー・ビューラーは4回裏にジョンケンシー・ノエルの2ランHRなどで3点を失いましたが、この日許した失点はこの3点のみ。6イニングを投げきり、リリーバー陣の負担軽減に貢献。

 その後はジャスティン・ウィルソン、ジャスティン・スレイトゥン、アロルディス・チャップマンがパーフェクトに抑え、7-3のスコアで勝利を収めました。

 ガーディアンズはダブルヘッダーだっただけにルーキーを投入しましたが、この日ばかりは失敗に終わりました。

MLB Gameday: Red Sox 7, Guardians 3 Final Score (04/26/2025)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

ホームスチールはJ・エルズベリー以来

 なお、レッドソックスのホームスチール成功は2009年4月26日のヤンキース戦でアンディー・ペティットがマウンドにいる状況でジャコビー・エルズベリーが成功して以来、実に16年ぶり。

 これでジャコビー・エルズベリーが好きになった人が多いと思うのですが、この後、ライバルのヤンキースに移籍してファンから大いに嫌われてしまい、しかも足の故障もあって稼働しなかったことからヤンキース・ファンからも嫌われるというなんとも数奇な運命を辿った選手となってしまいました。ただ、この頃のエルズベリーは本当に素晴らしかったです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】ジャレン・デュランがホームスチールを決める!ジャコビー・エルズベリー以来、16年ぶり
【MLB2025】コリン・レイ(カブス)、先発転向3試合でERA 1.35! J・スティール離脱の穴を埋める
【MLB2025】ポール・スキーンズ、山本との投げ合いを制す!ドジャースは打線が沈黙して3連敗
【MLB2025】絶好調のPCA!2試合連続HRを含むRBI 7、盗塁2でドジャース戦の連勝に貢献
【MLB2025】エンゼルスがイアン・アンダーソンをDFAに
【MLB2025】UCLを傷めていたトリストン・マッケンジーが手術回避の結果、DFAに
【MLB2025】エンゼルス、3点ビハインドの9回裏に大逆転!ジョー・アデルがサヨナラ安打を放つ
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、ERAが1.13に!BOSはカサスのサヨナラ安打でCWSに勝利
【MLB2025】パヘスがまたもHRを強奪!佐々木は6回を投げきるも、最後に笑ったのはレンジャーズ!
【MLB2025】山本、デグロムとの投手戦を制す!またもエドマンが殊勲の一打
【MLB2025】大谷がパタニティー・リストで欠場へ!E・ロザリオがロスター入り(朗報あり!)
【MLB2025】レンジャーズのクマール・ロッカーがメジャー初勝利をマーク!
【MLB2025】スペンサー・ストライダーが復帰!最速で通算500奪三振を記録
【MLB2025】ホームラン単独トップ(8号)のA’sのタイラー・ソーダーストロムとは?
【MLB Injury 2025】クリス・ブライアントがILへ。復活の道は遠し。ロッキーズの経営にも大きく影響
【MLB2025】パドレス、3試合連続でロッキーズをシャットアウト!圧巻の成績で高品質ゲームを連発中
【MLB2025】ミゲル・ロハス、ドジャース投手陣のモノマネで球場を沸かせる
【MLB2025】アンディー・パヘスがGSを強奪!佐々木は最長5回を投げきるも、ドジャースは大敗!
【MLB2025】試合を決めたのはまたしてもトミー・エドマン!ドジャースは山本も輝き、ホーム10連勝を達成
【MLB2025】 コナー・ウォンの小指骨折を受け、レッドソックスがヤスマニ・グランダールを獲得!
【MLB2025】ドジャース、連敗を3でストップ。ロード・トリップは2勝4敗で2シリーズ連続で落とす
【MLB2025】HOU、CWSなどで活躍したリリーバーのオクタビオ・ドーテルが不慮の事故で亡くなる
【MLB2025】レッズ、ハンター・グリーンが圧巻の投球!好調ジャイアンツを完全に支配!
【MLB2025】ブルージェイズ、ブラディミール・ゲレロ・Jr.と14年/500Mドルで延長へ!
【MLB2025】ドジャース、連敗せず!佐々木朗希がゲームメイク!A・ノラは好投が報われず!
【MLB2025】ドジャースが初黒星!フィリーズはJ・ルザルドとリアルミュートが躍動!大谷の盗塁連続成功は38でストップ
【MLB2025】レッドソックスがフェンウェイ・オープナーで勝利!ビューラーが移籍後初勝利
【MLB2025】ドジャース、大谷の今季3号サヨナラHRで開幕8連勝!ATLは7連敗
【MLB2025】今季メジャー初完封はレンジャーズのネイサン・イオバルディ!99球で達成!
【MLB2025】レッドソックス、ギャレット・クロシェと6年の延長契約で合意へ
タイトルとURLをコピーしました