現地2018年7月28日、アストロズのホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve )が自身キャリア初のDL (Disable List)入りとなりました。
ホセ・アルトゥーベは現地7月25日(水)の@ロッキーズ戦(2−3でアストロズがサヨナラ負け)で5回の守備からベンチに。
直前の4回表の打席では2塁打を放ったものの、走りながら少し顔を歪めるように見受けられるシーンもありました。
気が強い選手なので大げさに弱みを見せたりはしません。しかし、どのタイミングかはわかりませんが、この打席で右膝に違和感を感じたようです。
アルトゥーベは翌日のラインナップからも外れ、28日になり球団の方から26日付で10日間DLに加えたとの発表がありました。
2011年に21才でデビューして以来、アルトゥーベがDLとなったのはキャリア初です。
このニュースを聞いたとき、「長年の無理がたたって・・・」とネガティブなことを考えてしまった筆者でしたが、本来なら2、3日様子を見るところ、しっかりと治した方がいいということでタイムテーブルを決めたということでした。
これから精密検査もするかもしれませんが、問題なければ最速で8月5日に復帰します。
2017年MVP、4年連続シルバースラッガー賞、5年連続オールスター出場、何と言っても右バッターで4年連続シーズン200安打以上を達成している現MLBの人気NO.1選手ですからね。
Year | Age | Tm | G | AB | H | HR | RBI | SB | BB | SO | BA | OBP | OPS | Awards |
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2011 | 21 | HOU | 57 | 221 | 61 | 2 | 12 | 7 | 5 | 29 | .276 | .297 | .654 | |
2012 | 22 | HOU | 147 | 576 | 167 | 7 | 37 | 33 | 40 | 74 | .290 | .340 | .740 | AS |
2013 | 23 | HOU | 152 | 626 | 177 | 5 | 52 | 35 | 32 | 85 | .283 | .316 | .678 | |
2014 | 24 | HOU | 158 | 660 | 225 | 7 | 59 | 56 | 36 | 53 | .341 | .377 | .830 | AS,MVP-13,SS |
2015 | 25 | HOU | 154 | 638 | 200 | 15 | 66 | 38 | 33 | 67 | .313 | .353 | .812 | AS,MVP-10,GG,SS |
2016 | 26 | HOU | 161 | 640 | 216 | 24 | 96 | 30 | 60 | 70 | .338 | .396 | .928 | AS,MVP-3,SS |
2017 | 27 | HOU | 153 | 590 | 204 | 24 | 81 | 32 | 58 | 84 | .346 | .410 | .957 | AS,MVP-1,SS |
2018 | 28 | HOU | 104 | 407 | 134 | 9 | 46 | 14 | 41 | 55 | .329 | .392 | .857 | AS |
8 Yr | 8 Yr | 8 Yr | 1086 | 4358 | 1384 | 93 | 449 | 245 | 305 | 517 | .318 | .365 | .819 | |
162 | 162 | 162 | 162 | 650 | 206 | 14 | 67 | 37 | 45 | 77 | .318 | .365 | .819 | |
AL ( | AL ( | AL ( | 882 | 3561 | 1156 | 84 | 400 | 205 | 260 | 414 | .325 | .373 | .842 | |
NL ( | NL ( | NL ( | 204 | 797 | 228 | 9 | 49 | 40 | 45 | 103 | .286 | .329 | .716 |
大きな怪我でないことを祈りたいと思います。
C・コレア、B・マッキャンもDL
アストロズはここに来て主力の離脱が続いてします。
SSのカルロス・コレア(Carlos Correa)は現地6月25日のトロント戦を最後にラインナップから姿を消し、10Day DLとなっています。
C・コレアはLower Back、つまり、腰を傷めての離脱です。
さらに、正捕手のブライアン・マッキャン(Brian McCann )は右膝の手術で離脱。
最後にゲームに出たのは6月30日で現在も10 Day DLではありますが、そもそもは5月29日に右膝の痛みでDL入りとなり、復帰して離脱を繰り返し、今の状態ということであります。ブライアン・マッキャンはうまく行けば9月までかかりそうです。
そして、これらに加え今回のホセ・アルトゥーベの離脱です。A・J・ヒンチ監督、頭の痛いところですね。
M・マルドナードの補強
アストロズは現地2018年7月26日、エンゼルスから正捕手のマーティン・マルドナード(Martín Maldonado)をトレードで獲得しました。
ゴールド・グラブ賞キャッチャーであり、大谷投手の相棒でもあるので結構衝撃的なニュースでしたが、いい捕手を獲得した背景にはこういったブライアン・マッキャン離脱の背景がありました。
ちなみにアストロズからエンゼルスには21才、クラスA+の左腕、パトリック・サンドバル(Patrick Sandoval)と後日指名の選手が動きます。
アストロズですが、せっかくマーティン・マルドナードという素晴らしいキャッチャーを補強したにもかかわらず、捕手にはマックス・スタッシー(Max Stassi)を起用しています。もう少し時間が経てば、マルドナードを起用するのかもしれませんが、今のところスタートはスタッシーです。
スタッシーもせっかくのチャンスをそうやすやすと手放したくないでしょうからね。
ただ、マルドナードのバックアップ的な起用は避けてもらいたいところです。
アストロズのSS、2B、そして二刀流
さて、そういった捕手の補強もありつつ、アストロズがC・コレアとJ・アルトゥーベが抜けたSSと2Bの穴をどう塞いでいるのかというと、これがなかなかおもしろいです。
C・コレアが抜けた直後はSSにマーウィン・ゴンザレスを起用するケースがほとんどでした。ただ、最近はSSにアレックス・ブレグマンを起用しています。
記事にも書かせていただいたプロスペクトのカイル・タッカーが出場機会を得たのはC・コレアが離脱してM・ゴンザレスが動いたことにより、LFのポジションが空いたためです。
2Bですが、J・アルトゥーベが抜けたのは7月26日ですから、それまではM・ゴンザレスとJ・アルトゥーベが二遊間を組んでいました。J・アルトゥーベ離脱後の2Bはどうなったかというと、実はマーウィン・ゴンザレスが守っています!
マーウィン・ゴンザレスはユーティリティーなんですよね。
アレックス・ブレグマンがSSに行き、空いた3Bは誰が守っているかというと、ユリ・グリエルが守ったこともありますが、現状ユリ・グリエルは1Bのまま。主に3Bを守っているのはJ・D・デイビス(J.D. Davis)です。
そうです!あの2刀流のJ・D・デイビスなんですね。
まだ2刀流はこっそり継続しております。2018年も1試合に登板しております。もっとも、大差で負けているゲームでの登板でしたから、ポジション・プレーヤーの登板とほぼ同義ではあったのですが。
HRも放っています!
今後は野手で行くんでしょうね。
主力が離脱しながらも、けっこうやり繰りに余裕を感じさせるアストロズ。
さすがに選手層が厚いです!