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【MLB】新ポスティング制度と大谷選手の記事の多さ

今のMLB関連のサイトは大谷選手の話題でもちきりです。

本家のMLB.comはじめ、スポーツチャンネルのESPNNBCスポーツなどなど、連日、関連記事が満載です。

まあ、時間が経てばわかることではありますが、どのメディアも大谷選手はどの球団に行くのか?、二刀流をどうするのか?というトピックで盛り上げているというところです。

新ポスティング制度

ところで、新ポスティング制度が定まりました。

有効期限は向こう3年間。以降はもしどちらかで制度更新などの訴えがなければ、そのまま1年更新となります。

新ポスティング制度ですが、MLBへ移籍する選手の懐具合にとっては結構いい。また、支払うMLB球団にとっても旧制度よりは安く済むのでよし。しかし、NPB球団にとってはあまりよろしくないという内容となっています。

大谷選手は旧制度

なお、大谷選手は旧制度が適用されます。同じく牧田投手にも旧制度が適用されます。つまり入札の上限は2000万ドルまで。
 

MLBの選手会ともめていたのはポスティングの上限金額について。旧制度の上限2,000万ドルだと、球団側はそれに上積みした金額を提示する必要があり、コストがアップしてしまいます。

もちろん、前日の記事で書いたインターナショナル・サイニング・ボーナスの制度もありますから、無尽蔵に積み上げる訳ではありません。選手に渡す訳でもない金額が大幅に高いのは払う側としても、受け取る側としてもあまりおいしくありません。

そこでその上限について協議していたということになります。

【旧制度】

NPBの球団への入札の上限は2000万ドル(20数億円)

【新制度】

*NPBの球団への入札の上限は契約金額の割合に依る。その割合は金額を3つのゾーンに分けて利率を設定する。

  • 2,500万ドルまでの部分 = 20%
  • 2,500万ドルから5,000万ドルまでの部分 = 17.5%
  • 5,000万ドル超えの部分 = 15%

例として、ありえませんが、仮に8,000万ドルの契約を結んだとします。わかりやすくすると、8000ドルを2500万ドル+2500万ドル+3000万ドルというふうに分解することになります。

  • 最初の2500万ドル= 20% = 500万ドル
  • 次の2500万ドル= 17.5% = 437.5万ドル
  • 最後の3000万ドル= 15% = 450万ドル

合計= 1,387.5万ドル (ざっと14億円。※わかりやすくするために100円レートで換算してます。この時代に。)

  • その他、出来高払いがある場合は、金額決定から選手への支払いの15%がNPBの所属球団に。
  • マイナー契約の場合は契約金の金額の25%がNPBの球団に

支払いは遅い方がよく、受取は早い方がよいというビジネス商取引の原則からすれば、MLB側の勝ちになるかと思います。実際、2000万ドルにはならないと思いますし。NPB側のメリットとしては、出来高払いがある場合はストック型の収入を得ることが可能です。

これで、日ハムや他のパ・リーグ球団のドラフト戦略に影響が出るかもしれません。有望選手にメジャーへの道を通しても球団としてはどうか?ということを自問しないといけません。もちろん、球団の価値観に依ります。

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