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【MLB2022FA】ケンダール・グレイブマンはホワイトソックスと3年で合意

注目クローザーはホワイトソックス

 現地2021年11月23日の注目ディールがまとまりました。アストロズからFAとなっていたクローザー・ロールも担えるケンダール・グレイブマン(Kendall Graveman)がホワイトソックスと合意しました。

契約内容

  • 3年/$24M保証 

 現時点では詳細まで明らかになっていませんが、ディールは3年で決した模様で、おそらくバイアウトも含めた$24Mになる見込み。よって、総額で$24Mというところなので、契約自体はもう少し低い数字になると思われます。

2021年はERA 1.77

 今季はマリナーズで開幕を迎えたケンダール・グレイブマン。

 2021年の契約内容は1年1.25M(2021)でパフォーマンス・ボーナスが、20イニングから60イニングまで20イニングごとに$0.1M、さらにゲーム・フィニッシュの数が20、30、40試合と増えれば$0.5Mずつ加算。また、ロスター・ボーナスも30日から150日まで30日ごとに$0.1Mずつ加算されるという内容でした。

 マリナーズ、アストロズのトータルで53試合、56.0イニング、17試合を締めたのでイニングでは$0.1M x 2で$0.2M、GFはおそらく$0、ロスター・ボーナスはおそらく満額の$0.5Mという成果かと思います。総額で$2M足らずというところだったと思います。

よって、今回のディールはかなりのサラリー・アップ。

 2021年はマリナーズで30試合、33.0イニングを投げ、10セーブでERAは0.82 ! バツグンの安定感を見せていました。

 ところがマリナーズはトレードデッドラインでケンダール・グレイブマンをライバルチームのアストロズへトレード。この時、マリナーズの面々はどんな編成だよとGMに大いに不信感をいだき、この後チームは不調に陥りました。

 シーズンを振り返れば、ぎりぎりポストシーズンへ行けなかったマリナーズは、このときの落胆がなければ、ワイルドカード・スポットを手に入れていたかもしれません。

 アストロズ移籍後は、23試合、23.0イニングを投げ、ERAは3.13。アストロズでは、ライアン・プレスリーとクローザー・ロールを二分した登板。

 ケンダール・グレイブマンはポストシーズンでも躍動。レッドソックスとのALCSでは3試合でERA 0.00。レッドソックスは打てる気配がありませんでしたね。ワールドシリーズでは3試合でERA 2.25。

 これだけの活躍をしているのに、サラリーが安い訳は、2018年にトミー・ジョン手術を行ったため。 

 2018年オフにアスレチックスからノンテンダーFAとなったグレイブマン。非常に厳しい立場に立たされましたが、シカゴ・カブスが獲得。1年/$0.575Mで、2020年がクラブオプションで$3Mという内容。カブスはトミー・ジョン手術からの復帰を見込んで獲得したのでした。

 ところが、2020年は短縮シーズンに。カブスはオプションを行使できなくなり、FAとなり、マリナーズとサイン、そして今季へとつながっていきました。

ホワイトソックスはセットアップの見込み

 なお、ホワイトソックスにはクローザーにセーブ・タイトルも獲得し、ALL MLBにも選ばれたリアム・ヘンドリクスがいます。

 クローザーは2021年の通り、リアム・ヘンドリクスが担い、グレイブマンはセットアップ・ロールということになりそうです。

 リアム・ヘンドリクスに何かあれば、グレイブマンがクローザー・ロールを担うことに。

 ホワイトソックスはクレイグ・キンブレルに対し、2022年の$16Mのクラブオプションを行使しましたが、トレードも考えていると思います。

 苦労したケンダール・グレイブマン。ぜひとも活躍してもらいたいと思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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