今季20試合目の先発
現地8月28日のパドレス戦の打席で右手首に投球を受け、ヤンキース戦の先発をスキップした大谷選手が2021年9月3日、レンジャーズ戦に登板。
今季20度目の先発は、ついに100mphを発動。まさに熱投で、チームもクロス・ゲームをものにし、大谷選手は9勝目をマーク。二桁勝利まであと1つと迫りました。
なお、エンゼルスはいつも通りDHを解除。大谷選手を2番Pで起用しました。
Happy Shohei Day!
— Los Angeles Angels (@Angels) September 3, 2021
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熱投、117球
レンジャーズとは今季4度目の顔合わせ。双方ともに知り抜いている間柄で、尚且つ、8月4日にも対戦していることから、後半戦の素晴らしい投球がつづく大谷選手も知っている相手。その意味では厄介な相手でしたね。
ジョナ・ハイム、粘りすぎ
実際に厄介で、イニングは進みますが、4回表に1アウトから打席が回ってきたジョナ・ハイムに至っては、2球で2ストライクと追い込まれるも、そこから粘りに粘り、4シームどころかスプリットまでもカットし、13球を投げさせました。最後はカットボールでRFフライに。
2イニング目にすでに97mphをマーク
6月から四球がグンと少なくなり、投球に余裕が出てくるようになった大谷選手は、ここのところ、前半はセーブ気味に入ることが多くなっていました。この日も、立ち上がりはカットボールとスライダーを有効に使い、4シームは93-4mphに抑えるスタート。
しかし、この日は登板スキップにより日数が空いたためか、肩が軽かったのかもしれません。2イニング目にすでに97.1mphをマークしました。
100mphもマーク!
100mphが出たのは、ジョナ・ハイムに粘られた4回表。このイニングはジョナ・ハイムの前に、DJ・ピータースにシングルを打たれ、さらに1アウト後にニック・ソラックにも2塁打を打たれ、1アウトランナー2、3塁のピンチを迎えたのでした。
100mphを出したのは、次打者のジェイソン・マーティンに投じた4シームで100.4mph。これで空振り三振で2アウト。
そしてつづくレオディー・タベラスには2球目に100.5mphでこの日のMAXを投じ、3球目は99.5mphで1Bゴロに仕留めました。
前後しますが、2回表にニック・ソラック、ジェイソン・マーティンのコンビで2ランHRを浴びて2-2の同点に追いつかれたのでここでギアを思い切り上げた模様。
大谷選手は7回に降板。7回表にはピンチを迎えましたが、無失点に。この日は7回、117球で被安打7、失点2、自責点2、与四球2、奪三振8、被本塁打1。
エンゼルス、初回から援護
ゲーム前にホセ・イグレシアスのリリースが発表されたエンゼルスは、想定通り、ジャック・メイフィールドがSSにつき、フィル・ゴセリンが3B。
ショックなニュースがありましたが、エンゼルス打線は初回にデービッド・フレッチャー、フィル・ゴセリン、ジャレッド・ウォルシュがシングルを放ち、2点を先制。大谷選手を援護しました。
その後はレンジャーズ先発のグレン・オットーに手を焼いたエンゼルス。しかし、2番手で5回2アウトから登板したデニス・サンタナを6回裏に捉え、4連打で勝ち越しに成功。ジョー・アデル、ブランドン・マーシュの若手が機能しましたね。
8回はスティーブ・シーシェックが先頭打者を出したものの、無失点に。さらに9回はライセル・イグレシアスがこちらも先頭打者をシングルで出したものの、後続を抑え、無失点。
エンゼルスが3-2でクロスゲームをものにし、大谷選手に9勝目がつきました!
そしてライセル・イグレシアスも30セーブ目をマーク。セーブタイトル2位で、ホワイトソックスのリアム・ヘンドリクスを追っています。
大谷選手は9勝2敗、ERA2.97、135SOとなりました。なお、このゲームの打席は4-0。また、降板後はベンチに下がりました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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