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【MLB 2022】大谷選手、11勝目!ベラスケスが援護HR!

22度目はトロント戦

 現地2022年8月27日、大谷選手が今季22度めのマウンドに上がりました。相手はトロント・ブルージェイズでロードでのマウンドです。

 このシリーズに入る前に6連敗を喫し、またしても負のサイクルに陥っていたエンゼルス。連敗自体は6でしたが、現地2022年8月15日のシアトル戦からカウントすると、直近10試合で1勝9敗。

 しかもこのトロント遠征では例の注射未接種の問題で、OFのテイラー・ウォード、リリーバーのアーロン・ループ、ライアン・テペラの3名が遠征に帯同できないという中でのスタートでした。

Game1で12-0で大勝

 状況から言って、もうこのトロント3連戦はスイープされる可能性が高く、せめて大谷選手の先発のゲームではなんとか善戦してくれと思っていました。

 ところが、いざ蓋を空けるとエンゼルスが好ゲームを展開。まず現地2022年8月26日のGame1ではリード・デトマーズが好投。ブルージェイズを6回途中までスコアレスに抑える投球を見せ、ブルペンもアンドリュー・ウェインツ、ホセ・マルテ、ヘラルド・レイエス、ジェシー・チャベスでシャットアウト・リレーを演じて見せました。 

 打撃は2回表にデービッド・フレッチャー、大谷選手、ルイス・レンヒーフォの3本の長短打で5得点。3回にはアンドリュー・ベラスケス、7回にはジョー・アデル、8回にはマイク・トラウトのHRで加点。ジョー・アデルは9回にももう1本放っています。終わってみれば、12-0で大勝。首位チームと間違うような戦いぶりでした。

 ワクチンでゲームでいい役割を果たす3人がいなかったにも関わらずです。わからないものですね。

Los Angeles Angels vs Toronto Blue Jays Box Score: August 26, 2022 | Baseball-Reference.com
Los Angeles Angels beat Toronto Blue Jays (12-0). Aug 26, 2022, Attend...

大谷選手が7回2ヒッター、スコアレス!

 さて、大谷選手のピッチングですが、立ち上がりは球数が多くなって苦戦したものの、2回、4回、5回、6回と4イニングを打者3人で打ち取る好投。

 4シームで99.6mphを出しましたし、ボールは走っていました。ただ、ここ数試合の傾向で、ファストボールは全体的に抑え気味です。スライダーのコントロールとキレが良いので、これでかなり深いイニングまで投げられています。スプリットも申し分ありません。

 7回を投げて9奪三振でしたので、球数も増えてしまい、この日は109球。ブルージェイズ打線に対し、被安打がたったの2でスコアレス投球でした。BBは1つだけ。

【YOUTUBE】Shohei Ohtani is REMARKABLE! Strikes out NINE Blue Jays in 7 scoreless!

アレク・マノアも好投

 ブルージェイズ先発のアレク・マノアも好投。今季は調子がいいですが、ここのところやや停滞気味。生意気なところがあるのがたまに傷ではあります。

 大谷選手が引けなかったのはこのマノアの好投があったからで、マノアも7回を投げきり、105球を費やし、被安打4で失点1、BB2、SO8をマークしました。

レンヒーフォのタイムリーで先制

 5回を終えて0-0のスコアレスで進んだこのゲームで先制点を上げたのはエンゼルスでした。

 6回表、先頭のフレッチャーがシングルで出塁。つづくマイク・トラウトが四球で続き、大谷選手という場面で、大谷選手はピッチャーゴロ。1-6-3のダブルプレー崩れの間にフレッチャーが3Bへ進塁。

 つづくレンヒーフォがLFへラインドライブのシングルを放ち、エンゼルスが1-0で先制しました。

 そして大谷選手は1-0のたった1点差でマウンドを降りることに。2番手はジミー・ハーゲットだったので、心配しかありませんでしたが、ハーゲットは良かったですね。

ベラスケスが2試合連続HR 

 そしてゲームは1-0のまま9回表に。ライアン・アギラーとマックス・スタッシが三振に倒れ、2アウトとなり、ここでアンドリュー・ベラスケス。マウンドはアンソニー・バスです。

 ベラスケスは2球で2ストライクと追い込まれ、あまり期待の出来る状況ではありませんでしたが、4球目の95.2mphの4シームをファウルし、何やら期待をもたせました。欲を言うなら、そのボールを仕留めてもらいたかったのですが、そこまでは期待できません。

 そして5球目、スライダーがインコースの膝下に落ち、非常に難しいボールだったのですが、これをベラスケスがRFスタンドまで持っていき、大谷選手には心強い2点目をプレゼント。正直、この打撃は素晴らしかったです。

 援護点をもらったハーゲットはゲレロ・Jr.、アレハンドロ・カーク、ボー・ビシェットというブルージェイズのうるさい3人に対して、らくらくと投げ、見事に3人で抑え、エンゼルスが2-0で勝利。

 大谷選手に11勝目がつきました。

 エンゼルスは2試合連続でシャットアウト勝利です。しかも2試合とも内容が良い。

 オーナーのクラブ売却後、なにか重しでも取れたように勝ちだしましたね。

ベラスケスにも当たりが!

 まさに守備で稼いでいるアンドリュー・ベラスケスは7月がもっとも打力が底の時期でフル出場もかなわず、1試合に2打席程度したチャンスをもらえなくなっていました。7月の安打数はたったの7本です。

 これが8月前半までつづき、ヒットレスの試合を重ねるばかりでした。

 ところが、8月9日のアスレチックス戦でマルチ安打を放ったのをきっかけに以降は、ヒットレスの試合を探すのが難しいほどになってきていて、直近7試合では22-9で打率.409、OBP .409、SLG .727 、HR2、RBI 3、RUN 4です。直近15試合においても打率は.375。

 彼の打撃の調子が戻ってきたことはエンゼルスにとって朗報ですね。

 いいゲームをするには彼の力が必要です。

マイク・フォード、存在感はあり

 エンゼルスはここ3試合、1Bにマイク・フォードを起用。これは現地25日に1Bのジャレッド・ウォルシュが胸郭出口症候群と診断され、10Day ILから60Day ILに移ったのがきっかけです。

 フォードは元ヤンキースのメンバー。今季はマリナーズ→ジャイアンツ→マリナーズ→ブレーブスと移籍し、現在はエンゼルスへ。ここまでエンゼルスでは25日に2安打を放ったのみで、その後2試合はヒットレスです。ただ、存在感はあるのでなんとか結果を残してもらいたいものです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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