ネイサン・イオバルディ、一時離脱
現地2019年4月22日の情報です。
20日(日)に、右肘痛のため10 Day ILにリスト入りしたレッドソックスのネイサン・イオバルディですが、右肘手術が決定しました。
”Loose Body”とは「遊離体」
ただし、診断は”loose body in right elbow”で、「右肘関節内遊離体」、俗称「関節ネズミ」です。
“loose body”と書くと「ゆるんだ体」と直訳しそうになりますが、ここでの意味は「遊離体」です。
投球の動きの中で肘の関節はかなりハードな動きをします。その過程で骨や軟骨がこすれて、それが小さな破片となって関節内でちょろちょろと動き回ることから、「ネズミ」と呼ばれます。これが結構痛みを伴うのでやっかいです。
今回は簡易な手術で破片を除去し、経過を見ながら復帰するという流れになりそうで、復帰まで4週間から6週間が見込まれています。
5月はアウトで6月上旬から半ばにかけての復帰になりそうです。
2度のトミー・ジョン手術経験
ネイサン・イオバルディは2018年のプレーオフ・ヒーローですが、2018年もトミー・ジョン手術のリハビリから復帰したシーズンでした。
【イオバルディの2度のトミー・ジョン手術】
- 2007年:17才 Alvin HS(アルビン・ハイスクール)時代
- 2016年8月:26才 NYY在籍時代
よって、今回のIL入りのニュースはかなりヒヤヒヤしてしまいましたが、まだ不幸中の幸いで関節ネズミだけで済みました。
2019年は4戦登板で被本塁打6
今季のネイサン・イオバルディは4戦に先発して、21イニング、0勝0敗、ERA6.00、被本塁打が6とかなり打たれておりました。
4月上旬までは気温の低い時期なので参考程度に思っておけばいいかと思いましたが、それにしてもコントロールの甘い投球が多かったです。
西海岸での登板が中心だったものの、寒さの影響と肘の影響があったのかなと思います。
しっかり治して復帰してもらいたいですね。
4人ローテ+オープナー
イオバルディが抜けたことで現時点でのレッドソックスのローテは、セール、プライス、ポーセロ、E・ロドリゲスの4人回しとなっています。
枠の関係で、トリプルAから左腕のボビー・ポイナーを上げましたが、リリーバーとして起用しています。
今季はすでにヘクター・ベラスケスで2度ほどオープナー(と呼ぶには先発のイニングが3回くらいと深いので、微妙なところですが)を使用しているレッドソックス。5人目としてカウントした方が良さそうです。
ただ、もうブルペンが連日の登板なので、さすがに休ませながらシーズンを乗り切ってもらいたいとは思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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