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【MLB2020】コロナ禍のフィリーズ、アーロン・ノラ、ザック・ウィーラー抜きでシーズン序盤を戦う見込み(追記あり)

ST2.0にノラの姿なく

 熊本、鹿児島はじめ豪雨による災害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。まだまだ油断できない気象状況ゆえ、大変な中ではありますがどうぞ最大限、お気をつけていただきたいと思います。

 ここのところ、毎週のように雨で革靴がやられてしまいます。本日もそうです。しかし、靴が濡れる程度で済んでいられることに感謝しなければなりませんね。

 現地ではスプリングトレーニングが始まって初めての週末を迎えていますがフィリーズのサマー・キャンプにはアーロン・ノラの姿がありません。

フィリーズの60manロスター・プール

 現地2020年6月28日に発表された60manロスター・プールにはもちろんノラの名前はありました。

 

 ノラがキャンプに姿を見せていないのは、新型コロナウィルスの影響です。話は少し逸れますが、このリストを見るとなかなかいいメンバーだなと思います。

フィリーズのコロナILにスター選手

 フロリダ、アリゾナでアウトブレイクとなった6月20日ごろ、フィリーズは関係者を含め、8名のテスト陽性反応者が出ていました。

 その後もMLB全体で陽性反応が続々と出始め、現地2020年7月4日にはブレーブスの1B、フレディー・フリーマンも感染していたことが判明するほど、球界内も余談を許さない状況に。

 2020シーズンの特例として、ILに新型コロナウィルスに感染した選手を入れることになりました。感染の兆候があった場合、あるいは感染している場合は、ここに入れることになっています。

 現地2020年7月5日、この”COVID-19 IL”にフィリーズはどうやらスター選手を入れている模様。

ジラルディ監督は名を明かさず

 ジョー・ジラルディ新監督はCOVID-19ILに入った選手がいるということを記者に明かしましたが、その事実を公表したに留め、どの選手がリストに入っているのかは記者に名を明かしませんでした。理由はメディカル・プライバシー。

 しかし、キャンプに姿を表していない点などから以下の選手達がCOVID-19 ILに入っていると思われます。

  1. アーロン・ノラ(RHP/SP)
  2. アダム・ヘイズリー(OF)
  3. クリスチャン・ベタンコート(C/OF/RHP)
  4. スコット・キンガリー(INF/OF)
  5. ヘクター・ネリス(RHP/CL)
  6. トミー・ハンター(RHP/RP)
  7. レンジャー・スアレス(LHP/RP)

追記:ヘイズリーはラボのミス

 現地2020年7月7日、アダム・ヘイズリーがチームに復帰しました。どうやらテスト陽性反応はラボ側のミスであったことが判明。MLBだけで何千人もおり、なおかつ何度もテストを繰り返す訳ですから偽陽性が出て当然です。

 とにかく、ヘイズリーが戦力として開幕から機能することは大きいですね。

 また、スコット・キンガリーも本人曰く、治ったとのこと。もっとも2回連続で陰性が出ないと復帰できませんが、彼の場合もまもなく現場に戻れそうです。

 スターリン・カストロもいますから気が気でないでしょうね。

特にノラの名前は名言していない 

 そしてアーロン・ノラがこの中に入っていることは頑なにぼやかせています。

ウィーラーは第一子誕生予定

 そして今季からフィリーズで投げることとなったザック・ウィーラーはキャンプに姿を見せてはいるのですが、彼の場合は第一子が2020年7月末に誕生することから、家族への安全を配慮して、どうするべきか悩んでいるようです。

ウィーラー、悩む

 当のザック・ウィーラーはキャンプに参加すべきかどうか悩んでいるようです。そしてそもそも2020シーズンに投げるべきかどうか、毎日自問自答を繰り返しています。

 プロの投手としての本能がマウンドに向かわせると同時に、新しい家族、そして出産後に体力を消耗しているであろう奥さんのことを考えるとまさに「タフ・ディシジョン」というところのようです。

 生まれたばかりのお子さんとも過ごしたいでしょうしね。

ウィーラーは投げる見込み

 なお、ザック・ウィーラーは2020シーズンはマウンドに上がる予定です。

 奥さんの出産がちょうど開幕と重なることから、シーズン序盤の数回はスキップ。それ以降にマウンドに上がる見込みです。

 少なくとも2020年オプトアウトはないと見ていいでしょう。

ノラとウィーラーを欠く序盤戦

 アーロン・ノラが新型コロナウィルスの健康懸念が払拭されるまでは登板なし。ザック・ウィーラーは「パタニティー」の理由と、新型コロナウィルスの家族への感染防止を考慮して、開幕から数回はスキップ。 

 よって、フィリーズは2020年を強力な右腕二人を欠いてスタートすることが明らかになりました。

コール・アービンで穴を埋めるか

 穴が空いているのは先発二人の枠だけではありません。上記のCOVID-19 ILにあるように主要なリリーバーもいつ復帰できるかわからない状況。

 よって、ジョー・ジラルディ新監督は2019年デビューの左腕、コール・アービンを様々な場面で使うとほぼ明言しました。

 体力的にも旬な26才の左腕が2020年のゲームの流れを左右する大きな要素となりそうです。

追記:フィリーズの2020スケジュール

 現地2020年7月6日、フィリーズの2020スケジュールも出ました。

オープン戦

 まず、フィリーズはオープン戦をどこにも先駆けてオープン戦を組んでいます。

  • 現地2020年7月18日(土)フィリーズ@ナショナルズ
  • 現地2020年7月19日(日)オリオールズ@フィリーズ
  • 現地2020年7月20日(月)フィリーズ@ヤンキース

 計3試合、東地区のクラブとの対戦。

開幕戦はマーリンズ

 そして開幕戦は24日、地元シチズンズ・バンク・パークでマーリンズとの対戦で、こちらは3ゲームシリーズ。そして移動日なしで、ヤンキースとホーム&ロードで2戦ずつ行い、さらに移動日なしでトロントにてブルージェイズと3連戦。

 インターリーグで言えば、8月、9月にレッドソックスとロード、ホームで2戦ずつ対戦。そして9月25日からの最後の3ゲームシリーズはレイズとロードで3連戦で終了です。最後の最後に手強い相手を控えているというスケジュールです。

Philadelphia Phillies Schedule
The Official Site of Major League Baseball

 お読みいただき、ありがとうございました。

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