スポンサーリンク

【MLB2020】ライアン・ジマーマン、ウィルス感染を懸念。シーズン不参加の可能性も(追記あり)

ジレンマに苦しむ

 現地2020年6月26日の情報です。まもなく7月1日のスプリングトレーニング2.0が始まります。また、スプリングトレーニング2.0開始の前の6月28日の正午を期限として60名のキャンプ参加者リストの提出もあります。

 そんな中、自らシーズン・アウトを考慮する選手がついに出てきました。

ナッツのライアン・ジマーマンが不参加を検討

 その決断をしようとしているのは、ミスター・ナショナルズのライアン・ジマーマン(Ryan Zimmerman)、35才。

 ライアン・ジマーマンは自身の今の考えをAP通信に吐露。複雑な要素が絡み合い、「今のところ、2020シーズンに参加するかどうか決めかねている」と。裏を返せば、シーズン不参加も検討しているということになります。

心情吐露

 ジマーマンがAP通信に語ったことは以下の内容です。

家族への感染が懸念される

I’m still deciding whether to play. When it comes down to it, it’s a decision not just for me, but for my family as well. I have a 3-week-old baby. My mother has multiple sclerosis and is super high-risk; if I end up playing, I can pretty much throw out the idea of seeing her until weeks after the season is over.

「プレーするかどうか決めかねている。その決断は自分自身のことではなく、家族のことを考えてのもの。生後3週間の子供がいて、母は多発性硬化症。リスクが非常に高いんです。もしプレーすれば、シーズン終了後数週間は彼女と会うことを控える方が良いと思うのだが、もしプレーしないのなら、そういった制約を考えなくていいんです」

仕事した後も、家族と安全に

There’s a lot of factors that I and others have to consider. I don’t think there’s a right or wrong answer; it’s everybody’s individual choice. At the end of the day, does a player feel comfortable going to the field every day and — in my case, more importantly — feel comfortable coming home every day and feel like they’re not putting anyone else in danger? … I don’t want to be a pessimist about this. I hope that, whatever I decide, the season goes off well, nothing happens, nobody gets seriously sick. But there are a lot of moving parts and a lot of variables we’re not going to be able to control. That’s what we need to assess.

「考えなければならない要素はたくさんある。自分だけでなくて他人のことも含めて。答えに良いも悪いもないと思う。個人それぞれの問題。プレーヤーは毎日フィールドに行くことに満足を感じるだろうか?私にはそれがとても重要で、仮に毎日(仕事に)満足して帰宅したとして、(その後に)他の誰かを危険に晒すことを感じたりしないだろうか? これに関しては単なる悲観論に終わりたくない。私がどう決断しようが、シーズンが成功し、(大きな感染などの事故が)何も起こらず、誰も深刻な状態にならないことを祈るばかりです。しかし、動いていく部分と制御できずに変わっていく変数的な要素はたくさんあります。我々はそれを評価する必要があると思うんです」

  かなり、行間を補った和訳であることをご了承願います。ジマーマンの言葉は定義やら何やら前提としている考え方がわからないので、今ひとつ空洞が多い文章なのですが、補いつつ和訳したベターなものです。

 小見出しに書いてあるように、「家族に感染させたくない」という点が最大のポイントかと思います。仕事としてプレーも満足させたいが、帰宅して家族に感染させやしないかと危惧しながら過ごすのは考えるべきポイントであるということが書かれてあります。

良いパフォーマンスを見せたい 

 家族のことを危惧するのも、やはりいい仕事をしたいからという考えがベースにあると思います。

 消極的に思えるかもしれませんが、筆者はむしろ「きちんとプレーしたい」という丁寧さも感じ取ることは出来ました。

家族持ちは特に心配

 やはり家族に持病を抱える人、そしてジマーマンのように生後間もない、抵抗力の弱い赤ちゃんを抱える選手は考えるところかもしれません。

 PCR検査も感度70%。現地2020年6月26日時点ではこれをすれば安全という攻めるような対策が明確でないのが現状。

 極力、リスクを避けるというしか方法はありません。

 ジマーマンがどう決断するのか、追ってレポートしたいと思います。

 他の選手も続くかもしれません。やはり守りたいパートナーがいる場合にはそうなるのが人情でもあります。

追記:不参加決定

 現地2020年6月29日、ライアン・ジマーマンの2020シーズン不参加が決定しました。

 お読みいただき、ありがとうございました。 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2024】千賀投手がシーズン・デビュー戦で初勝利も、ふくらはぎを傷めて途中降板
【MLBトレードDL2024】レッドソックス、ジェームス・パクストンをトレードで獲得
【MLBトレードDL2024】マリナーズ、レイズからランディー・アロウザリナを獲得
【MLBトレードDL2024】Dバックスがブルペン補強に動く!マイアミからA.J. パックを獲得!
【MLB2024】レッドソックス、アレックス・コーラと3年の契約延長!
【MLB2024】ドジャース、SSの緊急補強でニック・アーメッドとメジャー契約でサイン
【MLBトレード2024噂】打撃不振が続くマリナーズ、オリオールズのライアン・マウントキャッスルに手を出すか?!
【MLB2024】ドジャース、ジェームス・パクストンをDFA!25才の右腕を招集
【MLB2024】ブレーブス、今度はオジー・アルビーズが長期離脱!マックス・フリードもILへ
【MLB2024】勝率5割超え、NLウエスト2位で上昇気流に乗ったDバックスはトレードDLでバイヤーへ
【MLB2024】レッドソックス、終盤に大失速し、逆転負け!またもピベッタの好投を活かせず
【MLB2024】ジェイコブ・ウィルソン、守備と打撃で華麗にMLBデビューを果たすも、故障で途中交代
【MLB2024】「マイナーで打ちまくり!」A’sのNO.1プロスペクト、ジェイコブ・ウィルソンがメジャー・デビューへ
【MLB2024】大苦戦のホワイトソックス、来季を見据え、ワールドシリーズ捕手のマーティン・マルドナードをDFAに
【MLBオールスター2024】大谷が先制3ランHRを放つも、MVPは決勝2ランのジャレン・デュランが受賞
【MLB移籍2024】ロイヤルズ、ハンター・ハービー獲得でリリーバーのERA改善を狙う!
【MLBオールスター】2024HRダービーを制したのはテオスカー・ヘルナンデス
【MLBドラフト2024】左右両投げでともに95mph以上!ジュランジェロ・セインチェ(Jurrangelo Cijntje)はマリナーズがピック!
【MLBドラフト2024】ガーディアンズ・ピックの全体1位はオージー生まれのトラビス・バザーナ!2Bでは史上初
【MLBオールスター】2024フューチャーズ・ゲームはレッズのキャム・コリアーがMVP
【MLB2024】フューチャーズ・ゲームのプレ・イベント、「スキル・ショーケース」が初めて開催される
【MLB2024】フィリーズがウィット・メリフィールドをリリース!目的はA’sのあの人?(追記あり)
【MLB2024】O’sのブランドン・ハイド監督がキャースタッドへの頭部死球に激昂!ベンチ・クリアー案件に
【MLB2024】ブルージェイズ、ケビン・キアマイアーをウェーバーにかける
【MLB2024】今永がまた輝く!オリオールズを相手に6回スコアレスで8勝目!ERAは再び2点台に
【MLB2024】メッツ、フィル・メイトンをレイズからトレードで獲得
【MLB2024】注目カードのドジャース@フィリーズ戦Gm1は、フィリーズが圧勝!マーシャン、ターナーが併せて6安打!
【MLBトレードDL噂2024】マイアミ、クローザーのタナー・スコットに加え、ジャズ・チザム・Jr.も放出の可能性大
【MLB2024】オールスターのピッチャーとリザーブが明らかに!今永、ポール・スキーンズ、ジャレン・デュランらが選出
【MLB2024】ラファエル・デバースが27才でキャリア通算1000安打を達成!得意のゲリット・コールからHRも(追記)
タイトルとURLをコピーしました