パドレス、内野の選手層を強化へ
現地2020年2月23日のディール決定のニュースです。
ナショナルズからFAとなっていた2Bのブライアン・ドージャー(Brian Dozier)が、サンディエゴ・パドレスとサインしました。
契約内容
ドジャーとパドレスの契約内容ですが、残念ながらマイナーディールです。もっともパドレスにとってはブライアン・ドージャー・クラスの選手をマイナーディールで獲得できたのは大きいところではあります。
右膝の状態次第
ブライアン・ドージャーは2018シーズンのトレードデッドラインでツインズからドジャースへ移籍。この年は年間を通じて151試合、632打席、553打数と打席に立った数は多かったものの、打率 .215がとにかく悪かったです。ただ、OBP .305、SLG .391、HR 21、RBI 72、盗塁 12とゲームに貢献してはいたのですが、前年の2017年に打率.271、HR 34 を放ったのと比べると株が急落してしまったという様相でした。
下記の記事にも書きましたが、ドジャース移籍後は特に悪く、打率が.182。ポストシーズンでも大ブレーキで16打数2安打と結果が残せませんでした。
2019年は135試合出場
2019年はナショナルズとサイン。1年$9Mとメジャー契約でした。135試合に出場するも、スターターとしての出場は114試合。前半戦は2Bとしてレギュラー出場の機会が多かったものの、8月以降はアズドルバル・カブレラの加入で出場機会が減りました。ポストシーズンでも2Bはアズドルバル・カブレラが守っていた状況でした。
2019年は416打数99安打、打率.238、OBP .340、SLG .430、HR 20、RBI 50、盗塁3、四球61。前年より改善したものの本来の成績からはほど遠いものとなりました。
2016年に42HR
2015年から2017年が今のところキャリアピークの数字が出ています。2016年には42HR。2017年には34HR。2015年にはMVP投票で28位、2016年は13位、2017年は11位。2017年には2Bとしてゴールドグラブ賞を獲得。本当にこの頃のドージャーは数字にあらわれていないところでも活躍。手がつけられない存在だったと思います。
パドレスではプロファーと
今回、パドレスに移籍したことでジュリクソン・プロファーとの競争になります。ジェイス・ティングラー監督は、「長いシーズン、色々なハプニングが起こる。怪我もそう。そうなったときに、今回のドージャー獲得はオプションとして非常に有効である」とのコメントをしており、バックアップロールとしての起用が考えられます。
【パドレスの内野】
2020年のパドレスの内野の布陣はご覧の通り。
- 1B: エリック・ホズマー、タイ・フランス
- 2B: ジュリクソン・プロファー、グレッグ・ガルシア
- 3B: マニー・マチャード、ブレイビック・バレラ
- SS: フェルナンド・タティス・Jr.、ジェイク・クロネンワース
ここに2Bとしてブライアン・ドージャーが入ります。
ブライアン・ドージャーはNRIとしてメジャーキャンプには参加。開幕ロスターは微妙なところですが、仮に開幕マイナーでもすぐにコールアップされると思います。
まだ33才のシーズン。良い結果を出してもらいたいと思います。
追記:ドージャー、リリースされる
なお、現地2020年7月11日、パドレスはブライアン・ドージャーをリリースしました。ブライアン・ドージャーは60manロスター・プールからも漏れており、漏れた場合、2020シーズンはオプトアウトすると言っていましたので、今季はちょっと厳しい様相です。
そして2021シーズンも契約出来るかどうか。ちょっと微妙な状態になってきました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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