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【MLB2022】パドレス、ノーマー・マザーラとマイナーディールで合意

ヒッティング・アプローチ改善なるか!?

 現地2021年12月16日、サンディエゴ・パドレスがOFのノーマー・マザーラ(Nomar Mazara )とマイナーディールで合意しました。

 ノーマー・マザーラは2021年7月16日にタイガースからDFAとなり、7月21日にリリースされていました。その後はFAで未所属のままシーズンを終え、現時点では2021-22年の年またぎで開催されているドミニカ・ウィンター・リーグに参加中。2022年のスプリング・トレーニングで招待選手としてメジャーのキャンプに参加します。

大きな期待から成績急降下

 ノーマー・マザーラは、その名をメジャーに轟かす寸前まで行った選手。もう十分に知名度はある選手ですが、何がすごかったかと言えば、デビュー3年間の成績が素晴らしかったのです。

素晴らしかったデビュー後3年

 1995年4月26日生まれのノーマー・マザーラはドミニカ共和国出身で、現時点でまだ26才。左投げ左打ちのOFで、主にRFを守ります。

 2011年7月にアマチュアFAとしてレンジャーズとサイン。16才の時でした。翌年の2012年からプロの道を歩みはじめ、メジャー・デビューは2016年で21才の時。

 デビューイヤーからいきなりのフル稼働で、145試合に出場し、516-137、HR20、RBI 64、Run 59、打率.266、OBP .320、SLG .419をマーク。OPSは.739でOPS+は93。タイガースのマイケル・フルマーがROYに輝きましたが、ノーマー・マザーラも5位にランクイン。素晴らしいデビュー・イヤーだったのです。

 そして2年目(2017)も素晴らしく、148試合に出場し、554-140。打率.253、OBP .323、SLG .422、HR 20、RBI 101をマーク。

 3年目(2018)は128試合に出場し、489-126、打率.258、OBP .317、SLG .436、HR 20、RBI 77。

 4年目の2019年は116試合に出場し、429-115、打率.268、OBP .318、SLG .469で、HR 19、RBI 66をマーク。

 デビュー後3年連続でHR 20本、そして4年目も19本を放った期待の大砲でもありました。

2020年に急降下

 2019年12月、ノーマー・マザーラはトレードでホワイトソックスへ移籍。トレードの交換要員は左打者のOF、スティール・ウォーカーでした。現地2021年12月17日時点でレンジャーズのマイナーに所属し、まだデビューを果たしていません。

 大いに期待されたノーマー・マザーラでしたが、エロイ・ヒメネス、ルイス・ロバートという強烈な2人に後れ、さらにアダム・イートン、アダム・エンゲルからもポジションを奪えませんでした。

 コロナ・パンデミックで多くの選手が調整に苦労しましたが、ノーマー・マザーラも調整がうまく行かなかった一人で、この年の成績は打率が.228で、HRは1本のみ。RBIも15に終わりました。

 この年、調停イヤーだったノーマー・マザーラでしたが、オフにはノンテンダーFAに。

 

 そして2021年2月にタイガースとサイン。2020年は$5.56Mだったサラリーは$1.75Mに落ちました。

 2021年タイガースでは50試合のみの出場にとどまり、打率は.212、HRも3本と非常に厳しいシーズンとなり、上述のように2021年7月にDFA→リリースとなったのでした。

腹斜筋に悩まされる

 デビューから3年連続で20HRを放ったマザーラでしたが、強いスイングが影響してか、ここ2年は腹斜筋痛に悩まされ、しっかりとバットを振れない状況でもありました。

左投手 & 2ストライク後の成績が悪すぎた

 フィジカル面での故障とともにノーマー・マザーラの成績を急降下させたのは、ヒッティング・アプローチのまずさもありました。ヒッティング・アプローチとは投手をどう攻略するかという配球の読みの部分と戦略の部分。要は投手側に攻めるツボを与えてしまったような状況でした。

 特にまずかったのが対左投手の打席。キャリアを通して右投手には打率.263、左投手には打率.231。この傾向は2021年にさらに顕著となました。2021年は出場機会も減ったこともあり、極端な数字なっているのですが、右投手が打率.229だったのに対し、左投手は.095とほぼ打っていません。

 さらに、2021年はカウント0ボール2ストライク、あるいは1-2の時の打率がいずれも.111とこちらも壊滅的でした。

 腹斜筋痛もあったのでしょうが、とにかく淡白。この傾向がもっとも顕著に出たのが2021年でした。

ウィンター・リーグでは良い結果

 ただ、希望もあります。現在参加中のドミニカ・ウィンター・リーグでは、ここまで7試合に出場し、22-7で打率.318をマーク。HRはまだ出ていませんが、調整がかなりうまく行っているようです。

厳しいパドレスのOF

 とは言え、ナ・リーグ西地区を制覇しようかというパドレスですから、外野の層は厚いです。

 トミー・ファム、ウィル・マイヤーズ、トレント・グリシャムに加えて場合によってはSSを休む時のフェルナンド・タティス・Jr.も。 

 この高いハードルと競争になります。スプリング・トレーニングで結果を出して開幕ロスターを狙いたいところです。パドレスとしても、マザーラが入ればさらに層が厚くなるので、ものになって欲しいところでしょう。

プレラーGMのTEXつながり

 なおパドレスのGM職のA.J.プレラーは元レンジャーズの選手開発の出身。マザーラの若いころも知っており、今回の獲得はその素質を信じているプレラーの引きでもありました。

 プレラーはダルビッシュ投手やジュリクソン・プロファーなどもパドレスに入れていますね。

 マザーラは上述の通りまだ26才。一皮むければおもしろいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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