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【開幕遅延2020】MLBと選手会が合意したドラフト、サービスタイム(MLS)、アドバンスペイとは?

MLBとMLBPAが重要事項で合意

 現地2020年3月26日、本来ならオープニングデーでしたね。まことに残念。もし始まっていたなら史上もっとも早く設定された本土開幕はその影響がどのクラブに出たのか?など興味が尽きないところでしたが、その開幕であった日に一歩前進するかのような情報が出てまいりました。

まずは一歩

 例の流行り病の影響によりシーズンの開幕が延期になったことで各方面に多大な影響が出ているのはご存じの通りです。選手のコンディション面、選手のサラリーおよびクラブの収益などの経済面、あるいは放送、イベント、グッズなどのエンターテインメント面など。

 現地2020年3月26日、その絡まった糸をほぐすように本来開幕であった日に重要事項が決められました。

選手に安心感をもたらす事項

 現時点では肝心要のオープニングデーの日付などは当然決めることはできませんでしたが、それでも今決められることの中で、選手に少しでも安心感をもたらすことの出来る重要事項の大枠は決まりました。

  • MLBアマチュアドラフト
  • アマチュアFA
  • MLS(メジャーリーグ・サービスタイム)
  • アドバンス・ペイ

 などです。

MLB、MLBPAが合意。オーナーは追認

 スプリングトレーニングのシャットアウトとなったのが3月13日。今回の合意はそこから2週間をかけて本来のオープニングデーでの発表を目指して昼夜を問わず協議。MLBコミッショナーオフィス幹部および事務職、MLBPA(選手会)、80名にも及ぶプレーヤー達、オーナー、エージェント、クラブ幹部、労組幹部など関係者らが電話会議などで集結。交渉にあたりました。彼らの尽力ですね。

 決まったのはドラフトなどのタレント発掘について、MLS、選手への支払いなど。それにMLBとMLBPAが合意。オーナーは現地2020年3月27日に追認する形となっています。

ドラフト

 まさかスキップするのではないか?と心配されたドラフトですが、どうやら第三案に落ち着いたようです。つまり、通常3日をかけて40ラウンドまで行われるドラフトを5ラウンドで終結。時期は8月までに開催となりました。

 学年末の6月に最盛期を迎えるカレッジベースボールもその機会がありません。よって、まる1年スキップするよりは規模を小さくしてでもタレントを救おうという案に。それでも本来ならプロ入り出来た選手も1年間はなんらかの形でつなぐ必要は出てきますが、スキップするよりはまし。ざっと30クラブx5ラウンドで150人ほどはなんとかプロになれそうです。

 またドミニカ共和国などの中米の選手が中心のアマチュアFAも2021年の1月までにはなんとか再開にこぎつけるように協議されました。

MLS

 2020シーズン終了後にFA、あるいは調停資格を得ることになっている選手たちもなんとかなりそうです。この面はむしろ選手会ががんばりました。

 通常172日を1年として計算するMLSは今季はシーズン短縮であっても1年とします。オーナーはもちろん反対の立場ですが、追認することになりました。

 よって、今季終了後にFAとなるムーキー・ベッツ、トレバー・バウアーなどはシーズン短縮の余波を受けなくてもいいことになりました。

アドバンス・サラリー

 選手にとっては給与の遅延あるいは支払いされないことがもっとも危惧されるポイントでしたが、2ヶ月間に$170 Mをつかっていわば補填するということになりました。

追記:支払いの合意事項

 大事な合意事項がありましたので追記しておきます。MLBとMLBPAは、2020年に開催されるゲームの合計数、つまりすでに162試合が不可能となった2020年の場合、その削減に比例する形で給与を日割り計算にすることに同意しています。162試合が契約の100%であるので、仮にわかりやすい例として81試合開催となった場合、50%のサラリーということになります。

例 2020年が1年/$27Mのムーキーの場合

 よって例えば2020シーズンのサラリーが1年$27Mのムーキー・ベッツの場合、半分の81試合開催ならサラリーは半額の$13.5Mになるということです。

スプリングトレーニング2は4週間

 またいったん途絶えてしまったスプリングトレーニングは開幕前に4週間をかける見込みです。

当初1ヶ月のロスターは29人の可能性

 これはまだ未決ではありますが、現場の声として上がっているのは2020年から26人に変更となったろスターを最初の1ヶ月は29人にまで拡大になる可能性が大です。これはスプリングトレーニングの中断により投手の調整が難しくなったため。人数を増やすことでショートイニングから長いイニングに徐々に慣らしていく投手を増やす。投手の肩肘の保護の観点からもその方が無難だとは思います。

その他未決

 オールスターの開催など懸案事項はまだまだありますが、それでもこの日は再開に向けたしっかりとした一歩となっています。

 また何か情報がアップされれば記載したいと思います。

 オープニングデーが特定されない分、まだまだぼやっとした面も多いですが、それでも再開に向けた一歩になると思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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